お魚三昧生活

鹿児島の定置網で獲れる魚や市場の魚、鹿児島大学総合研究博物館魚類ボランティア(魚ボラ)の事などを紹介します!

レプトセファルス幼生

2009年04月27日 | 定置網

 今日は水揚げ中に漁協定置網の人がちょっと興奮気味に珍しい魚が獲れたと教えてくれる。こちらもワクワクしながら待っていると冷蔵庫から持ってきてくれる。見ると何かのレプトセファルス幼生であった。私もレプト幼生は現物を見るのは初めてである。漁協定置の人もレプト幼生を知らなければ驚いた事であろう。しかもこの個体は全長が15センチ以上もある。こんなに大きくなるという事は知らなかったので私はこの大きさに驚いた。持ち帰り駄目もとで同定を試みる。もう20年程前であるが、稚魚図鑑が出版されると聞いて幼魚図鑑と勘違いし中身も見ないで購入してしまった。送られてきた図鑑を見て掲載されている稚魚のサイズが小さすぎてあまり役に立たず後悔した。結局トビウオ類の稚魚を調べるのに使っただけでボロボロになった魚類検索図鑑とは違い、今でも新品状態である。今回こそはと思い図鑑を開くが尾鰭が丸いのでウナギ目という事は分かった。だがその後の検索表から稚魚ならではの専門用語が並び、ここで終了。結局我が家の稚魚図鑑は宝の持ち腐れ状態である。あとはいつものように魚ボラに任せる。レプト幼生は冷凍に耐えられるか不安であるが、忙しくてなかなか大学へ行く時間が無い。生の状態で持ち込みたかったが、今回は仕方なく冷凍保存する。
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