うさたろうの 気儘なフランス散歩

2年の予定が丸7年。赤貧学生としてのフランス生活にも終止符。約4年8ヶ月続けてきた日記、改め、気儘なフランス散歩…

金曜日の夜らしい、ささやかな幸せ感

2006-04-15 05:48:03 | フランス(日常用品・日常生活)
今日の写真は、この時期典型的な街のパン屋さんのショーウィンドー
そう、復活祭前なので、卵やウサギ型のお菓子(特にショコラ)がそこら中溢れているのです。
(…一応「うさたろう」ですからね、同類に何となく声をかけられて、ついパチリ。)

復活祭は、子供たちにとって大変嬉しい行事。
なんたって、大好きなチョコレートがたくさん食べられるのですから。
パパやママが、卵の形をしたチョコを家(庭の中)に隠して、それをいくつ見つけられるかを何人かで競うのです。勿論、見つけただけ自分のものになるし。

そんな楽しみとは縁遠い外国一人暮らしですが、黄色(タマゴの色)や若草色が氾濫することもあり、気持ちはやっぱり華やぎます
最近、気温もだいぶあがってきましたしね!



ところで。
今日は、夜チョコッと運動をしてきました。
やっぱり、汗をかくって楽しいですね
ホント、気持ちがすっきりします。
…今日は全然勉強が捗らなくて(←実は、一時はまった数独、簡単なのには目もくれないのですが。「悪魔的」とか書いてあるとついトライしちゃうんです。目に入ると勉強そっちのけでやってしまう最近。何故?誰か止めて~!)ちょっと自分にイライラしていたのですが。
出かけるのも億劫だなぁ、という気持ちを吹っ切って、体を動かすと、あぁやっぱり気持ちい~い

帰宅するなり、ビール!お夕飯!との思いをはねのけ、とにかくシャワーを浴びました。
これまたサイっコーに幸せ!と感じるひと時だったりします。(こんなことで幸せを感じられる私って、単純…)
で。
やっぱり用意が悪くて、簡単につまめるものがなくてガックリしながらも、とりあえずサラダで、ビール!
ぷは~っ!おいし~っ

というわけで、今日は早い時間なのに、既にすっかり心地良くなっている私。
(って、いっつも晩酌してるんですけど、ね。。。運動すると、やっぱり開放感・脱力感が違いますよね。)

今日の分の勉強なんて、明日にしよ~っと
…今からテレビでも見て、本でも読んで、ゆ~ったりとした夜を過ごしたいと思います。
あ、明日はやらなくちゃいけないことが山盛りだ~!というのは気がつかないふりをして…。

街は復活祭の装い

2006-04-14 06:28:44 | フランス(日常用品・日常生活)
今朝、例によってフリーペーパーを最寄りの地下鉄駅でもらってきました。
ブラブラ歩きながら、そのうちの1誌の一面を見ると。


「Tamagotchis」の綴りが目に入りました。
え?変なの、日本語みたいじゃん、”タマゴ”なんてね…。
とよくよく思ったら、なんと「たまごっち」のことじゃありませんか

フリーペーパーとはいえ、1面(小さいけど)の下半分に、タイトルと大きな写真。
そんな大きな出来事?一体何ごとぉ?

とにかく、とっても短い記事でかつ簡単なので訳してみます。

<第2世代のたまごっち、繁殖中>
首尾上々。おもちゃ製造のバンダイ社は昨日、たまごっちプラス‐2004年5月に発売された、育てる仮想ミニ動物の新ヴァージョン‐が、世界中で2000万個発売されたと発表した。この子供向け電子ミニアニマルの最初のヴァージョンは、1998年から2004年の間に、4000万個発売。「たまごっちプラス」は赤外線のインターフェイスを持っているので、2匹の動物が、一緒に遊んだり、プレゼントを交換し合ったり、甘い言葉をささやきあったり、恋に落ちたりすることができる。


なぁんだ。大したことないじゃない。
余程ネタぎれ?
って、そういうわけでもないんですよね、この手のフリーペーパーはよく海外のそれほど大きくない記事を、読者が面白いだろう、と思って(←かどうか知りませんが)をとりあげるのです。
今はイースター(=復活祭。今年は16日)の前だし、多産がシンボルであるヒヨコやウサギのお菓子(特にチョコですが)などが街中を彩っているのに、少しあやかったのかもしれません。


それにしても。全く、知りませんでした。
たまごっちなんて、もうずいぶん前のモノだ、と。(記憶が薄らいでましたもの。思い出しても10年くらい前かと…でも。その頃は子供向けというより、大人も、じゃありませんでしたっけ?)
それが、息長く、今もって、進化し、愛され続けているのですね!

ふ~む。
ほのぼの感心しながら、ひょっとして、このたまごっち、日本より他の国のほうが今では人気があるのじゃないかしら、と思ったりしてました。
だって、日本は他にもいろいろ遊べるものがたくさん開発されているじゃないですか。

それにしても。そんなに流行っているんだったら、(きっと多分そんなに高価でもないんでしょうね?)これを一時帰国したときの、高校生向けのお土産に買ってくればよかったなぁ。(これだったら私にも迷わず買えたかも!)
逆だったら、バカにされるかもしれないけど、まだフランスのティーンエージャーには物珍しいものだと思うのです。
…次の一時帰国でも、まだ新しいモノと喜ばれる可能性もあるかしらん?と一応メモしてみたりしたのでした




今日の写真。サイテーのピンボケ。これじゃあヤッパリ全然わかりませんね、何の花だか。
…昨日の木の花、アップで撮っていたのを一応載せてみたのですけど。
明日、もっと背伸びをして撮ってみまぁす。
(失敗したら載せません。。。)

今日も、うなだれのウサなり。

2006-04-13 06:34:18 | Weblog
…本当にガックリきちゃいます
パソコン関係の記事を読むと、自分が現代社会に棲息していてはいけないくらい頭が悪いのかしらん?と思ってしまう。(多分、ソートーいかれているのかもしれませんけど。)

「入門者向け」とか「初心者向け」と書いてあるにもかかわらず、知らない単語が次から次へと出てきて、挙句の果ては、糸口さえ見失い、自分がどこで迷ったかさえがわからなくなってしまうのです。
本当に、親切ぶって(←失礼!)書いている専門家の皆様は「入門者」の気持ちになって、或いは「頭」になって書いているのでしょうか
…それとも。こんなふうに感じるのは私だけ(=やっぱりソートー、駄目!ってこと?)かしらん?

