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宝石ざくざく◇ほらあなJournal3

ロシア語をはじめ、外国語学習に関するあれこれを書いておりましたが、最近は…?

グルーヴィー(?)な夜

2010年03月20日 | 音楽
UA × rei harakami というコンサートに行ってきた。
(円形劇場ヘリオス)

ふたりのコラボレーションがあるのかなと思っていたのだけれど違っていて、1部ハラカミさん、休憩を挟んで2部ウーアという、全くの別構成だった。

オールスタンディングとあったけど、2階席だと座れたみたい。
会場が小さいので、後方でも充分見える。
(視界の先に背の高い人がいなければ、だけど)

照明がまだ点いている間に、スタッフの人のような雰囲気でハラカミさん登場。照明OFFの合図をして、演奏開始。
最前列に陣取れば、あの箱を操る指先の秘密が分かったかもしれないのだなー。
目の前にあるのはただの箱ひとつだけで、つまみとかをちょいっと動かすだけのようにみえるんだけど、ハラカミさんのまなざしや動作は、ライヴパフォーマーそのもの。ときおり汗もぬぐう。
で、生み出される音は、目をつぶって聴いていたほうが心地よく感じたりするのが困る。
困るってのもヘンだけど、せっかく天才のお姿を目の前で拝めるチャンスなので、音に身を任せるだけでなく、しっかり(時々)目を開けて、パフォーマー・ハラカミさんを鑑賞する。
思うに、多くの人にとっての、思考・表現・伝達etc.のための道具の第一は「ことば」だけど、ハラカミさんとかは「音」なのかなぁ。
(ダンサーは「体」だし、数学者は数字と数式?が、自分と世界を結ぶ道具だったりするのかなぁー、と。「ことば」は時に曖昧であやふやだけど、他のものは絶対的な関係を結べそうで幸福純度が高いように思う…と閑話休題)

ハラカミさんが発した言葉
(記憶があいまいでいい加減なもんです。お赦しを^^;)

「(演奏終了後)、ということで。」
「近いっすねー。クラブみたい」
「暑いっすねー」
(後で上着脱いでTシャツだけになった。意外に筋肉質にみえたのは、やっぱりあれって(箱のつまみを動かす)体力いるのかな?)
「どうせみんなCD買ってくれないんでしょ」
「ま、最近あんまり(CD)出してないんですけど」
「そんなあなたに、特製タオルをおてごろ価格で。ネーム入り」
(微妙にイラッとくる(笑)イラストに「れーはらかみ」のネーム入りタオルが500円で売られていた)
「孤独なんですよー。そんな孤独な作業を10年近く」
「ちょうど時間ぴったりでしたね」(で、全演奏終了)

んーこれで全部かな??

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20分間の休憩の後、バックバンドのみなさん、そしてUA登場。

登場の瞬間、衝撃が走った。
「う~あ~、カワイイーーーー」
(あっシャレではない^^;)

いや、UAに関してはほとんど知識がなく、以前ダウンタウンの番組で
「昔、まっちゃんのおっかけしててん」
って言ってた記憶しかなくて。
(って古すぎか…かれこれ15年近く前??)
CDジャケットとか、顔のアップのイメージが強かったので、全身像の美しさが衝撃的だったのだ。
ワンショルダーでパッチワークみたいなドレスだったんだけど(UAのウェブサイトで見た新アルバムのジャケット写真と同じ)、首から肩、腕にかけての線がものすごーくきれいで、昔の「オリーヴ」とか少女雑誌のモデルさんみたい。
骨格がしっかりしてるからか、細くても全然病的じゃないし、とても経産婦とは思えない。
マッシュルームカットの髪型が、また、頭部から首にかけての美しさを際立たせていて、あれはカツラだそうだけど、よい選択だと思った。
人々の頭に隠れて、足元が見えなかったのがすごーく残念。
モード雑誌とかに全身像を載せてほしいー

ということで、ひと目でUAに夢中になってしまった(ハート)
音楽的にはちょっとよく分からないけど(すみません…後でじっくりCD聴いてみよう)、バックバンド編成が、ギター、ベース、ドラムス、コーラスのお姉さん2人(この方たちの声が独特の効果を生んでいるということを後で知る)、サキソフォンとトロンボーン(だったかな?とにかく管楽器が2つ)で、鍵盤楽器がないっていうのが珍しいなと思った。
後ろでUAをぐるっと取り囲む配置なためか、みなさんお茶目なUAさんを温かく見守っている保護者のようなイメージ。

