野球の本質・ドラゴンズの本質

2016年12月25日 | 井戸端会議
今シーズンのドラゴンズ投手陣、良い結果を残した投手もいれば残すことの出来なかった投手もいました。
先発陣においては、規定投球回をクリアした投手はなく、中継ぎもキッチリした仕事が出来ず、2桁勝てた投手はゼロ。チーム全体で見れば、ここぞ!の場面で弱気なピッチングとなり、目を覆いたくなるシーンを幾度となく遭遇するシーズンでした。
投手王国と呼ばれたドラゴンズ投手陣は何故結果を残せなくなったのか?

【投手は「攻撃の要」】
「攻撃は最大の防御なり」と言われる。 
野球の「守り」と言えば、受け身のようなイメージで捉えられる。まさしく守備なのだから当然だ。ところが、よく見つめ直してみると、不思議なことに気がつく。 守備と言いながら、野球の場合は投手が試合の主体性を握っている。 投手がボールを持ち、投手が投げなければ試合が始まらない。 サッカーのPK戦にたとえてみれば、ボールを蹴るのは投手で、ゴールイン(ストライクアウト)を阻止しようとバットを持って立ちはだかるのが打者だ。一体、どちらが攻撃側で、どちらが守備側と表現するのが的確だろう? 守備側はどう頑張っても得点することが出来ない。得点出来るのは攻撃側だけ。だが、実際に攻めているのは投手で守っているのは打者ではないか。この逆転現象は野球の本質である。
ところが、ひとたび痛打を浴びて塁上に走者を置き、弱気なムードがマウンドに漂った途端に投手は守備の人のようにも見えてくる。そして、打者が攻撃している雰囲気を帯びてくる。でも本当は相変わらず、主体は投手にあって、投手に優先的な選択の自由が多く与えられている。投げる間合いを決めるのは投手だ。打者は打席を外してその間を嫌うことも出来るが、同じ打席で何度もそれは許されない。投手は状況が許す範囲であれば、マウンドを外すこと、牽制球を投げること、自由な間合いで投げることが許されている。 早いテンポで投げてもいい。強打者には打たせず、敬遠の四球を選ぶことも出来る。打者はいくらあがいても、敬遠を選択されたら、よほどの場合を除いて、素直に一塁に歩くしかない。
かつて、敬遠策に業を煮やした長嶋茂雄はバットを持たずに打席に立った。それでもバッテリーはストライクを投げなかったという伝説も残っている。つまり投手とは、野球の中で最も攻撃的な役割を担う存在なのだ。「守りの中心」というのは言葉の綾で、本当は守備という名の「攻撃の要」だ。ピンチになるとすぐ「守ろう」と思う傾向の強い投手は、投手の本質がわかっていないと言っていい。本質がわかっている投手は、ピンチになっても動じない。それは「気が強いから」ではなく、「投手の本質、野球の本質がわかっているから」と理解出来るのではないだろうか。逆にピンチで崩れやすい投手は「気が弱い」のでなく、野球の本質がわかっていない為、勝手に崩れている可能性がある。
田中将大投手が東北楽天イーグルスのエースとして24連勝を記録した年、田中投手のマウンドでの姿は、これを明快に表現していた。ピンチになればなるほど、田中は攻撃的な表情になり、打者たちに立ち向かった。歴代「名投手」と言われる投手には共通して、この要素が備わっている。田中投手が投げると味方打線も打つといった相乗効果が生まれる。
打者は、9回2死の場面を除いて、凡退しても次の打者が打てば問題ない。ひとりの打者が1試合4三振しても、負けるとは限らない。走者を含め、計九人の打者たちで連携し、カバーし合うことが出来る。 投手は違う。自らの失点がチームの失点となり、勝敗に大きな影響を及ぼす。投手は、ファインプレーでバックに助けられることはあるが、明らかに野手の失策で負けた試合でも負け投手と記録される。また、交代は別として、三つのアウトを取らない限り、ベンチに引き上げることが出来ない。 打線は点を奪えるが、何点取っても、勝利が決まることはない(コールドゲームの規定がある試合は別として)。100点取っても101点取られたら負ける。 守備は違う。もし投手を中心に1点も取られなければ、それだけで勝つことは出来ないが、負ける可能性は絶対にない。守備は負けない可能性を保障し、実現出来るのだ。
監督・コーチは、こうした基本を押さえた上で指導にあたることをお願いしたい。僕らドラファンにここ数年とは違う発想で野球の深みを感じさせる様な戦いを来季期待したいです。
※野球の真髄より

上記は、バッテリーの共同作業。
投手・捕手共に、肝に命じて常にストレスを感じた状況で練習の時から意識して欲しい。
今シーズン捕手は杉山、桂、松井雅、武山、木下、加藤などがマスクを被ったが皆ピンチになると、途端にアウトコース一辺倒のリードは怖がってる証拠。
野球の本質をもう一度再認識して欲しい。
ここ4年間Bクラスに成り下がった最大の要因は私の見る限りこのバッテリー作業が出来なかったこと。

『今年、最後にドラゴンズ首脳陣へ勝手にここまで言って委員会💢』
前.谷繁監督がレギュラーバリバリの時を思い起こしてくれれば、ドラゴンズの向かう道は自ずと見えてくるはず。
どうしてSoftBankから自由契約となった細川を獲得しに行かなかったのか!
このことが本当に悔しくてならない。
逃がした魚は大きい…
言葉では色々と格好良いことを言ってましたね…
「守り勝つ野球」を継承するのであれば、森繁さんの来季のスローガン『原点回帰』無理がありませんか?
4年間を掛けてポスト谷繁を育てることが出来てない今、実績のある捕手を獲得することが最大の補強ではなかったのか。自軍のチーム分析し、このチームはどうすれば勝てるか?今一度考えないとペナント制覇は夢のまた夢。
これだけは絶対に言えること。
ナゴヤドームでの優勝は5度。
1999.2004.2006.2010.2011年すべて防御率はセ・リーグ1位であったこと。
森繁さん、原点回帰して下さい。



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