今日も、また突然、「お気に入り」に登録したサイトのアイコンが、全部同じ、つまりインターネット・エクスプローラーのデザインになってしまい。
これまでもよくあったのですが、実害は勿論無いので放っておいたのですが。
やっぱり、それぞれ個性のあるアイコンのほうが楽しいし、わかりやすい。と、猛烈に、元に戻したい気持ちにかられました。

でも。
どうやって戻すんでしょ?
何がいけないんでしょ?

すっごい初歩的なことなんだろうな、と思いながら、とりあえず、テキトーに言葉を組み合わせて、ググッてみることしきり。
それらを解説しているサイトの相当数をいろいろ訪問してみるのですが、まるで得るものなし。
それでも、何とかこれなら日本語として理解可能と思って、勧めに従おうと思ったものの。
「何をこうしてどうする」と記載してある、「何」も「こう」も「どう」も、全然ピンとこないのであります。

挙句の果ては、変なソフトに引っかかったようで。泥沼状態化してしまいました…。
あぁ!ナンという時間の無駄遣い。。。


いつか私が理解したときは、ぜひとも”ホンモノ”の「初心者向け」解説を書きたいと夢見るくらいですが。
未だに自分が闇の中、いつまで経っても進歩がない自分に嫌気状態ですから、これは私の老後の夢・楽しみなのでしょうか???

それにしても。
悔しい
どなたか、アイコンのデザインを、オリジナルに戻す方法、宇宙語ではなく、子供でもわかるような言葉で書いてあるサイト知りませんかぁ?




写真について一言。
…近くのとっても小さな公園のそばを通ったときに、目が留まり、思わず惹かれて撮ってきました。(でも、出来はいつもながらヘナチョコ…)
梨の花?でしょうか??
桜にも似たその風貌、花の可憐さにこれから来る季節の楽しさを予感させれますが、相変わらず寒い!パリ、なのであります。

ダイエットとの縁遠さを感じつつ

2006-04-12 07:17:39 | フランス(食べ物・飲み物)
今さっき帰って来た(夜の11:30過ぎ)のですが、夕飯は未だ、お腹ペコペコです。
でも。何も食べるものがない。。。
冷蔵庫の中を探しても、缶詰類のストックを見ても、こんな夜中に食べるような気の利いた手間いらずの食べ物がな~んにもないのです。
今から開いているカフェに行って、一人で食べる気にはならないし。
そんなにボリュームはなくていいのです。
こんな時間にたらふく食べたら、ただのデブの素でしかありませからね。

う~む、む
食欲に気をとられて、今日のブログに書くことの印象がドンドン薄くなってきました。
本当は、メトロなどで会う物乞いさんたちの話を書きたかったのですが。
…今日はちょっと変わったヒトにも会ったし。

でも。
今、気持ちは只管たべもの
そ、お腹だけならまだしも、実は喉もカラカラなんです。
ビールをクイッと飲みたいけど、そしたら何かきっと食べたくなるのは必至。

とりあえず、気を紛らわせようとブログを書き始めたところですが。
あ、そういえば、まだ載せていなかった写真があったかも、と思いつきました。
地方料理を食べさせるレストランで。
これはメインで取った「牛肉と人参」(←という名前だったんですぅ、本当に。「ブッフ キャロット」)です。
運ばれて来て吃驚り、でしたけどね。
正にその通りすぎるんだもの。

ソースがとても美味しく味わい深いものの、優しかったので、こんなに食べられないよ、と思いつつも、バクバクいただきました。
…飽きるかなと思ったのですが、にんじんは大好きだし、牛肉もまるでシチューのような感じで。
最後のほうは、ソースにパンを浸しながら食べてたし。

こういう家庭料理のようなフレンチ、私は結構好きです。
味が変に濃くないのが嬉しい。(私は薄味好みなんです。)

本当は、フランスにいる間、お料理教室に通いたかったのですが。。。
…前の街で、そういったサークルがないか市役所に聞きに行ったところ(こちらは結構そういうことに関して市役所が役に立つのです)、「う~ん。。。フランス料理のサークルはないんだけど。中華料理なんてどう?」と聞かれて…。
中華料理も好きだし習ってもいいけど、でも折角フランスにいるのに、わざわざ中華?と、料理のお稽古事は断念しました。

パリに来てからは、あまり時間もないし、少し調べたところ、やっぱりお稽古料がやっぱり地方料金とは違うようで。あきらめ

それにしても。
こんな写真を見ていたら、ますますお腹が空いてきました。
このまま眠れそうにありませぬ。

やっぱり、何か作ろう。。。
あ!先日日本から出張にいらした友達の旦那様からいただいた、明太スパゲティのレトルトソースがあるじゃありませんか

。でも、パスタ切れてる…。
乾麺(←おうどん)ならあるから、ま、それで代用しましょうか。
しかし。
そんなもの食べ始めたら、ビールだけではなくワインに移行しちゃいそうですねぇ
って、もう真夜中過ぎてるけど、ま、休暇中(←教育機関は、所謂「イースター」の休みなのです。フランスを3つのゾーンに分けて、1週間ずつずらしてのお休みで。今年パリは1番最初の休暇ゾーンになっています)ってことで、ヨシにさせていただきましょう。。。