UAさんは、やっぱり根が関西人(現在は神奈川県どこだったか忘れたけど緑区在住になるそう。「区」になるのいややーって言ってたけど)、サービス精神あふれるMCで、その人柄がまた好きになった。
「徹子の部屋」をもじった「うー子の部屋」、UAと目が合ったという女の子がステージに上がったんだけど、もう少し前にいたら私が手を挙げたいくらいだったわー!
(思い入れの強い人に対しては絶対できないんだけど、100%ミーハーな場合は結構大胆になれそうなワタクシ…^^; というか、ステージの盛り上げにちょっと協力したかったな、と)
UAのお母さんの故郷、加計呂麻島の名前も覚えました。

極私的スケートに合うと思う音楽

2010年03月17日 | 音楽
オリンピックの余韻をひきずってか、フィギュアスケートのプログラム曲を集めたCDまで聴いたりしている。

フィギュアスケートにはやはりクラシック曲が基本だと思うし、無知な身には、この機会に好きな曲が増えたりすると嬉しい。

けれど、時々は斬新な曲も面白い。
過去動画を見ていたら、プルシェンコのプログラムにものすごいぶったぎりのマイケル・ジャクソンメドレーがあって驚いたのだった。
これでいいんだったら、なんだってできそう。

ということで、私の敬愛する矢野顕子さんのアルバムに、これ、フィギュアに合うんじゃない!? と思う曲があるので、書き留めておこうと思った次第。
まぁ、単なる妄想ということでお許しを^^;

1."It's For You"
(アルバム『WELCOME BACK』収録)

矢野さんのピアノとパット・メセニーのギターの掛け合いがメインのインストゥルメンタル曲。
(矢野さんのスキャットは入ってるが。「愛してるー」と言葉が入るところは、はしょってもいいかな、と)

この曲は以前から、後半のピアノのフレーズが繰り返されるところなど、バレエのピルエット(でいいのかな)が頭に浮かんだりしていたのだった。
ここは各種スピンの連続でお願いしたい。
といっても、テンポが速いし、超難度プログラムでないと映えないかもー。

2.気球に乗って
(アルバム『JAPANESE GIRL』収録)
伝説の矢野さんファーストアルバムの1曲目。
後に英語の別ヴァージョン(アルバム『yanokamic』)で出たときは『Sayonara』というタイトルだったから国際的にはこっちかと。

で、実況紹介では
「曲は『ジャパニーズ・ガール』から『サヨナラ』」
と、いかにもオリエンタリズムを狙いましたーというふうでありながら、流れてきたのがこの曲で、観客の度肝を抜く、と(^o^)/

それはともかく、イントロがいいし、ピアノの間奏が入った後の後半インストゥルメンタル部分が超盛り上がる。気に入っているフレーズは実は1と似てるんだけど、こっちのほうがインパクトが大きいかな。でもどう編集するかが難しい…

でも、現役のソングライター&パフォーマーにとっては自分の曲が勝手に編集されるのは嬉しくないことのような…結局クラシック曲になるのはそういう理由もあるのかも。
(もしくは、オリジナル曲をつくってもらうか。高橋選手の『eye』は coba さんがスケート用に提供したのだろうか? そういえばプルシェンコの『tango amore』は、演奏者エドウィン・マートンのウェブサイトからダウンロードするしか手に入れる方法がないみたいで、びっくり。CDとか出てないの~?)

