お魚三昧生活

鹿児島の定置網で獲れる魚や市場の魚、鹿児島大学総合研究博物館魚類ボランティア(魚ボラ)の事などを紹介します!

タマカイ?

2009年11月19日 | 市場

今日は水揚げしていると漁協の定置網で大きなハタの仲間が獲れたようだが種がわからないかと仲買に聞かれる。最近獲れるチャイロマルハタかヤイトハタではないかと見に行く。すると定置網船に活かしてあり、大きな腹が脹らみひっくり返って泳いでいてよくわからない。だが、体側に小黒点などは確認できなく、まだら模様になっている。このまだら模様は見覚えがある。地元かごしま水族館でも飼育展示されているタマカイである。タマカイは全長で3メートルに達する大型のハタの仲間である。私はタマカイに縁があり、学生の頃はタマカイの若魚(確かジャイアントグルーパーという名だったと記憶しているが)を観賞用に学校の教室の水槽で飼っていた。また、飼育のアルバイトをした葛西臨海水族園でも表には出していなかった(オープン当時は大き過ぎて暴れる為かタマカイを展示する水槽が無かった)が裏の水槽でとても大きな個体を飼育していた。若魚も水族園の個体も黄色に黒と鮮やか?な体色であったが、この個体は全体に茶色く、鮮やかさはない。ひょっとして違う種かもしれないかな。この個体は計測すると64キロあり、キロ単価1800円で取引された。1尾で10万円以上。魚ボラの標本用にとはまったく考えもしなかった。
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