結局、何も変わらなかった…

2006-04-11 03:58:17 | フランス(教育・学問・社会)
今日、既に先日公布された法律の1部である、例のCPE(初期雇用契約)の箇所が、別の若年層雇用対策法案(具体内容は今後)に「置き換えられる」ということになりました。ド・ヴィルパン首相は「撤回」という言葉こそ使わなかったけれど、事実上の撤回・廃止です。

最近の止めを知らない反対運動の広がり・激化に、政府のこの措置は予想しえた、致し方ないものだったかもしれませんが。
実際、このような結果となったことに、私は些かの落胆の念を禁じえません。
CPE自身は、それほどいい対策だとは思わなかったし、深刻な疑問点もあったけれど、今のフランスには皆の価値観を変える大きな変革が必要だとずっと思い続けてきたものだから。

特に最近は、こんなことに莫大なエネルギーを消費するのは無駄遣い!と憤りを感じていました。
そのエネルギー、是非他に費やして、名実ともにEUの主導国の1つとして確立して…。

今回の一連の顛末は、今後に、大きな不安と不透明感を残した気がします。
…アメリカへの憧れを持ち、僻みにも似た感情で、自分たちの古くて良い部分は壊し、悪くて都合のよいところだけを意固地に守ろうとしている。そんな感じに思えるのです。

とにかく。
この2ヶ月あまりにつぎ込まれた大きな損害、ただ負だけが残った、とならないよう、今からどうなるか?
失望感を感じながらも、フランス大好きな一外国人学生の立場でシッカリひっそり見守っていきたい、と思っています。
ただ。明日予定されていた学生運動は、一応答えは出た(彼らにとっては勝利の)にも関わらず、続行される模様。なんとも、ヤレヤレ、です。



ところで。
話がコロッと変わりますが。
最近のパリは、相変わらず気温が上がりません。
日中の陽だまりはともかく、早朝などは本当に4月なの?というくらいの気温です。
それでも、街の装いは確実に春らしくなっているのも事実。
…今日の写真は、チュイルリー公園のモクレンです。
これまた、日本の花だと勝手に思っていた私は、何となくノスタルジックな想いが掻き起こされるのです。

驚きのイタリアン

2006-04-10 06:34:29 | フランス(食べ物・飲み物)
今日は、かなり驚きの夜なのであります。

というのが。
「フランスで、イタリアンは何があってももう2度と食べないぞ!」と思っていたのが根底から覆されたのです。(←また食べ物のお話で、あいすみませぬ!)

とにかく。フランス人の味覚には、触感という分野がない!(←経験上、99%確信しております)のですから。

「イタリアンと言えば=パスタ」という図式が、当然かつ必須なはずなのに、ここフランス(隣国のくせに!)ではぜぇ~ったい!!!ありえない。(ピザが美味しいところは結構あります。)


ところが。
ある日。とある、仲良しの日本人の奥様から、
「美味しいイタリアンパスタが食べたいのよね~」と言われ…。

むむむ。。。
よほど「我が家にどうぞ!」といいたかったのですが。
ちょっとそれも自意識過剰

というわけで今日ご一緒に、とある、古めの日本の雑誌に載っていた「パスタが美味しいイタリアン」(ほんとぉ?とかなり半信半疑でしたけど)に行ってみることに。


地図をお見せすると
「あ、この近くに昔住んでいたのよ。」
の一言。
びくぅ~ん
「このお店もまずかったです?」と恐る恐る聞いてしまったウサなのであります…が。

幸い、件のお店は入ったことはない、とのこと。
従って、店先のメニューを吟味した上、「ま、これも経験と思って…」とドアを潜りました。

7:00過ぎだったこともあり、人もまばら。
余裕をもって、何を食べるか迷うことが出来ます。
…今日もまた真剣にメニュー検討をしちゃいました

まずは大好きなカルパッチョを、二人でシェア。
その後、それぞれパスタに。
(日本人は基本的に少食につき、2皿目は堪忍してもらいました。)

そして。
私は、折角なので、積極果敢にスパゲティで初志貫徹=ペペロンチーノもどき(名前忘れました…)をオーダー。
連れの奥様は、タリアッテーレで、何とかかんとかを。(←スミマせぬ、該当のフランス語知らなかったんです。)

オーダーを聞きに来たギャルソンに、どうせ聞いちゃいないだろうなと思いましたが、「しっかりアルデンテでね!」と2度確認しちゃいました
そして。
それを本当にわかってくれたのか、イマイチわかりませんけれども。



少なくとも、初めて!なのであります、フランスでパスタが「かなり、美味しいわん!」と嬉しく思ったの…。
というか、それ以上。
感動しましたよ。ホント。

こちらのレストラン、週末以外であれば昼間のセットメニューもあるようで。
この水準であれば、かなりお得?



フランス人も、やればできるのか?
或いは、イタリア人シェフだから当たり前にできたのか?
…今日のところは全く判断つきませんが、確認がてら再来店してもいいな!と思っています。




実は。
そのパスタの写真をお見せしたかったのですが。
何故だか、件のイタリアンレストランで撮った、全ての写真が保存できません。


仕方なく。
今日行われた、国際パリマラソンの行程で撮った写真を掲載します。
背景に見えるのが、バスティーユの彫刻。
たまたま、トップが走り抜けるのをこのスポットで見たのですが(あまりに急だっため写真は撮れず。)用事を済ませて2時間後に通った際はこの有様でした。
フルマラソンの長さ(辛さ?)がしのばれます。

って。
殆ど、この写真の人たちは歩いてましたけどね。
参加することに、大いに拍手であります。
42.195キロなんて、私には生きている世界が違うような気がしますもの。

フレンチ堪能

2006-04-09 03:34:35 | フランス(食べ物・飲み物)
やっぱり昨日のことって、あんまり書く気がなくなりますね
ちっぽけな出来事でも当日のことが書きたくなります。