などと考えながら(ヒマなのか!?)久々にこのアルバムを聴きなおしてみたら、あっ
3.へこりぷたあ (←ヘリコプターのことです)
は、いいんじゃないのー!?
前半の「緩」から後半の怒涛の「急」への落差が、たまらなくいいんだよねー。
最初はつづみの音で安直なジャポニスム路線かと思わせながら、これまた観客を異常な世界に引き込み、最後はスタンディングオベイション、と。
(というか、音楽だけなら絶対スタオベの嵐)

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盛り上がることでは間違いなしと思う上記3曲だけど、ただ残念なのは、ステップを刻む箇所が無さそうなところ…ジャンプのタイミングとかはぴたりとはまりそうなんだけどなー…
(後日付記:また聴いてみたら、『へこりぷたあ』はステップもいけそうな気がする。)

そうそう、これらの曲の別の利点としては、一度ハマった人ならば、何百回聴いても飽きないことである。
やっぱり年間ずっと同じ曲で練習するのだから(たぶん)、飽きないというのは大切な要素かと^^

お知らせ

2010年02月14日 | 音楽
ヘリオスグルーヴィーナイトvol.19
UA × rei harakami
2010年3月20日(土)
円形劇場ヘリオス(↓ウェブサイト)
http://helios.city.nanto.toyama.jp/

先日たまたまポスターを目にして初めて知ったのだった。
意外にご存知ない方もいるのではないかと。
(でもヘリオスはいつもほとんど他の媒体でコマーシャルしていないから、コアな音楽好きにはちゃんと情報網があるのかな?)

興味ある人が偶然目に留める機会が、ほんの少しでも増えればと、ここに書いてみる次第。

オールスタンディングというのがキビしくもありますが…

新譜を聴く

2010年02月11日 | 音楽


2/9CD『音楽堂』(矢野顕子)購入。聴いている。
(↑フライングゲットというやつである)

まず、このアルバムに『いい日旅立ち』のカヴァーが収められると知って
「やっぱり、セールスって大切だからなぁ…」
と思った自分を、(誰にというわけではないが)深く詫びたい。

いやーだって山口百恵さんの往年の名曲ですよ。
国鉄(!)の「DISCOVER JAPAN」キャンペーンソングですよ。
年代のせいもあるけど、私には百恵ちゃん以外の歌唱はありえないうただったのだ。(作詞作曲の谷村新司氏でさえもありえない感じ)

しかし、一聴、ぶったまげた。
「他人の曲、やのがうたえばやのの曲」(でしたっけ)とは、以前から言われていたが、これは本当に、今現在の矢野さんがうたうべき曲、という以外のなにものでもない。

当時から、このうたの歌詞はかなり謎だったのだ。
「でもまぁ、最初にコマーシャルありきのうただしな(国内旅行を促すコピーとして)」と、一応納得はしていたが、『いい日旅立ち』というすがすがしいタイトルのわりに、百恵ちゃんは思いつめた表情でうたっているし、よく分からなかった。

ところが、矢野さんがうたっているのを聴くと、これはすみからすみまで矢野さんのためにある歌詞なんじゃない? と思えて、本当にびっくりした。
それでいて、聴き手のこともちゃんと思っていてくれて、思わず知らず滂沱の(は大げさだけど)涙が…

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『ほぼ日』のコンテンツにある調律のお話を読んで、聴くと、うんうん「微妙なずれというか崩れ」というのが、なんだか分かるような気がする。
過去の弾き語りアルバムとはまた違った空気感。
『へびの泣く夜』の一節に、「悲しみのサイハテ」というのがあるけど、悲しみではないかもしれないけど、何かのサイハテまで行って、また来ましたよっていう感じかな…なんだか違うような気もするけど。
でもサイハテまで行ってきた人って、「同じだけど違う」感じがするよね。

ともあれ、これから聴きこむのがほんとに楽しみ。
聴いてると他のことができなくて困るけど。

東京国際フォーラム12/27

2009年12月27日 | 音楽
Ryuichi Sakamoto Playing the Piano featuring Taeko Onuki を観る。(@東京国際フォーラム ホールC)
(チケットの表記はこうだけど、正式には人名含め全部小文字らしい…)

大貫妙子さま出演ということで、これはチケットを取らねばーと思ったのであった。
坂本さんのニュースレターで先行受付があったため無事チケットを取ることができた。
(と言っても、1-5列目席確約という1次受付は当然ながら(?)落選。1階だけどずっと後ろのほうの席だった。まぁオペラグラスで表情なども(照明が暗くて分かりにくかったけど)見えたので、よかった)

銀ぶらして、腹ごしらえにおそばを食べて(せいろ1枚で足りず、ついおかわりをしておなかいっぱいになってしまう、全然粋じゃない私であった)、比較的余裕をもって会場到着。
ホールCは木のちょっと重厚なつくりが落ち着く感じ。

