浦和河童便り

埼玉・浦和のオヤジ(浦和河童)が「吹奏楽メインで、時々、オーケストラのコンサートに行ってみた」という話

2013神奈川大学吹奏楽部サマーコンサート

2013-06-17 13:44:45 | 吹奏楽

昨年の神奈川大学吹奏楽部のサマーコンサートに行ってから、もう一年ですか。
時の経つのは早いものです。
と言う事で、今年もサマーコンサートにやってまいりました。
2013年6月14日、金曜日。
場所は横浜、クーンズスクエアにある「みなとみらいホール」。
いいホールです。

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行きは、仕事場から直接行く関係で、東京メトロ南北線を使って東急目黒線経由、日吉乗り換えでみなとみらい駅までという経路をたどりました。
余分に時間がかかりますが、楽でしたので。
駅に着いたのは、17:50頃、開演の18:30までは少し時間があります。
それにしても、みなとみらい駅の上に建っている商業施設、「クイーンズスクエア」はキレイですね。(「みなとみらいホール」もこの施設の一部分です。)
特にみなとみらい駅上部が吹き抜けになっていて、クイーンズスクエアの上階から見下ろせて、ホームの様子や電車が見る事ができるのがスゴイ!
こんな駅、ないですよ。

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さて、本題に戻しましょう。
当日のプログラムは以下のとおりです。

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[演奏]神奈川大学吹奏楽部
[音楽監督・指揮]小澤 俊朗

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● 歌劇「運命の力」序曲  (ジョゼッペ・ヴェルディ)
● プレリュードとフーガ  (堀田 庸元)
● 2013年度吹奏楽コンクール課題曲Ⅳ“エンターテイメント・マーチ”  (川北栄樹)
● 2013年度吹奏楽コンクール課題曲Ⅴ“流沙”  (広瀬 正憲)
● エッセイ  (高 昌帥)

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【休憩】

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● 4つのスコットランド舞曲  (マルコム・アーノルド)
● ジブリ・メドレー  (久石 譲/arr.真島 俊夫)
● 2013年度吹奏楽コンクール課題曲Ⅰ“勇者のマズルカ”  (三澤 慶)
● 2013年度吹奏楽コンクール課題曲Ⅱ“祝典行進曲「ライジングサン」  (白岩優拓)
● 歌劇「ローエングリン」より エルザ大聖堂への行列  (リヒャルト・ワーグナー)

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まず、プログラムを見て注目したのは前半の最後の曲「エッセイ」。
昨年の全日本吹奏楽コンクール職場一般の部(宇都宮市文化会館)でヤマハ吹奏楽団浜松の他を圧倒する演奏を聴かせて頂いた曲です。
あの完璧な演奏にどれほど近付くことが出来るのか楽しみでなりません。

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コンサート1曲目は「運命の力」。
懐かしいですね。
昔はずいぶん、流行った曲です。
出だしから、とても良いサウンドでした。
何か音の粒がキラキラ輝いているようで、しかも流れるようなメロディラインが心に響きます。
とても、真面目な演奏なのだけど堅苦しくなく、かえって心地よかった。
良いですねぇ。

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2曲目は「プレリュードとフーガ」。
本年3月の“饗宴”で同じ神奈川大学の演奏にて聴かせて頂いたことのある曲です。
今年の“饗宴”の発表曲の中では個人的にイチバンいいなと思った曲なので期待大ですね。
プレリュードは実に荘厳な雰囲気が良く出ていました。
フーガの部分は、複数の音がうまい具合いに溶け合っていて素晴らしかった。
ブラヴォーです。
堀田庸元先生も会場にいらっしゃっておられました。
(ところで、この曲が今年のコンクール自由曲なのでしょうか?)

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次は、課題曲を連続で2曲。
Ⅳは完璧、言う事なし。
Ⅴは、出だしの無造作感と途中のメロディラインの流れ方に違和感を少し感じましたが概ね良い演奏だったと思います。

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さて、休憩前の最後の曲は、待ってました、「エッセイ」です。
しかし、この曲は出だしの早いパッセージからして、度肝を抜かれますよね。
すごく難しい曲だと言う事が素人の私にでもわかります。
神奈川大学の演奏はヤマハとはタイプの違う素晴らしいパフォーマンスでした。
ヤマハよりは躍動感に欠けますが、キッチリ正確にやろうという意識がかえって流れを作り、ひいては曲を形作っているように思いました。
そこにこのバンド独特の美しいサウンドが絡まり、“音楽”となって観客のところまで届いてくる…。
そんなふうに感じました。

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15分の休憩です。
それにしても今年の神奈川大学のクラリネットは良いサウンドしているなあと思いました。
透明感があって、キラキラ輝いているようでもあり、艶っぽい。
敢えて言うならば、ギャルド(パリ・ギャルド・レピュブリケーヌ吹奏楽団。フランス国家憲兵隊に所属する軍楽隊。今年の11月に来日します。私も、ここ「みなとみらいホール」の公演チケットを購入しました。)的な音色に近いような…。
素晴らしいです。

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休憩中、スマホの電源を入れてみると留守電が…。
仕事場からです。
トラブルのようです。
電話すると上司が解決してくれたようでしたが、折角の高揚した気持ちが興ざめしてしまいました…。
中途半端な気持ちで臨んだ後半戦でしたが、神奈川大学の素晴らしい演奏がそんなことを忘れさせてくれたのでした…。

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後半、最初の曲はアーノルドの「4つのスコットランド舞曲」。
神大のサウンドにあった曲ですね。
美しいスコットランド民謡のメロディがとても優しく、美しく聴こえました。
次は「ジブリ・メドレー」。
このサウンドで素敵でないはずはないと思ってましたが、そのとおりでした。
そう言えば、この曲を編曲した真島俊夫先生は神奈川大学吹奏楽部OBなんですね。
先生の作品やアレンジには、いつも感服しております。(当日も会場にお見えになっておられました。)

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続いて課題曲ⅠとⅡを連続しての演奏です。
Ⅰは、今年、いろいろなコンサートで聴かせて頂きましたが、出だしが少し大人しいかなあ。
躍動感に欠けたような気がしました。
Ⅱ、冒頭のファンファーレ、とてもキレイ。
最初から最後までお手本のような演奏でした。
さあ、大トリの曲は、「エルザ」です。
初めて吹奏楽で演奏されたのを聴いてから、数十年たちますが、いい曲ですし懐かしい。
トランペットのバンダやパイプオルガンを駆使したまさにトリにふさわしい演奏でした。
大いに盛り上がりました。

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アンコールは以下の曲です。

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アンコールの最初の曲は課題曲Ⅲです。
演奏前、小澤先生が客席に向かって、「ポップスになってないかもしれないですが。」とおっしゃったのが印象的でした。
あとは神大アンコール曲では定番の真島先生編曲の「ひばりメドレー」「星条旗」と続き、大盛況のうちにコンサートは終わりました。

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東京メトロ副都心線を介して、東急と西武、東武という鉄道会社が相互乗り入れをして神奈川と埼玉は近くなったと言うけれど、やっぱり遠いんですよ。
しかし、今回のコンサートは時間や電車賃を使ってでも来てよかったと思えるものでした。
昨年のサマーコンサートも保科洋先生を迎えたりして、なかなかの演奏会でしたが、今年は、それを上回るものだったと個人的には思いました。
来年、年明けの定期演奏会やサマーコンサートのために横浜に行くぞと思いつつ、家路を急ぐ浦和のオヤジでした。

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