『沖縄から貧困がなくならない本当の理由』(樋口耕太郎 光文社新書)読了。
そもそもは『宇宙に行くことは地球を知ること』を買いにいったとき、光文社新書の棚に並んでおり、「あ、ネットか何かで見た覚えが」と認知したのがきっかけ。
「自尊心の問題がかかわっている」というのを見て、読んでみようと思ったのかな。
「自尊心」は、私が結構敏感に反応してしまうキーワードなのだった。
沖縄の問題は濃縮された日本の問題というのが、我がこととして、分かる。
沖縄大学の学生たちの声を読んで、ずっと暗い気持ちになっていたのだが、昭和後期に小中高校時代を過ごした私の周りにもこういう空気は確かにあった。
同調圧力によって生ずる無感覚とか抑圧された怒りとか、私も後年になって自覚したことがあったのだった。自分を生きていないと、当座は平穏でも、結局のところロクなことにはならない。
対症療法ではなくて根本原因を探るという点で、去年からロングセラーになっている『ケーキの切れない非行少年たち』(宮口幸治 新潮新書)も思い出した。非行少年に関心を持つ人は多いと思うが、この本にあるような視点は「人の関心に関心を注ぐ」ことで明らかになったことだと思った。
また、先に読んだ花田菜々子さんの本になぜ感銘を受けたかというと、それが「人の関心に関心を注ぐ」こと、そして「人が自分を愛する手助けをすること」、そのことによって自分らしく生きることの実践記録になっていたからだろうかと思った。
「自分を愛することは最大の社会貢献になり得る。」
新政権の首相および閣僚の方々も、自分を愛せる人であってほしいが。政治家の二世とか圧力がすごそうな気がする・・・
能力的に人や社会のためにできることってないなぁ・・・と思っていたけど、具体的な支援でなくても、目の前の人の関心に関心を注ぐ」ことは始められるかも。
そもそもは『宇宙に行くことは地球を知ること』を買いにいったとき、光文社新書の棚に並んでおり、「あ、ネットか何かで見た覚えが」と認知したのがきっかけ。
「自尊心の問題がかかわっている」というのを見て、読んでみようと思ったのかな。
「自尊心」は、私が結構敏感に反応してしまうキーワードなのだった。
沖縄の問題は濃縮された日本の問題というのが、我がこととして、分かる。
沖縄大学の学生たちの声を読んで、ずっと暗い気持ちになっていたのだが、昭和後期に小中高校時代を過ごした私の周りにもこういう空気は確かにあった。
同調圧力によって生ずる無感覚とか抑圧された怒りとか、私も後年になって自覚したことがあったのだった。自分を生きていないと、当座は平穏でも、結局のところロクなことにはならない。
対症療法ではなくて根本原因を探るという点で、去年からロングセラーになっている『ケーキの切れない非行少年たち』(宮口幸治 新潮新書)も思い出した。非行少年に関心を持つ人は多いと思うが、この本にあるような視点は「人の関心に関心を注ぐ」ことで明らかになったことだと思った。
また、先に読んだ花田菜々子さんの本になぜ感銘を受けたかというと、それが「人の関心に関心を注ぐ」こと、そして「人が自分を愛する手助けをすること」、そのことによって自分らしく生きることの実践記録になっていたからだろうかと思った。
「自分を愛することは最大の社会貢献になり得る。」
新政権の首相および閣僚の方々も、自分を愛せる人であってほしいが。政治家の二世とか圧力がすごそうな気がする・・・
能力的に人や社会のためにできることってないなぁ・・・と思っていたけど、具体的な支援でなくても、目の前の人の関心に関心を注ぐ」ことは始められるかも。