以下箇条書き(というには、ひとつひとつの文章が長いが)

・開演直前照明が消されたとたん、子供の泣き叫ぶ声が。急に暗くなって怖かったんだねー。それが演奏が始まってからも続いたのが、やっぱりさすがに気になった。非常口の表示も消されたから出るに出られなかったのかなとも思ったけど…迷惑というよりも、子供がかわいそう。トラウマにならないといいけど。

・冒頭演奏は『out of noise』からいくつかと代表曲いくつか(忘れた) その間坂本さんはひとことも発さず。寝不足だったらうたたねしてしまいそうなところだけれど、淡々と落ち着く感じもあって、居心地は悪くなかった。

・が、大貫妙子さまが登場し、坂本さんと言葉を交わしたことで、一気に会場の雰囲気が和んだことは否めない。
大貫さまは黒のドレスで少女のようにかわいらしい。かわいらしいんだけれど、きりっと大人でもあって、ほんと不思議な方だ。
長年のつきあいらしいリラックスした会話に和む。
坂本さん曰く『大阪では夫婦漫才と言われて。(間)めおとじゃないんですけどね』って…ま、いいけど。

・大貫さまがうたった曲(曲順など正確な記憶ではなくてすみません)
『色彩都市』
前情報を入れてなかったので、この曲が始まったときは、やっぱりはっとしてすごく嬉しかった)
『懐かしい未来』
(NHKエコキャンペーン(だっけ?)の主題歌)
『Tango』
『この道』
(坂本さん曰く「山田耕作はほんといいですよね」私からすると「今頃日本唱歌に目覚めたか、遅いよ」という感もないではないが)
『突然の贈り物』
『風の道』
(大貫さま、歌詞が途中で飛んでしまい、そのままなかなか戻らなかった。大貫様にしてはすごく珍しいことなんではーでもこういうのもライブ感があっていいなーと思っていたら、後のMCで「鼻をすすっていらっしゃる音が聞こえたとたん、こみあげるものがあって…」と語っていた。
鼻をすすっていたというのは、言わずもがなだけど、風邪じゃなくて、この曲に重なる想いが溢れて泣いていたのだ。
ほんと、この曲は特に自分と重なる人が多いのだろうなーと思う。
そのMCを聞いてこちらも涙ぐんでしまった。)

・大貫さまの歌唱は、もしかしたら、若い頃と比べると音域が狭くなって、声を出しづらくなっているのかなと思ったけど、そこを、発声法とかほかのいろんなもので補って余りある、という感じで、素敵だった。やっぱり来てよかった。
いままでのメンバーでのライブは今年で終わりということで、音楽活動はあまりしなくなるのかなと心配していたのだけれど、来年は、他の人の曲をカヴァーするとかまたいろんな計画があるみたいで、楽しみ。
(よく把握できなかったんだけど、坂本さんの曲に詞をつけてうたうってことらしかった)

・大貫さまとの共演のあとまた坂本さんの演奏が何曲かあり、アンコールもたぶん2回くらいあって終了。
坂本さんはヨーロッパツアーの後ということもあって、だいぶお疲れのようだったが、(まとっていた鎧が、もう崩れ落ちそうみたいなことを言っていた)その、なんというか枯れかけた雰囲気(?)も悪くなかった。
わーっと熱狂というんじゃないし、好き好き!とうっとりするんでもないけれど、平常心でいられる良さっていうのかなー。

写真はコンサート後の東京国際フォーラム前(マスク姿が2009年ぽい?)

さとがえるコンサート2009

2009年12月13日 | 音楽
矢野顕子さとがえるコンサート2009@NHKホール鑑賞の日である。
去年は行けなかったので、今年は万全の態勢で臨んだ。

…はずだったんだけど、おっかしいなー。

余裕があったので回り道したのがよくなかった。
私の脳内地図だと東急本店の横の道を曲がるとNHKホール手前の交差点に出るはずなのになー。
たぶん、渋谷って駅を基点に道が扇状に広がっていて、道同士が直角に交わってないからあらぬ方向に行ってしまうのだろうなーと考察。
(と、知っている人からするととんでもないことを書いているような気もしてきた…後でGoogleMAPで確認しよう…)