ん。でも、自分で後で思い出せるように。。。
昨日のお食事のことを、チャチャッと書いて今日の日誌にします。
…昨日も冒頭に短く書く、と言っておきながら、ナぁンだ、結局それなりの長さじゃん、と今日になって反省
ホント、全然進歩がないのよね…。イヤになっちゃう。

さて。
昨日のディネ、ウィズお友達の旦那様。
予約の時点では気がつかなかったのですが、お店に向かう途中、「ひょっとして?」と思い始めました。
昨夏、以前勤めていた会社の先輩たちが遊びにいらした際、その会社のパリ駐在員氏に連れて行ってもらった同じレストラン、かも。

ハイ、大当たり~
気取らない感じだけど、店内はゆったりしていて落ち着く。
そして、大事な味の方もなかなかグー!だった、と記憶しています。
…やっぱり会社は違っても、日本の駐在員さんの口コミとかってあるのかもしれませんよね。



さてさて。
元々ずっ~っとイタリアワインから嵌りきっている、私の昨日の連れの旦那様は、フランスに5年駐在している間、フランスワインにもすっかり玄人はだしになられました。
(日本のご自宅には120本入りのワイン冷蔵庫が2台。それから既にはみ出ているそうです。今回も、日本に戻る前(今日の午前中)買うのは12本まで、と決めてきていらっしゃると。

私が思いっきり真剣に料理に迷っている間、「久しぶりにワインリストをみながら勉強」とおっしゃいます。
…それを聞いて、また相当な時間、メニューと睨めっこしてしまいました。
だって。。。本当に前菜からして、大いに迷っちゃったんですもの。
フォアグラ、ホタテのカルパッチョ、エスカルゴetc…

真剣にメニューに没頭している際、最初の1本目からボルドーの赤・軽めにするよ。というお話。
となると。
メインは、やっぱり何が何でも肉!∴アントレは海鮮系で行きましょう、っと。

結局、それからもさんざん迷った挙句、4月だというのに、この冬1度も食べる機会のなかった牡蠣に決定。
だって、産地もサン・マロ近くのカンカル産と書いてあったんです。(1昨年前の夏に浜で食べたここの牡蠣の美味しさが未だに忘れられないのです!)


それにしても。出てきて吃驚りしましたよ~。
まさかちゃんと半ダースも乗ってくると思わなかったんですもの。
せいぜいガラスの器に牡蠣が2個ばかり、そして彩り程度にほんの少しのフォアグラ、とイメージしていたのが、

ど~ん
写真の通りでありました。(フラッシュのせいで下の海草がチョッとグロテスクですね。でもこれは食べないし。間接照明の下では風貌ももっと素敵です。)

もうこれは気取ってないで、ワインを楽しみながら、モリモリいただくしかありませんね。
…フォアグラのスライスが上に乗っているだけでなく、牡蠣の下には牡蠣の塩エキス(?)で味をつけたベシャメルソースみたいなものが付け合わされていたので、前菜だけでもシッカリお腹に。



メインには仔牛のフォア(肝臓)を選びました。
ソースの名前を忘れちゃったのがナンとも残念です。
クリーム系のソースなのですが、しつこくなく、すっごく美味しかった。
ソースの中に横たわっていた、トロトロの葱も、う~ん、美味しい!うふっ幸せ、って感じ。

勿論、チーズも数種類しっかりいただきましたよん。

デザートには、自家製のアイスクリームとシャーベットの盛り合わせを食べ、久しぶりに本物のフレンチを食べた気がしたのでした。


ほぉんと。やっぱりたまにはいいものですねぇ。。。
…貧乏学生じゃなければねぇ。
たとえ一人ぽっちでも、時々レストラン経験を積めるような境遇にいれればな、と切なく思ったりするのであります。

楽しい週末の始まり。。。

2006-04-08 08:46:01 | フランス(食べ物・飲み物)
ハイっ、今日も終メトロで帰宅しましたぁっ

もう、眠くって、シャワーも浴び、既にお休みモード全開なのでありますが。
明日午前中の更新も難しそうなので、短~い日誌を一つ。



今日は、授業があったにも関わらず、担当教授主催のセミナーがパリ郊外で行われたのに終日参加。
5:00には終わる予定だったのですが。
勿論、敵は当然のように「フランス時間」。

9:30始まりと謳いつつ、勿論その時間にいたのは少数派だし、討論好きの彼らのお蔭で終了時間は1時間遅れの6:10でありました。
…これっていいほう?!



しかし。今晩は大事な予定があったのです。
セミナー終了後、すっ飛んで帰りました。



昨年帰国された、前の街でお世話になった駐在員さんご夫妻の、旦那様がスイス出張に。
その帰りがパリ寄航、食事でも一緒に、と誘われていたので、大慌てに洋服を着替えに帰宅したわけです。



あれ~!
仲良しの友達である奥様へのお託に、チョコレートを買う時間がないよ~



着替える時間もそこそこに、久しぶりにフランスの街を真剣に走っちゃいました。
だって。
フランス人相手だったら意に反して少々遅れても納得するけど、何しろ今日の相手は仕事途中の「日本人」ですからね。
ヤバイ!

