今日は定置網で細身の小さなサヨリの仲間が1個体獲れる。うちの定置網でよく獲れるサヨリの仲間はナンヨウサヨリである。これまでこの細身の小さなサヨリはナンヨウサヨリの小さな個体だと思っていた。だが、私が魚ボラで標本登録してもらったリストの中にユリサヨリと言う覚えの無い、また聞いた事の無いサヨリの仲間の名があった。心当たりのあるサヨリとなると、今回獲れたこの細身の小さなサヨリの仲間が思い浮かび、新たに撮影する為に探していた。持ち帰り撮影を終え、これで終わりと思っていた。一応、検索図鑑で同定を試みる。撮影した画像から臀鰭軟条数を数えると17軟条である。ユリサヨリと一致するがもう1種マルサヨリも該当する。この2種の違いは上顎の長さと幅の割合である。だが、この割合が微妙な値で、ユリサヨリは長さに対して幅が0.85~1.0倍、マルサヨリは0.65~0.85倍となっている。見た感じでは幅の方が長い事はわかるが、その割合は微妙である。検索も微妙な値での違いなので正確な計測が必要である。だが、このサイズなので家での計測は不可能であり自分での検索はここで終了。結局、魚ボラ任せとなる。
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