お魚三昧生活

鹿児島の定置網で獲れる魚や市場の魚、鹿児島大学総合研究博物館魚類ボランティア(魚ボラ)の事などを紹介します!

息子の採集 ナマズ稚魚

2009年05月19日 | 採集

今日の夕方、外で遊んでいた息子が急いで帰ってくる。近くの田んぼにナマズの子どもがたくさんいるから網を貸してくれと言う。オタマジャクシと間違えているのだろうと思いながら網を渡す。だが、ナマズが用水路から田んぼに入って産卵するところをテレビで見たことがある。さらに子どもとは言え、うちの子がナマズの子とオタマジャクシを間違えるだろうかとも思う。戻ってきた息子の持つバケツの中を覗くと確かにナマズの子である。ナマズの幼魚となれば魚ボラの標本用にも欲しい。息子にそれを伝えるとみんな水槽で飼うとの事。それならもう一度捕りに行こうと息子に採集場所を案内してもらう。田んぼに行くと既に田植えも終わり、用水路の水が閉ざされていてあちこちで水溜りになっている。その一番大きな水溜りにナマズが群れていたそうだ。何度もかき混ぜた為か、まだ濁っていて中の様子は分からない。その水溜りをもう一度網で掬ってみるとナマズの幼魚が1個体捕れる。何度も掬って数個体確保する。ナマズの幼魚がいた水溜りはここだけで、他の水溜りはオタマジャクシばかりであった。そのオタマジャクシも少し捕って帰る。家に着くと捕ってきたナマズの幼魚の腹部がみんな大きくなっている。帰る間に一緒に入れたオタマジャクシを食べてしまった。そういえばナマズを掬った水溜りにオタマジャクシはいなかった。全て食べられてしまっていたのだろう。それにしてもナマズはオタマジャクシよりも少し大きいだけ。見た目では食べられる大きさではない。この食欲は恐ろしいくらい。結局再度採集したナマズも水槽で飼いたいということで全て水槽に入れる。水槽に何匹いるかは把握していないと思うので、息子には黙って今度の魚ボラに数個体持っていき標本登録しなければ。
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