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今日は定置網で網を絞って行くと水面をツマリトビウオが泳いでいるのを見つけ掬い上げ、魚ボラの標本用に確保する。実はその昔、まだ検索図鑑が無かった頃、毎年よく獲れるバショウトビウオを自分でツマリトビウオだと誤同定していて、そのまま長い事間違ったまま思い込んでいた。そして魚ボラに標本を持ち込み、初めて間違いに気付いた次第である。トビウオ類は鱗が剥げ易く、鰭も傷みやすいので綺麗な写真を撮るには他の魚に揉まれる前に泳いでいるところを掬って丁寧に扱わなければならない。バショウトビウオはたくさん獲れるので写真を撮ろうと思えばいつでもできるのだが、ツマリトビウオはあまり獲れないので泳いでいるところを見つけ出さないでいた。今回ようやく綺麗な状態で確保でき、写真撮影する事が出来た。もちろん魚ボラの標本用にタグを付け、冷凍保存する。トビウオ類もこの2種はまだ泳いでいる時に種の同定ができるのでまだ良いが、ハマトビウオ属などになればそうもいかない。泳いでいるところを見ても種の区別が付かず、標本を手に取り胸鰭や背鰭前方鱗数などを調べなければならない。これらの種は時間を掛けて獲れる時期を調べ、計画的に行なわなければならない。やはりトビウオ類はややこしく苦手であり、現在でもここで何種獲れているのか把握できていない。
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