うたかた花詩の「思季色を綴る覚書き」

   長野県の四季の様子を思いつくままに雑多に綴る自由ノートです。

栂池自然園へ②(自然園駅~ビジターセンターの山道)

2019-07-15 | みんなの花図鑑

 ロープウェイ乗り場である「栂大門駅」に徒歩で向かった後、71人乗りのロープウェイに乗って最終駅である「自然園駅」に行きます。約5分で到着です。平成5年までは車で自然園に登ることが出来ましたが、排ガスの影響をを考えてロープウェイの運行を開始したそうです。

 

 

☟降り場である「自然園駅」に到着しました。ここから最終目的地である栂池自然園に徒歩で向かいます。スタッフさんからも口頭での注意がありますが、自然園は広いので帰りのロープウェイの時間には注意が必要です。

☟オガラバナ
カエデの仲間になり、カラコギカエデの花数を多くして長く伸ばしたような花姿をしています。

☟ミネカエデ
パッと見、食虫植物ような印象がある花です。

☟ミヤマクワガタ

☟ミヤマキンポウゲ
平地で見られるウマノアシガタよりも華やかな感じがします。

                    ☟ツマトリソウ
小さい花ですが形が整っていて清楚な感じがします。ツツジ科のアカモノと一緒に咲いていました(2枚目)。アカモノも写真に撮りましたがピントが甘かったので、投稿は見送りました。

☟ゴゼンタチバナ
白い花弁に見えるのは苞で、中心部に花があります。

                    ☟ツボスミレ
葉に微毛が生えるというミヤマツボスミレかと思いましたが、葉を触ってみたところツルツルしていたので普通のツボスミレかな? 写真を整理していたら、右上にスズムシソウの花が写っているのに気が付きました。緑っぽい花は見落としていたかもしれません。

☟サルオガセ
帰りに撮ったサルオガセです。とろろ昆布みたいですね。

(撮影日 2019/7/12)


ズダヤクシュの花も咲いていましたが、写真が撮りづらい場所に咲いていたので今回はあきらめました。

いよいよ最終目的地の栂池自然園です。


栂池自然園へ①(栂の森駅~栂大門駅の山道)

2019-07-15 | みんなの花図鑑

長野県小谷村にある栂池自然園に行ってきました。まずは栂池高原スキー場に向かい、ゴンドラとロープウェイを乗り継いで栂池自然園へと登って行きます。お目当ては、オオシラビソの球果と本州で一番遅くに見られるというミズバショウ、丸いワタスゲの花、各種高山植物です。
山は厚い雲に覆われていていましたが、ゴンドラ乗り場のスタッフの方によると、自然園では雨は降っていない模様。雨が強ければ引き返そうと思っていましたが、大丈夫そうです。

 


☟ゴンドラ乗り場である「栂池高原駅」からゴンドラに乗り、厚い雲の中を突っ切って「栂の森駅」で一旦降ります。ゴンドラの窓から外を見ると、頭頂部付近に実をつけたオオシラビソを見る事が出来るので、期待感が高まります。約20分で到着です。乗り場近くの栂池雪の広場では、バーガーキングのお店がありました。調べてみると、今現在では長野県唯一の店舗みたいです。

 

☟降り場である「栂の森駅」に到着しました。ここからロープウェイ乗り場である「栂大門駅」に徒歩で向かいます。駅の近くや道中では各種花を見る事が出来ます。

☟ツルアジサイ

                    ☟タニウツギ
今頃この花が見られた事に少し驚きました。標高が高いので当然と言えば当然なのですが、目を引く花です。

☟カラマツソウ
花弁は無く花糸とがくのみの花で、がく片は早い時期に落ちてしまいます。

☟カンチコウゾリナ
平地で見られるコウゾリナと違い、総苞や茎は白と黒の毛に覆われています。

☟ハクサンチドリ
花が少し傷んでいました。

☟ノビネチドリ
まだ花は完全に開いておらず、もう少しという感じです。

☟ヒオウギアヤメ
コチャバネセセリが吸蜜に来ていました(2枚目)

(撮影日 2019/7/12)


次はロープウェイ降り場からです。