ドラゴンズ2022年未来予想図 3

2021年11月15日 | ドラネタ
プロ野球はポストシーズン真っ只中。
当たり前ではあるが、我がドラゴンズは今季も蚊帳の外…。
そんな中、新コーチ陣の発表もあり来季戦う為のチーム構想が見えてきた。

補強ポイント③【トレード・FA等】
立浪新監督は11/4からナゴヤ球場の秋季キャンプで陣頭指揮を執った。キャンプを前に立浪監督は「効率良く練習して、個々のレベルアップ」をテーマとした。各選手はグラウンドで汗を流しているのと平行に宿舎で契約更改が始まった。
また、CSシリーズも終わり、いよいよ第2次戦力外通告期間が始まった。現時点での追加発表はまだない。
立浪新監督就任時は、国内での戦力補強合戦への参戦封印を早々と口にした。「トレードはいろいろと難しい。ないに等しいです。FAでも(選手を)取らない」と地元テレビのドラゴンズ情報番組生出演時に明言した。
まず一番に手掛けなくてはならないのが、戦力流出阻止です。
今季国内FA権取得条件を満たした又吉、祖父江、田島のリリーフ陣の慰留に動いた。
この3人の動向によっては投手陣の戦力補強を見直さなければならなくなる。
一方、11/13新外国人選手契約を結んだことを発表した。
ギジェルモ・ガルシア外野手
フランク・アルバレス投手の両選手は育成選手の様だ。
この2人はキューバナショナルチームのメンバーで若手の有望株とのこと。映像でプレーを見たが非常に楽しみな選手。日本野球に慣れてきたら早い段階で支配下選手となれば、チームの救世主になるのではと期待したい。キューバと太いパイプを持つドラゴンズは久々に球団フロントが働いてくれた様だ。

チーム支配下登録選手は現在、67人はほぼ開幕時の人数上限となっており、この先新外国人や他球団戦力外選手獲得や、育成選手を支配下登録するならば、あと2.3人は戦力外もしくは育成選手とし、枠を空けておく必要がある。
今回の育成ドラフトにおいて一人も獲得しなかったのは、球団にお金がない事はさることながら、上記のキューバ育成選手獲得とケガやちょっと出遅れてる期待の若手選手を一度育成にし将来を見る狙いがあるからではないかと推測出来る。

立浪監督は外野手の長打を期待出来る外国人獲得を目指している様だが、現有戦力(内外野のコンバート及び複数ポジションを目指してる中)と今回のドラフト指名選手が入団することを仮定すると大枚はたいてまで必要あるのかと思える。外国人選手が居れば居たで(契約上、インセンティブなどが付いる)結果、選手起用に頭を悩ますこととになりゃしないか。

星野流、〝ミスしても次使う〟〝ファームから上げた選手を即使う〟〝選手をその気にさせる〟
落合流、〝就任時掲げた現有戦力10%アップ底上げ〟〝1点にこだわる起用〟〝攻守にスペシャリスト登用〟等々。
ドラゴンズの歴代名将2人の選手起用など見習うところを見習って最強ハイブリッド監督目指して欲しい。

今後、選手獲得があるとすれば今年戦力外となったトライアウトからではなかろうか。
広島・今村投手
横浜・乙坂外野手
西武・小川投手
など、どうだろうか。
未来のドラゴンズに期待したい。
頑張れドラゴンズ


嫌われた監督

2021年11月11日 | 日記
秋の夜長、読書📖👓️しました。
気になっていた本書、なかなかの分厚い本でしたが、落合ドラゴンズの8年間をそれぞれのエピソードごと2004~2011年の時系列順に各章当時在籍した選手や球団フロントの主要人物を据え、どのようにチームが変わって行ったのかを当時ドラ番記者であった著者の取材からの話を中心に書かれているノンフィクション及び著者(鈴木忠平氏)のサクセスストーリーはドラゴンズファンならずとも背中をゾクゾクさせられる読みごたえある一冊でした。💯



