うさたろうの 気儘なフランス散歩

2年の予定が丸7年。赤貧学生としてのフランス生活にも終止符。約4年8ヶ月続けてきた日記、改め、気儘なフランス散歩…

冬シーズン真っ只中、今日から師走

2005-12-01 06:43:40 | フランス(人)
なんだか冷蔵庫の中を歩いているような感じです。
街の空気はスッポリ冷えきって…。ビールは冷えたら嬉しいけど、うさたろうはありがたくないなぁ。。。

あぁでももう12月なんですねぇ。
今年の目標は一体どうなっちゃったんでしょう???
この1ヶ月で何ができるのかしらん。
なんて思ったって仕方がない…今できることを精一杯、ですね。



さてさて。
今日は学校の帰りに、ちょっと買いたいものがあったので、大型専門スポーツ用品店DECATHLONに寄りました。
…明日も明後日も補講なので寄り道できないし、というわけで。

本当は、テルヌ(凱旋門、日本大使館の近く)支店のほうがお気に入りなのですが、学校からも家からも比較的近いマドレーヌ寺院の近くの支店に行きました。
買うものは決まっていたので、お目当てのものを見つけるなり、足早にレジに向かっていたときのこと。

このシーズン、山や雪系スポーツ用品が盛りだくさん。
というわけで、スキーウエアの売り場を通り抜けていたんですね。

見ると自分の進行方向前方の通路に、親子づれ。
40歳過ぎくらいで背の高いカッコいいお父さんと、小学生高学年くらいの男の子です。
どうもその男の子のためのスキージャンパー選びで、とっかえひっかえに彼がジャンパーを羽織りながら、二人であぁでもない、こうでもないと熱心に品比べをしている様子。

と。
行き過ぎようとしたとき、
「すみません。」


最初、実は聞き違いだったかな?と思っちゃいました。
だって、あんまり熱心に二人で話していたから、私が通るのも気がつかないんじゃないか、くらいに思って通り過ぎようとしたところだったので。

振り向くと
「ねぇ、どう思います?彼には大きいでしょうか?」
思わず、笑っちゃいました。
というのが、息子さんがダボダボのジャンパーをフードまで被って、顔は半分も見えないくらい。
それでもニコニコ恥ずかしそうに笑っているのが目に入りました。
「大きいのは、間違いないですねぇ。でも、今からドンドン成長されるでしょうから…そういう意味では多少大きくても。。。」
「そうですよね、大き過ぎませんよね?どうもありがとうございます。」
「どういたしまして」
その場を離れました。

なんだか気持ちがポッと暖かくなりました。
それと共に、やっぱり不思議だなぁ…と。

もし私だったら、知らない人にどうですか?なんてまず聞かないでしょう。
店員さんにだったら、聞くときもありますけど。
それに万一、人の意見を聞こうと思ったとしても、外人さんに話しかけることは100%しないだろうなぁ。。。と思うわけです。
(もちろんこれが、彼らが和服を選んでいて、私を日本人と思ったから、とかだったら、ありえるでしょうけど。)


…以前もブログで、何故外人の私に道を聞く人が後をたたないんだろう?と書いたことがありますが。
フランス人は、聞きたい!と思ったら、相手を見ずに聞いてしまう人が多いってことだろうなぁ、と思うのです。
それとも。100%いいように解釈して、私に声をかけやすいオーラ出しているのか知らん?