今日、既に先日公布された法律の1部である、例のCPE(初期雇用契約)の箇所が、別の若年層雇用対策法案(具体内容は今後)に「置き換えられる」ということになりました。ド・ヴィルパン首相は「撤回」という言葉こそ使わなかったけれど、事実上の撤回・廃止です。
最近の止めを知らない反対運動の広がり・激化に、政府のこの措置は予想しえた、致し方ないものだったかもしれませんが。
実際、このような結果となったことに、私は些かの落胆の念を禁じえません。
CPE自身は、それほどいい対策だとは思わなかったし、深刻な疑問点もあったけれど、今のフランスには皆の価値観を変える大きな変革が必要だとずっと思い続けてきたものだから。
特に最近は、こんなことに莫大なエネルギーを消費するのは無駄遣い!と憤りを感じていました。
そのエネルギー、是非他に費やして、名実ともにEUの主導国の1つとして確立して…。
今回の一連の顛末は、今後に、大きな不安と不透明感を残した気がします。
…アメリカへの憧れを持ち、僻みにも似た感情で、自分たちの古くて良い部分は壊し、悪くて都合のよいところだけを意固地に守ろうとしている。そんな感じに思えるのです。
とにかく。
この2ヶ月あまりにつぎ込まれた大きな損害、ただ負だけが残った、とならないよう、今からどうなるか?
失望感を感じながらも、フランス大好きな一外国人学生の立場でシッカリひっそり見守っていきたい、と思っています。
ただ。明日予定されていた学生運動は、一応答えは出た(彼らにとっては勝利の)にも関わらず、続行される模様。なんとも、ヤレヤレ、です。
ところで。
話がコロッと変わりますが。
最近のパリは、相変わらず気温が上がりません。
日中の陽だまりはともかく、早朝などは本当に4月なの?というくらいの気温です。
それでも、街の装いは確実に春らしくなっているのも事実。
…今日の写真は、チュイルリー公園のモクレンです。
これまた、日本の花だと勝手に思っていた私は、何となくノスタルジックな想いが掻き起こされるのです。
最近の止めを知らない反対運動の広がり・激化に、政府のこの措置は予想しえた、致し方ないものだったかもしれませんが。
実際、このような結果となったことに、私は些かの落胆の念を禁じえません。
CPE自身は、それほどいい対策だとは思わなかったし、深刻な疑問点もあったけれど、今のフランスには皆の価値観を変える大きな変革が必要だとずっと思い続けてきたものだから。
特に最近は、こんなことに莫大なエネルギーを消費するのは無駄遣い!と憤りを感じていました。
そのエネルギー、是非他に費やして、名実ともにEUの主導国の1つとして確立して…。
今回の一連の顛末は、今後に、大きな不安と不透明感を残した気がします。
…アメリカへの憧れを持ち、僻みにも似た感情で、自分たちの古くて良い部分は壊し、悪くて都合のよいところだけを意固地に守ろうとしている。そんな感じに思えるのです。
とにかく。
この2ヶ月あまりにつぎ込まれた大きな損害、ただ負だけが残った、とならないよう、今からどうなるか?
失望感を感じながらも、フランス大好きな一外国人学生の立場でシッカリひっそり見守っていきたい、と思っています。
ただ。明日予定されていた学生運動は、一応答えは出た(彼らにとっては勝利の)にも関わらず、続行される模様。なんとも、ヤレヤレ、です。
ところで。
話がコロッと変わりますが。
最近のパリは、相変わらず気温が上がりません。
日中の陽だまりはともかく、早朝などは本当に4月なの?というくらいの気温です。
それでも、街の装いは確実に春らしくなっているのも事実。
…今日の写真は、チュイルリー公園のモクレンです。
これまた、日本の花だと勝手に思っていた私は、何となくノスタルジックな想いが掻き起こされるのです。