それでも、考えていた通り、美味しいといわれるチョコレート屋さんを2軒周り(もう1軒は昨日購入済み)、3つの小箱を持って、予約したレストランに向かいました。



それにしても時間ピッタシ過ぎたわん!と泣きが入りながら、とある駅で地下鉄を待っていたところ…。
ナンと。
その地下鉄に、件の旦那様が乗っているのが目に入りました


ホームを走って、その車両に乗り込み
「こんばんは~!お久しぶりです!」
…とにかくホッ。
少なくとも遅刻はしませんでした。。。





というわけで。
本当は、そのお食事のお話をしたいのですが。

でも、そうなると。
例によって長くなっちゃうんですよね。。。
明日気分が乗れば&大したニュースが無ければ、ゆっくり書くことにして。





とにかく、ですね。
ワインにものすご~く造詣の深い、その方のチョイスで、最初っから赤ワインを2本オーダー。
勿論、綺麗に飲み干しましたとも。

日本やフランスの政治のことなどの話に花が咲き、お店を後にしたのが12:00近く、でありました。



「眠くなっちゃったよ~!」というお友達の旦那様がタクシーに乗るのを見送り、私は近くのメトロの駅に急ぎました。
と!
丁度12:00だったんですね。
だぁ~いすきなエッフェル塔が輝く時間



というのが今日の1枚、であります。
グラニュー糖がかかっているような感じですが、結構かわいく撮れてるでしょ?
(もちろん、私のヘナチョコ写真より肉眼のほうが数倍綺麗に見えますけど。)



うふっ
美味しいものを食べて、エッフェル塔に満足して…。
お蔭様で、今晩はぐっすり眠れそうです。

学校帰りに中華街でランチ

2006-04-07 04:49:36 | フランス(食べ物・飲み物)
今日は午前中のみの授業。帰りがけに、近くのアジアスーパーに寄ってお米を買って帰る!と言ったら
中国人のクラスメートが「僕も買い物したいから一緒に13区の中華街行こうよ!」と。

お腹も既に空いていたし、あまり乗り気もしなかったのですが、午後の用事もなくなったことだし、お天気もいいし、「ん、じゃ行く!」と連れ立って13区の中華街のスーパーに向かいました。

平日のこんな早い午後の時間に来たのは初めてかも。
うわ~、結構空いているじゃない!
これはお買い物しやすいわ
それに。
ナンだか先日より品物が増えた気がする。


これと言って買いたいものは、お米と大根くらい、しか思いつかなかったのですが。
一応全部見たい。



学校の帰りに荷物が山になるのが嫌いな私。
結局、その友達に勧められた中国乾麺とポン酢を追加したくらいで、他の商品には手が伸びませんでした。

「あれ?野菜とか必要ないの?」
うん、食べなきゃいけない野菜が家にあるし。冷蔵庫小さいから買い置きできないんだもの

料理を殆ど知らない、その中国人の友達は、それでも簡単に食べられる野菜や果物を結構買っていました。
袋が4つくらい?



そんな彼に、スーパーを出るなり、私は
「ね、もう1:30過ぎてお腹ぺこぺこ。この近くでお昼を一緒に食べていかない?」と。
「え~!?こんなに袋持って?どうして先に言わないんだよ。」
…そんなこと言われたって、入る前はそんなこと考えなかったんだもん

しかし。彼もお腹が空いていたのでしょう。
「OK、わかったよ。行こうぜ。でも何処で食べる?」
「う~…何が食べたい?」
「何でもいいよ。この辺りで、僕はベトナムのフォーくらいしか食べたこと無いからさ。ウサに任せるよ。」

と言われてもねぇ。
私だって、全然知らないんです、ベトナムレストラン以外は
あ、1軒中華を思い出しました。
というわけで、二人でスーパーの袋をぶらさげて、そのお店にゴー。

何食べようかな?
焼き餃子とね(←北京風餃子)、うふっ

…またスープそば、を選んじゃいました。
具は鴨にしようか迷ったのですが、今日はチャーシューに。



それが今日の写真です。
実はもう食べ始めちゃってから、慌てて撮ったので。
イマイチ美味しそうに見えませんね、ポリポリ。。。



麺が私の想像していた細麺じゃなかったのがチョッとがっかりですが。
スープのお味と、チャーシューはグー。

チャーシューの量の多さに吃驚りしました。
この麺の下にゴロゴロ。
お蔭で、お腹一杯!あ~満足

思いがけずゆったりランチの1日でありました。



…昼間はそれなりに暖くなったのですが、また朝の気温は0度?1度?そんな感じです。マイナスの街もあるんですよ。。。
ホント、今年の春は、なかなか思わせぶりばかりで、本領発揮してくれるまでいま少し待たねばならないようです。

早く春を感じたいな。

2006-04-06 05:15:47 | フランス(日常用品・日常生活)
日本には「花冷え」という言葉がありますが。
フランスにも現象としては存在するのかもしれませんね。

ここ数日、漸くお天気がよくなったのですが、南仏のようにはいかないようで。
パリはイマイチ気温があがりません。
というか、う~。。。寒いよぉ
私としては手袋必須!くらいなのですが、流石に4月よね?と思うと、悴んだ手をポケットに突っ込み、肩をすくめて足早に歩いている毎日だったりします。
空は青く、日は長く、そろそろ夏の到来を夢見る時すらあるのですが。

とにかく、この寒さ、何とかして~!
ドイツに近いアルプス地方は、また大雪に見舞われたらしいですし。
…先日消した暖房も、逆らわず、早速電源をいれ高温指定にしているウサなのであります。



それでも。
日本に春が来たように、こちらでも桜が咲き始めました。
最近、街を見回す余裕もあまりなかったのですが、昨日、いつもの道沿いにある小さな公園に花を咲かせた1本の桜の木が目に留まりました。
…ということで、今日忘れずに撮ってきましたよん



実はフランスに来るまで、桜というのは日本の樹で、こちらにこんなにもフツーにあるなんて考えもしていませんでした。
外国にあるといえば、ボストンのみくらい。なぁんて思っていたんですよね。

ところが。
前住んでいた街に、桜並木があり、初めての春にオォッ~!と驚きました。
勿論、日本のそれとは種類も違うようで、野性味を帯びて花が小さめですけど。
最初は、似て非なるものかとも思いましたし、3週間くらい咲き続けるのに、これはヤッパリ桜じゃないよ!と思ったりもしましたが。


