お魚三昧生活

鹿児島の定置網で獲れる魚や市場の魚、鹿児島大学総合研究博物館魚類ボランティア(魚ボラ)の事などを紹介します!

タイワンアイノコイワシ

2017年12月16日 | 定置網
 毎年12月になると定置網にもカタクチイワシやウルメイワシの稚魚であるシラスが入り、網を絞っていくと水面が一面シラスに覆われる。水揚げする程は獲れないので、自分達で食べる分だけでもと網目の細かいタモ網で掬い取っている。今日は持ち帰ったシラスにゴミが混ざってないかチェックをしていると少し大きめの個体が混ざっていて取り除く。カタクチイワシかと思うが、よく見ると体の中央部に銀色帯が通っている。調べてみるとタイワンアイノコイワシと思われる。今までにも定置網で獲れてはいたが体表が弱いのかボロボロの状態で見つかる事が殆どである。今回は網を絞り上げる前に他の大きな魚に揉まれずに掬った事や、体の周りがシラスで覆われ、それがクッションとなり傷付く事なく綺麗な状態が維持されたと思われる。綺麗な状態なので折角だから標本用に確保する。

生シラス



コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ヒラアジ三昧 | トップ | 初確保 ヒレグロコショウダイ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

定置網」カテゴリの最新記事