綴られるエピソードは興味深いものばかり、オレ流(自己中心的)でどこか取っつきにくく冷徹なイメージで捉えられがちの落合氏の人間性や哲学が垣間見れる。不可解と思える言動はまるで謎解きミステリーなサスペンス仕立ての様で、今風の表現で言うなら非常にエモい。
落合氏の根底にある優しさや人間味やプロフェッショナルを突き詰めた言動に感銘しました。
また、著者本人が独自の取材等から得た、事細かな主要人物の微妙な心理状態を的確に言い表してて、ドキドキさせられた。
落合解任のクライマックス章は、親会社や球団フロントの内情をここまで書いて良いのかと言うくらいに暴露している。最後は〝嫌われた監督〟落合監督のもと、チームが一丸となり劇的な大逆転優勝する場面は痛快でした。まるでテレビドラマを見てる様でした。
クライマックスシリーズ真っ只中そっちのけで読書を楽しみました。🍁

ミスターDragons 監督就任

2021年11月09日 | ドラネタ
待ちに待った、ついにこの日がキタァーーー!
いよいよ真打ち登場だぁ!
ドラファンなら特別に立浪好きでなくても3代目ミスターDragonsの監督就任に、期待で胸膨らませてることでしょう。
2021年10月29日午後1時。
引退から12年の時をへてグラウンドに帰って来る。
立浪和義監督は、指揮官として第一声を発した。

【立浪和義新監督のあいさつ】
「今日、正式に中日ドラゴンズの監督として就任させていただくことになりました。
現役を終えて約12年経ちます、しかし野球に対する考え方、思いは変わっておりません。私に与えられた使命はチームを強くする、そして一人でも多くのファンの方に球場へ足を運んでもらえるような、魅力あるチームを作っていきたいと思います。
選手には勝ちに対しての執念をしっかりと植え付けます。
これから戦って行くわけですが、私への期待もドラゴンズへの期待もすごく大きいということはひしひしと感じています。
強いチームを作る、そして勝つ野球をする、そのためには妥協はしません。皆さんの期待に応えられるよう全力で監督として頑張っていく決意です、どうかよろしくお願いいたします。」
以上。

2年程前、立浪監督は自身の野球殿堂入りを記念して「立浪和義氏野球殿堂入りを祝う会」のあいさつの席で影響を受けた2人の監督の名前を挙げた。
1人目は2018年に亡くなった星野仙一氏。
「最初の監督だった星野さんは、人間はここまで怒れるのかと初めは思ったが、プロの厳しさ、勝ちへの執念を教わった」
2人目は落合博満氏(野球評論家)。
「落合監督とは最初あまり関係が良くなかった。代打で過ごした最後の3年半は、日々を重ねるごとに監督の考えが分かり、一番野球の勉強をさせてもらった。人間的に最も成長できたのが落合監督の時だった」
と語っている。
どちらもドラゴンズの黄金期を指揮したプロ野球史に残る名将だ。
『〝動〟の星野 〝静〟の落合』
星野監督は、血の入替えよる戦力整備、温情と非情、若手の登用、選手が意気に感じる起用など。
落合監督は、緻密な計算、勝つ為の信念、選手の状態把握、相手の戦力分析など。
一見すると正反対な様に感じる監督像だが、勝つことに対して絶対に譲れない共通点がある。
〝誰に対しても特別扱いしない〟という一点。
以下、ネット記事↓
1990年代、中日のエースだった今中慎二は自著『中日ドラゴンズ論』で星野監督が落合に怒りを爆発させた場面を見て、仰天したと書いている。1990年5月24日の巨人戦、絶不調に陥っていた落合は2回、セーフティーバントを試みる。まさかの行動に巨人は意表を突かれた格好に。この出塁をキッカケに中日はこの回、2点を奪って逆転した。しかし、試合後のミーティングで星野監督は落合にこう激怒したという。
「なんでバントなんかしたんだ! バントさせるときは俺がサインを出す。勝手にやるな。4番なんだから4番らしい仕事をせぇ。罰金だ!!」
これを目の当たりにした今中は〈「怒る」星野監督のもとチームが結束していたのは、若手でもベテランでも、もちろんコーチに対してでも特別扱いしなかったことが大きかったと思います〉〈星野監督は筋が通った監督だったと思います〉などと綴っている。野球担当記者が話す。
「この試合は2度の乱闘が起こり、星野監督が巨人の水野雄仁にビンタを喰らわせた有名な試合でもあります。もしかしたら色々な怒りが混ざっていた上での発言かもしれませんが、当時既に日本野球史に残る大打者だった落合を皆の前で叱るのはなかなかできないこと。
プロ野球の世界は実績が全てという考え方も根強く、監督やコーチでも大選手にはもの申せぬ空気があることは間違いありません。自分の現役時代の実績と比較してしまい、場合によっては遠慮してしまうこともある。
2004年、中日・落合監督が誕生すると、レギュラーだろうと若手だろうと関係なく、選手を練習で鍛え上げた。
「落合監督の口癖は『俺の成績を超えたら、いくらでもおまえの能書きを聞いてやる』。裏を返せば、『俺の成績も超えられないのに偉そうなことを言うな。能書き垂れる暇があったら練習しろ』ということです。現役時代の圧倒的な実績があったとはいえ、落合監督は誰であろうと特別扱いせず、徹底的に鍛え上げた。それによって、荒木雅博と井端弘和の鉄壁の二遊間が出来上がり、在任8年で4度のリーグ優勝、1度の日本一に繋がったのではないでしょうか」
以上、ネット記事から↑