まぁ、そういうことでは、誰も樹の下に陣取って、花の命の儚さを惜しみ、宴を張るなんてことはしないわけで。
というか、この気温じゃ、やっぱり私も遠慮させていただきたいです、ハイ。。。



…せめてもう少し気温があがれば、桜の樹がたくさんある公園に花見がてらブラブラ散策に行きたいなとは思っています。
そういう意味では、長い間咲いているので慌てなくてすむのがありがたいかもしれません。

最近の雑感あれこれ…

2006-04-05 09:14:27 | Weblog
今日は昨晩の寝不足もあり、夜の予定を変更しようかな?と迷ったりもしたのですが。
結局予定通りこなす羽目になりました。
帰宅は…
ハイ、終メトロも過ぎたこんな時間にフランス人に車で送ってもらってのご帰還、と相成りました。。。

お肌によくないよ~
…普段は、1:00前にはベッドに入るようにしているのにぃ~。もうすぐ2:00…
即刻シャワー&ベッドにゴー、の気分なのですが、何しろ最近のズル=明日の昼間にブログ更新できる時間もなさそうだし、とりあえず今、手短に記しておきたいと思います。



しかし。(話がコロコロ変わりますが。)
ブログの訪問者数が今日は激減、なのです。ちょっと気分が萎えているかも。
…最近は来てくださる人数も落ち着いてきたなぁ、とそれなりに満足していた私は、正直言って少しばかりショックだったりします。
だって。
しかも今日はいきなりいつもの約3分の1だったんですもの
勿論自分のために書いているので、我関せずと行きたいところなのですが。
結局、訪問者数がモノグサ自分への励みだったりするわけで。う~む。。。
…それにしても一体どうして日に寄って、こんなに変わるのかしらん?



ということはどうでもよいのでありまして。
ところで。先日に続いて今日の大規模な、「初期雇用契約」法案、モトイ、法律に対する全国的反対運動は、弱まることを知らなかったようです。
でも。
私は幸いあまり影響を受けない1日を過ごすことができました。
遠くの叫び声やら、緊急自動車のサイレンは何度か耳にしたような気もしますけどね。



さてさて、今度こそ本当に閑話休題。
今日の短い主題に移りましょう。

そ。最近、たまたま、ここパリで着物を来ているヒトを幾度か見かけることがありました。
しかし。
何故か、目を背けたくなる場合が多いのですよ。
ホント、つい、憂えちゃいます…。

こちらで着物姿を披露するなら、それなりに素敵に、そして決して特別高価でなくてもいいのですが、素敵な着物を着ていてほしいと、願っている私は、憤りすら感じる有様
見るからに、安物をこれみよがしにあきれるほど崩れた着方をしている姿に、呆然とします。
本当にあなた日本人なのぉ?

私も、魅力ある日本の文化を是非フランス人に紹介していきたいとは思うけど、間違ったものを提示するのはヤッパリいやです。素敵な本物を正しく…
こういう類の方々に対しては、一体何考えてるの?よっぽどこざっぱりしたお洋服を着ていたがいいのに、なんて思ってしまうわけです。(←余計なお世話!といわれちゃうかな?)

そういえば(とまた話が飛びますが)、ある時、たまたまヒトに誘われて、とある集まりに行ったのですが。
どちらかといえば、その中の、フランス在住の長い日本人女性たちの主たる装いに驚いたことがありました。
…着物姿の方もチラホラいたのですが、そのかたがたの相当「…!」(絶句)の着物と着方に、本当にショックを受けたものです。

まぁね、私の価値観がいい!と押し付ける気もないのですが。
文化の紹介にもうちょっと責任を持って欲しい、と思うウサだったりするおでありました。

あれ~!もう2:00回ってる!

焼肉パーティー(?)

2006-04-04 20:16:41 | フランス(人)
昨晩は、先週初めて一緒に食事をした日本人のお友達を招いて、ウチで焼肉をしました。

本当は、台所の水周りが直ってから来てもらいたかったのだけど(→いつでも工事が入れるよう台所のものを部屋に移動させたままなのでチビッコ部屋はモノだらけ&お湯なしで洗い物は結構大変なんですよね)、彼女が一時帰国する前に、強行することに。

この間話したとき、日本に帰ったら「まず焼肉が食べたい」くらいよ。というので、
「え?どうして? 私、焼肉なんてしょっちゅうやるわよ。手前味噌だけど自家製タレが意外に美味しくてモリモリたべちゃう。今度ぜひ家に食べにおいでよ。」ということになったのでした。



今はとにかく料理がしにくい状況なので、つけ合わせなんてほうれん草の胡麻和えのみ、後は焼肉だけです。
しかも、野菜焼きに関しては、私の持っている電気が熱源のボロ鉄板だと美味しく焼けないので、台所のコンロで焼いたものを逐次持ってくることにしました。



彼女はつい最近引っ越したばかりで、昨夕は前の大家さんと引渡し確認の約束があり、電話がかかってきたのは7:00過ぎ。
今からメトロに乗る、
わかった、じゃ駅まで迎えに行くね!


基本的にこちらは、住所だけでどこにでも行き着くものなのですが、1階のインターフォンは壊れている上、建物の2番目のドアは体当たりで入らなくちゃいけないので、いろいろ説明するより迎えに行ったほうが手っ取り早いのです。


何もいらない!と言っておいたのに、ビールとお菓子を持ってきてくれました。
ビールは私の好きなレフ
後で飲もうと、早速冷凍庫にいれ、とりあえず他のビールで乾杯しました。


お肉は、豚と牛、それぞれステーキ用なのでタレつきじゃなくてもとっても美味しく食べられます。
従って、最初は塩で焼いたものを大根おろしで食べました。
…彼女は、豚さんの美味しさに吃驚りしていたみたい。

