今日のパリは朝からずっと雪、または雨が降り続いています。
クリスマスの時期だったらよかったのに。と言っても仕方ありませんね。
人気も少ない街に、寂しさが漂います。
ん、でも明日は大晦日。
新年を迎えるに当たっては、また盛り上がることでしょう
。
…こんなお天気であまりに気分が冴えないので、新年前祝に(?)とご馳走でも作ってみることに。
といっても大したことはないんですが。
先日、クリスマス・イブでのメイン料理が、「仔牛のフィレ肉、モリーユ茸ソース添え」だったんですね。
このソース、実は私がお手伝いをして作ったので、忘れないうちにやってみたいというのもあり。
(なんちゃって、簡単なんですよ。でも。
何でも、すぐ後の復習をするかしないかで習得度はずいぶん違うものですよね、というわけで。。。)
このモリーユ茸、日本では見たことがないのですが。
辞書で調べると「アミガサタケ」だそうです。
存在するのかな?
こちらでも、結構高級な部類のキノコの一種。(キノコ採りの名人がこっそり収穫するものらしい)
そして、生えているときはオレンジ色らしいのですが(本当かしら?)、乾燥モリーユは真っ黒に近いです。
レシピは簡単
!
この乾燥モリーユをまず水でさっと洗います。
(=アミガサタケというだけあって、アミ網なんですよ。だから砂とか入っている場合もたまにあるらしいので。)
そして、ボールに開けたモリーユが全部ひたひたに隠れるくらいミルクを入れて数時間待ちます。
(ミルクで戻すというのに、私は最初
!でも考えてみたら当たり前ですよね。。。)
フライパンにバターをたっぷり溶かし、モリーユをしっかり炒める。
(バターをたっぷりいれないと焦げます。
…レシピは簡単なんですが、ずっと火の側についていなくちゃいけないので手間がかかる、と言えるかな。)
そして、十分に炒めたら、キノコを戻したミルクをたして、また炒める。
調味料(塩、こしょう少々)を加える。
後は、仔牛のフィレ肉がいい具合に焼ける前に、生クリームを加え、お肉の焼けたところにたっぷり添えます。
うふっ。。。美味しい
!
まるでソースがメインみたいな…(なんて大袈裟?)
でも。考えてみればこういう料理を自分のために作ったのは実は初めてでありまして。
ソースに工夫、というのがフランス料理なんだよね、と改めて実感したのであります。
それと、フランスにいるからって、ちゃんとしたフランス料理のレシピを自分のレパートリーに殆ど増やしてなかった、ってことにも改めて気づきました。
帰る前には、伝統料理を教えてくれるお料理教室でも通えればいいなぁ
。