当たり前の様でいてなかなか出来ないことを遂行したからこそ名将になり得たのだと思う。
立浪監督も選手に対し分け隔てなく、特別扱いしない実力第一で指揮を執って強いドラゴンズを僕らドラファンに見せて欲しいものです。
立浪監督からすると、
星野監督は自分を使ってくれた監督。
一方、落合監督は自分を外した監督。
そんな両監督の下で現役プレーした立浪監督は〝闘将〟星野・〝オレ流〟落合監督の良いところも悪いところも身をもって肌で感じてきたはずです。
そんな両監督を掛け合わせた〝ハイブリッド監督〟を目指して欲しい。

最後に、
「選手に勝つ執念を植え付ける。妥協はしない。」
と決意を語った。
今から来季が非常に楽しみです。しっかと立浪ドラゴンズ野球を見させてもらいます。

与田監督 お疲れ様でした。

2021年11月02日 | 井戸端会議
10/12 与田剛監督が今シーズン限りで退任すると発表があった。
「優勝を目指したが、私の力が及ばずこのような成績。申し訳ない。」
今シーズン限りでドラゴンズの ユニホームを脱ぐことが決まった与田監督は、本拠地バンテリンドームでの最終戦セレモニーでファンに対してこう語った。


今シーズン、チーム防御率は12球団トップの3.22、打撃部門それぞれは12球団ワースト、55勝71敗17分リーグ5位と低迷した。こうした中、成績不振の責任を取るとして、3年契約が終わる今シーズン限りで退任する意向を球団に伝え、球団も了承した。

思えば3年前、ドラゴンズの監督人事は与田政権の誕生まで紆余曲折ありながら裏側で二転三転した様だ。
他に本命と言われた候補が噂される中、与田ドラゴンズが誕生し戸惑った方が多かったはず。
就任時チームは6年連続Bクラス。誰が監督になっても厳しい状況にあり、いわば火中の栗を拾うかたちで与田監督は大役を引き受けた。
与田監督の3年間を語る上で〝ドラフト会議〟は欠かせない。監督就任後の初仕事は2018年ドラフト、4球団競合の末、与田監督が根尾を引当てガッツポーズをした瞬間、喜びに沸いたドラファンは多くいただろう。翌2019年は3球団競合の石川昴と2年連続で〝黄金の右腕〟で当たりくじを引当て〝GOD HAND〟球団グッズにもなったほどだ。


