うたかた花詩の「思季色を綴る覚書き」

   長野県の四季の様子を思いつくままに雑多に綴る自由ノートです。

栂池自然園①

2019-07-16 | みんなの花図鑑

栂池自然園はゆっくり歩けば一周3時間30分~4時間はかかります。途中でも引き返せるように散策コースの設計はされていますが、休憩をはさみながら存分に写真を撮ったり景色を楽しむのであれば、余裕を持って1日はみたほうが良いかもしれません。複数の休憩場所や水場が設けられているので、時間や体力と相談しつつ散策を楽しむ事が出来ます。散策コースには坂道や急な階段があるので軽登山装備が必要です。

この日の栂池自然園ではコバイケイソウ、キヌガサソウ、チングルマ、イワカガミ、イワイチョウ、ウラジロナナカマド、マイヅルソウが盛りを迎えているようでした。
散策終盤
では断続的に小雨に降られたりもしましたが、強い雨になる事もなく持ってきたポンチョを被るだけで済みました。連なる山々は見えませんでしたが、薄靄がかかったような幻想的な景色は別世界に迷い込んでしまった雰囲気があります。

☟コバイケイソウは草丈が高いので、残雪の残る山をバックに入れると映える花です。

 

    

     ☟栂池自然園の玄関口であるビジターセンターに到着です。残雪も間近で見えますね。
ビジター
センターは新しく改装されて、雨の日でも楽しめるようにボルダリング施設が作られました。他にも机と椅子がある広い休憩所があり、インターネット完備、煎茶とおいしい水が飲める無料ドリンクサーバーなどがあります。壁には大きなモニターが設置されていて、自然園の四季の様子が流れていました。

☟コバイケイソウ

☟殻の大きさが3cmくらいあるカタツムリが葉影に隠れていました。

☟清流の中でじっとしていたイワナです。

☟ワタスゲ
雨に降られた影響で綿毛がへたっています。

☟タテヤマリンドウ
薄い青色と白の2色の花色が混生していました。

☟チングルマ
中心部の黄色い色がよく目立ちます。盛りを迎えていて散策道のすぐそばに沢山咲いていました。

☟イワイチョウ
ミツガシワ科だけあって、ミツガシワの花に雰囲気が似ています。

☟ウラジロナナカマド
ウラジロナナカマドの葉は、ナナカマドと違って上半分だけに鋸歯があります。

(撮影日 2019/7/12)