その後は、タレに漬け込んでおいた肉を、お皿に盛り直すのも省略させてもらい、そのままタッパーウェアごと食卓へ。
焼けたお肉をサンチュ代わりのレタスに巻きながら、う~ん、ヤッパリ焼肉って美味しい
(い~加減な私は日によってタレの味が変わるのですが、ま、自画自賛なりともそれなりに美味しく食べられればいいかな…)



予想通り(?)赤ワインは1本だけでは足りず、2本目に。
途中、もって来てくれたレフで休憩(?)しながら、おしゃべりしつつ、モリモリ食べ続けました。



…用意するときは、多分余るだろうな、と思いつつも、買ってきたお肉を全部薄切りにし、塩で食べる以外はタレに漬け込んでしまっていたのですが。
実はですね、それが豚さんも牛さんもそれぞれ450gばかりもあったのに。。。
ナンと、女性二人で食べきってしまいました。
まぁ、時間をかけたから、というのもありますが。
恐るべし焼肉の魅力&驚きの食欲。。。

結局、彼女の終電に乗らなくっちゃ!という時間まで、只管食べ・飲み・お喋り、の楽しい時間を過ごしました。


しかしその後、待っていたのは洗い物。
普段のお客さんのときより比較的少なかったものの、油モノなので、お湯で洗いたいというわけで、洗面所に持っていっての作業。

う~む。。。洗いづらいし、手間ばっかりかかる。
何しろ洗う所がとっても小さし、食器を置く場所が無いので、少し洗っては移動させ、拭いて、の繰り返しです。
…フト気がつくといつのまにやら1:30になっていました。

慌ててシャワーを浴び、寝るつもりが、先日友達からもらった本を読み始め、あれ~!3:00?
わ、ヤバイとお布団にもぐりこんだ夜でした。



…朝はやっぱり目が醒めてしまうので、いつも通りに起きましたが。
う~ん、今頃、眠いよ~!午後の授業睡魔との闘いは必至かしらん

今日もささやかな楽しみ

2006-04-03 06:38:16 | フランス(余暇・習慣)
月日が経つのって早いもんですねぇ。。。
って、こんなことを感じるのは歳を取った証拠なのかしらん?

先月の第一日曜日、美術館・博物館が無料デーで楽しんできましたよ~!ってことをつい最近ブログで報告したような気がするのですが。



いつのまにか、ハイ。またやって参りました。第一日曜日!
やることがたくさんあるけどお散歩がてらやっぱり何処かに行きたいな、と考えていたところ、グッドタイミングで先月オルセーに一緒に行った日本人のお友達から電話がありました。

「ね、どこか美術館に行かない?」。
勿論、即刻「行く~!」です。

「どこに行きたい?」
「今回はね、できればピカソ美術館と近代美術館に行きたいのよ。」

私としては何処でもOK。
ピカソという画家も、またパリのこの美術館も何気に大好きなので、幾度か足を運んでいますが。
何度行くのも、大いに喜んで、であります。

「でもね、やらなきゃいけない課題が一杯あるから、手短に。と思っているのだけど。」

私もそうよ、それじゃ、午後3時ごろからでもどう?と提案し、その時間にピカソ美術館前に待ち合わせをしました。

私の家からそれほど遠くはないのですが、メトロに乗ると2回も乗り換え=3本乗ることに。
乗換えが嫌いな私は、朝は雨模様だったのですが、午後からは晴れ間が見えたこともあり、少々の厚着をし、徒歩でブラブラ向かうことにしました。

ヒトがスズメナリのヴォージュ広場を横目に、ゆったり散策しながら、予定時間の15分前には着いたのですが、既に彼女は順番待ちの列の中にいました。
「ごめ~ん!」
後ろの人に少々の後ろめたさを感じつつも、そこに入れてもらい、お喋りをしながら待つこと約30分。



入館してみると、意外に混んでないものですね。
現在、ピカソ美術館では、ピカソの5番目の恋人=ドラ・マール(ピカソ55歳のとき、彼女は30歳)との関連エクスポジションをやっていて。

そのエクスポジション期間では初めての鑑賞だったので、館内が、内装も含めてずいぶん変わっていたのに吃驚りしつつ、その所蔵品(勿論貸し出しもあったと思いますが)の多さに驚いたりで、存分に堪能。

ど素人の私にはイマイチ、わからない作品も多いものの、彼の、作品から滲み出るヒューマニズムみたいなものや雰囲気などなどがとても魅力的で、大変楽しい気分になりました。
…このくらいの美術館の大きさも丁度いい具合だし。



そしてピカソ美術館を後にして、向かったのは近代美術館=ポンピドゥセンター。
しかし。
いや~、お天気のせいでしょうか?
マレ地区ってこんなに日曜日混みこみなのぉ
確かに他があまり開いてないせいもあって賑わっているのは知っていましたが、今日のこの混みようは何?というくらいです。

そして。行き交う人々が、何かしら食べているのに心を惹かれ、「ね、何か食べ歩きしない?」とどちらともなくお誘い。

夕方5:00という半端な時間に、ファラフェルいりのサンドゥイッチを食べることにしました。
(写真撮るのを忘れました、なんとも残念…)

おやつにしてはすごいボリューム、ですね。
歩きながら、フォークを片手に只管がっつき、丁度美術館に入る直前、食べ終わりました。
ふわ~っ、食べた、ポンポン(←お腹の音。。。)!



