宝石ざくざく◇ほらあなJournal3

ロシア語をはじめ、外国語学習に関するあれこれを書いておりましたが、最近は…?

再開/聴きながら読める

2021年03月11日 | 
一旦更新が止まると再開に時間がかかる。
止まった直接の原因は1月の大雪と寒さだと思うのだけど、その後もなんとなくもやもやと日が過ぎた。

先日図書館で借りてきた『Think clearly』(ロルフ・ドベリ著 安原実津訳 サンマーク出版)、副題が「最新の学術研究から導いた、よりよい人生を送るための思考法」というのだけど、それの第一章が「考えるより、行動しよう」で、1ページめに「何を書くかというアイデアは、『考えているとき』にではなく、『書いている最中』に浮かぶ」とある。
これ、学術的な根拠は知らないけど、私も知っている。他の何かで読んだか、自分の実感もあって。
そうだったそうだった。
「自分の思考を探ってみても最後にたどり着くのはおそらく、気分の波と、とりとめのない感情と、曖昧な思考だらけの混沌とした泥沼だけだ。」
わーまさにその通り。うまいこと言うなぁ。

読書録を書こうと思っていたのだけど、溜まった分をまとめて書こうとしておっくうになっていた、というのも再開が遅れた理由である。
読んでから日が経って記憶が薄れてしまったのが残念だけれど、『細野晴臣と彼らの時代』(門間雄介 文藝春秋)から。
偏りなく目配りの効いた内容で、良い仕事をしておられるなぁと著者にも敬意を払わずにいられない。
知らない時代も、部分的に知っている時代も興味深く。
はっぴいえんどについての鈴木茂さんのお話で「四人ともお酒を飲めないから、移動中はお茶とおまんじゅうで、(・・・)若干の違和感もあったよね、お年寄りの集まりみたいだなって(笑)」
というのが、当時の目でみても老成していたんだなあとおもしろい。
「再会」の章、21世紀になってからの小坂忠さんのレコーディングで
「小坂がかつてと同じように『細野くん』と呼びかけると、スタッフの顔色はさっと変わった。細野にそんなふうに気安く声を掛ける人はもうどこにもいなかった。」
というのも印象に残った。
個人的には、細野さんの活動はほとんど追っていない私だったが、なぜか平成元年「オムニ・サイト・シーイング」はよく聴いていたなぁと思い出す。何か影響されているかも?
著書中に出てくる楽曲について、サブスクリプション(apple music)のおかげで、すぐに参照できるのが、新しい読書の形?という感じでいいなと思った。でも大瀧詠一作品は入ってないので聴けず、至極残念・・・と思っていたら、サブスクリプション解禁というネットニュースを見たのだけど、ほんとかな?

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