お魚三昧生活

鹿児島の定置網で獲れる魚や市場の魚、鹿児島大学総合研究博物館魚類ボランティア(魚ボラ)の事などを紹介します!

夜間採集

2021年02月13日 | 採集
 今日は毎週恒例の夜間採集の日。だが、生憎天気が良くなく、ポツリポツリと雨が降ってくる。ザっとチェックするだけで直ぐに帰ろうと思っていた。ところが現場に着くと光を当てなくてもプランクトンが非常に多く集まっている。これは期待出来そうなので、ひと通りチェックし、プランクトンが集まっている場所に陣取り稚魚を探す。懐中電灯で光を当て探すとプランクトンが異常なくらい集まり、そこから稚魚を探すのが逆に大変な位である。おまけに夜光虫も集団の塊で潮の流れで岸に集まり、これが来ると水中が何も見えなくなるので取り除いたりとプランクトンが多過ぎるのも大変である。目を凝らし探すと直ぐにカレイ目の稚魚が見つかり採集。それから次々とカレイ目の稚魚が集まってくる。カレイ目魚類は普通有眼側を上にして泳ぐのだが、この稚魚はまだ眼が移動してなく両側にあるのか、普通の魚の様に背鰭を上にして泳いでいる。カレイ目稚魚で別種がいないか探していると、今度はホウボウ系の稚魚を発見し採集。真っ黒なのでホウボウの稚魚だろうと現場でもわかる。カレイ目稚魚程ではないが、ホウボウの稚魚も集めようと思えばいくらでも集まりそうな感じで次から次へと見つかる。雨が降るので直ぐに帰る予定であったが結局帰れない状態となる。長い時間探したが、カレイ目稚魚とホウボウ稚魚ばかりなので終了。ようやく帰路に就く。


異常な位集まるプランクトン



まだ眼が移動していないカレイ目稚魚



カレイ目稚魚の別種



ホウボウ稚魚



またわからないフサカサゴ科稚魚

後日、この稚魚もマダラフサカサゴの稚魚と教えて頂きました。ありがとうございます。



体型からマアジ稚魚かな?
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