ある程度の行列は覚悟をしていたのですが、時間的に丁度良かったのか、並んで僅か5分もしないで入館ができました。
…やっぱりこの無料デーは何があっても有効活用しなくっちゃ!と思うのであります。。。

で、勿論、折角の無料デーに、特別展でお金を払う(=通常料金と同じ)のはバカらしいので、常設展を鑑賞。



う~む。。。
観るべきものはたくさんあり、充実もしていたのですが。
やっぱり、超・現代美術、といいますか。
「本当にこれが芸術と呼べるの?」と、私にしてみると腹立たしいくらいのものもありまして…。

まぁね、そんなことからいろんなことを考えさせられる契機になって、よかったのかもしれませんが。
ちょっと、む~。。。と思ったり。

ま、とにかく。
ある種の怒りや、呆れなど、さまざまな感想も持ちましたが、十分に楽しむことができました。



そして、その後はお茶も飲まず、近くのメトロの駅でバイバイ。
家に着いたのは、結局8:00過ぎでした。
…すっかり日が長いので、時間を忘れてしまうのですよね。

変な時間におやつをお腹一杯食べたので、夕飯は食べる気もせず。
しかし、夜中にお腹が減って目が醒めるのも嫌なので(浅ましいですねぇ…)、昨日買ってきた豆腐と冷凍ソラマメでビール。
するとやっぱりつい飲みが進んでしまって、結局、チーズとナッツにワインを開けたりしちゃって



ところで。
いずれにしても、CPEの法律は公布されちゃいました。
果たして、明日から大学の運営は元通りになるのでしょうか。(←という案内もあったのですが…)
火曜日にはまた、大々的全国反対運動が予定されているのですよね。
ふ~っ…まだまだ予断の許さない環境なのであります。

(本日の写真はピカソ美術館にて。常設です。え、作品名?控えてきませんでした。。。)

オペラ座でバレエ鑑賞

2006-04-02 07:21:13 | フランス(余暇・習慣)
今日は、件の友達とバレエを観てきました。

火曜日に会った際、オペラ座の近くでお茶をしたのですが。
「僕さ、今回のパリ滞在中に、出来たら、イリ・キリアン(←バレエの世界では世界的レベルの振付家)の公演に行きたいと思っているんだよね。チケットがあれば買いたいからオペラ座に寄ってもいい?」


もちろん、ですとも。
…貧乏学生と雖も、折角パリに住んでいるメリットを活かそうと先日覚悟したばかりの私は、大好きなバレエの切符をとりあえず何枚か前売りで買ったばかり。
そのうちの1枚が、彼の言う演目を含んでいたのですから。
“勅使河原(三郎氏。日本の舞踏家)、アブ・ラグラ、イリ・キリアン”という、3人の振付家による演目をオペラ座の団員が演じる公演です。


「4月1日のマチネの切符、実は一人で行こうと思って買ってあるけど、都合があうならその日に一緒に行かない?」と誘ってみました。
「ホント?それは、丁度いいかもしれない。」
結局、彼はオペラ座に寄った際に、私の提案した日のチケットを購入しました。


というわけで、今日は彼の宿泊先の近くで待ち合わせ。
バレエ鑑賞の前に一緒にランチをして、オペラ座へと向かいました。

時期を違えてチケットを買ったので、残念ながら席はバラバラ。
終わったら、入り口で落ち合うことにして、彼とは別れました。


そのとき。
ん?
ナンだか、いや~な予感。
確かに大変安~いチケットを買ったのですが。
…ここに来るまで想像すらしてなかったなぁ。。。

というのが「階段講堂」(?)というランクの席だったのですが。
階数が記されてなかったので、勝手に、悪い席でも1階席だと思い込んでいた私。
ええっ?
それって、5階席(日本式に数えると)のことなのぉ

とにかく、何でも近くで観たい主義の私は、大変ショックであります。

とはいえ、今更仕方ありません。
トコトコ階段を上り、席に案内してもらいました。
確かに、舞台の正面なので、ある意味観やすい。
でも、椅子もチャッチく座り心地が悪く、とにかく舞台までの距離が遠い。。。
(と言っても、東京文化会館の5階席より遥かに舞台までが近いです。という意味では文句いうまでもない?)

ま、そのお蔭でというべきか、久しぶりにシャガールの天井画を近くで見ることができました。
…それが今日の写真です。



しかし、まぁ、なんですね。
オペラ座内を見学するだけで、7ユーロだか8ユーロ取られることを考えると、この12ユーロのチケットは本当に格安です。
(2階席の端を買った彼は10ユーロ。この演目だと8ユーロの席もあるのかな?)
映画だってフツーに観れば9ユーロくらいしますからね。
それが同じような料金で、生の一流のスペクタクルが観られるのですから…

しかも。
ホントーに!今日の演目は楽しかった。
いろいろ細かい感想はありますが、とりわけイリ・キリアンの演目が素晴らしかった!です。


…こんな料金でとても幸せな気分になれて、今日はやっぱりパリに住んでいることに感謝したのでした。
日本に帰ったら、こんなささやかな贅沢は全くできなくなるだろうな。

昨晩から続く、ついてない朝

2006-04-01 16:57:18 | Weblog
酷すぎる…
またまた消えました、更新・投稿ボタンで書いた記事がまっさらに!

何が起きたんだかよくわからないけど、もうガックリ度極まり、もう1度書く気にはなりませぬ。
何しろ、昨晩のガックリ話を書いて、ちょっと気持ちが晴れたところだったのに

この喪失感。
下書きをさっさと消してたのがいけない、という自分への恨みもあって、もういやっ!

4月1日といえば、日本では新しい年度の始まりだって言うのにねぇ。。。

あれ、という意味では今年のカレンダーは、日本のサラリーマンの皆さんにはよい並びだったのですね。
31日で、思いっきり飲めた?のでは…(なんちゃって。発想がタダの酒飲み、ですね。。。)




ま、とにかく。(ナンテ支離滅裂なブログ…
…昨晩は、そろそろ本当にだめになりそうなパソコンのデータを一部移そうとして、失敗。
気を取り直すべく、テレビをつけたら、テレビがフリーズ。
という目に遭い、ヤレヤレモード満杯だったわけです。
って、実はその問題、何も解決してなくて、未だ続いているわけですが。

今日はやることがたくさんあるので、とにかく、そんなことは忘れて活動することにします。

そっか、エイプリルフール、でもあるんですね!フランス語では「ポワッソン ダブリル」4月のお魚=四月バカと表現されます。