就任すぐの秋季キャンプにおいて、マスコミに対し「規定投球回を到達する投手を3人作りたい」と話てたことを思い出される。言葉通り今季3人の先発投手が到達した。
この3年間で強固な投手陣を作り上げた。何と行っても大野雄を押しも押されぬエースへと導いた。2018年未勝利から2019年ノーヒットノーラン、そして2020年に見事な復活劇を見せ沢村賞まで獲得した。
先発転向した福谷、右のエースへと駆け上がった柳、一本立ちした小笠原、大ピンチ時のリリーバー谷元・又吉の復活、絶対的勝利の方程式の大福マル等々、また投手陣だけじゃなく、課題であった捕手も育て上げてくれた。
2年目の昨季には8年ぶりのAクラスにも導いた。
時には勝利への執念を見せたこともあった。よそ見をしていた審判員に鬼の形相で食ってかかった場面や微妙な判定にベンチを飛び出そうとしたところを伊東ヘッドに制止される場面など、星野イズムを継承する優しさの中に熱いものを持つ監督であった。

一方で疑問視する事柄も多かった政権であった。
各局テレビのワイドショーなどでも取り上げられた、いわゆる〝お前騒動〟から始まり、〝「代打三ツ間」事件〟、〝門倉2軍投手コーチ失踪事件〟、コロナ禍、木下雄介さんの逝去という悲しい出来事もあった。
負ける事が当たり前となってた弱小チームに与田監督は常に前向きなメッセージを送り続けた。目標を問われると「優勝」と口した。
いつしか男気を感じた選手やコーチを責めないコメントも無味乾燥とした負け試合の後は何だか評論家然としてきているのが気になり、変わらぬ物言いは次第に他人事の様に響いたのは、おそらく多くのファンも同じではなかったろうか。
采配や選手起用も僕らドラファンはおおいに疑問を感じた。
采配については相手があることなどあり結果論となってしまう為、控えることとします。
しかし選手起用は与田監督自身が最終決定するものなので疑問を感じた。レギュラー選手の好不調を見極めず入れ替えはほとんどなく固定、ファームから期待値のある選手を上げても一軍体験ツアーと思わせる様な扱いは選手に競争意識低下を植え付けてしまった様に見え残念であった。

思い起こせば1990年新人王を獲得した年。4/7、横浜大洋ホエールズとの開幕戦で初登板。


同点で迎えた延長11回表無死1.3塁の大ピンチでリリーフ登板し、2つの三振を含む無失点に抑えた場面や死球を当てた恐怖の外国人グレン・ブラッグスがマウンドに突進してきても、一歩も逃げなかった場面など剛腕与田投手にぞっこんだった、あの頃の私。
長い様で短かった3年間。
国難とも言えるコロナ禍を戦いタクトを振るった心優しき熱いものを持つ監督であった。
3年契約の3年目、優勝を掲げた今シーズン序盤から貧打にあえぎ、12球団一の投手陣を擁しながらも5位に甘んじた。
残ったものは5位3位5位…。優勝はおろかAクラスに食い込むこと一度限りがやっと。
9月末、自ら進退伺いを提出した。勇退ではなく、事実上の解任であったと思われる。
与田監督が僕らドラファンや選手に惜別のラストメッセージを送ってくれた。
球団公式YouTuberチャンネルが、今季最終戦の舞台裏映像を公開。試合後、穏やかながら寂しそうな表情で言葉を紡いだ指揮官の姿に、ファンから「与田監督は優しすぎるのよ」との声が上がった。
3年間の終わりを告げる映像に、ファンは「絶対に忘れません」「優しい監督で、優しすぎる監督で、大好きでした」とのコメントを並べていた。

『最後に』
「絶体絶命の大ピンチに鮮烈デビューした時のあの姿からイチオシ応援してました。
3年間、本当にお疲れ様でした。」