なぜかNHK放送センターの前に出てしまい、建物の内部をつっきれば近いのだが、そういうわけにもいかず、ぐるっと回って息をきらして駆け込むはめに…

とはいえ、今回は開場時刻を目指して来たので、45分後の開演には、まぁ余裕で着席できたのである。よかったよかった。

ロビーのお花を眺める余裕もあり。
くるりや宮崎駿氏、石川さゆりさん(律儀だなー)など。avex からの花があったのにはちょっと驚き。

今回の座席は前から9列目。中央ではないけれど、ピアノ側だから、私としてはかなりいい感じ。
オーケストラピットの席ってたぶんファンクラブ経由の席なのだろうなー。

さてさて、肝心のコンサート本番は、もちろん、すっばらしかった。

ドラムのジェイ・ベルローズ氏が、かちっとしたスーツ姿で登場したのがまず、新鮮だった。
ベースのジェニファー・コンドスさんは、DVDで見て、「素敵なひとだなー」と思っていたので、後のメンバー紹介で、矢野さんが「私もこんな大人の女性になりたい(笑)」と言っていたのに(笑)ながらも、うんうんとうなずいていたのであった。
矢野さんの今回の衣装はエプロンドレスというか巨大なよだれかけ?にジーンズ(前から見るとチュニックドレス?だけど後ろ姿はTシャツ)。髪型はふわふわボンバー(と書きながら、ボンバーってはて?なんだろう)。

CDの収録曲は、ライヴを聴くと、CDで再生する音はまとまりすぎておとなしい感じに思えてしまう。やっぱりライヴっていいなー。
収録曲じゃない、新しい曲の数々は、うう、1回きりではもう脳内再生できない…またどこかでやってほしいなー。
特に『まなべよ』という新曲が、怒涛のアンサンブルですごかった! これはいつかCDに入るよね。

正直言うと、CD『akiko』のサウンドは、決して私の好みではない、というか、即「好き好き!」となじむ感じではないのであった。
しかーし、この4人のカルテットには有無を言わさぬすばらしさがある。私の、これまで雑多な音を聴いてできた耳の、さらに先のクオリティを行っているのだなー、という感じ。
(うまく言えないけど…高校のとき聴いた『峠のわが家』も当初そんな感じだった。その前のテクノっぽいのは、「好き好き!」とすっとなじむ方)

マーク・リーボゥ氏のギターというのが、また、決して私の好きな音ではないのだが(と好みを言えるほどのもんでは全然ないのだが、誰だったかが渡辺香津美さんのギターを評して言っていた「軽薄でおしゃべり」なドライな感じのほうが好きなのである)、妙にクセになるのは、やっぱりうまいんだなー。
で、今回、あの、なーんか湿り気のある感傷的な音は、日本の70年代歌謡の世界によく合うのだー! という発見があった。
(オリジナル曲を私は知らないんだけど、いしだあゆみの『涙の中を歩いてる』と、これは別メンバーでCDに入ってるけど『ウナ・セラ・ディ東京』を演った)
というか、このメンバーでこういう曲をやろうと決める矢野さんがすごい。
これら歌謡曲の出自内容を、メンバーにどういうふうに説明したのかなーと想像すると面白い。

アンコールでは、矢野さんの髪型がストレートの姫カットになっていた。
そのときは気づかなかったのだけれど、後で、あの髪型も、デビューアルバムの頃を意識してのものだったのかなと思った。
アンコールは、『気球に乗って』と『ふなまち唄』と、両方ともデビューアルバムのものだったけど、聴いているときは全然そんなことは意識しなかったのだった。『気球に乗って』なんか、カントリー調っていうのかな?、全然違う雰囲気だったし。

ふと思ったのだが、80年代以降しばらく聴いてなくて、今回久しぶりにコンサートに足を運んでみたというひとだと、全然別物! とびっくりしてしまうのではなかろうか。
同年代のほかのアーチストの人だと、よくも悪くも、青春時代を懐かしむプラス変わらない演奏姿勢に私もまだまだと励まされる、というお客さんが多いような気がする。(よく分からないけれど)
しかーし、矢野さんの場合、よく見れば根本は全然変わってないんだけど、なんか、すごい進化を遂げて、さらにまだ進化の途上にある、って感じ?