お魚三昧生活

鹿児島の定置網で獲れる魚や市場の魚、鹿児島大学総合研究博物館魚類ボランティア(魚ボラ)の事などを紹介します!

どちらだろうかカマス属魚類

2021年11月06日 | 採集
今日は土曜日なので夜間採集へいつもの港へ向かう。干潮時で港内は干上がっている。港内に降り、水際を散策するも何も見つからず。なので以前にシラヌイハタの幼魚を見つけた(ブログ2018 12.22)場所でまたハタ類の幼魚がいないか転石をひっくり返し探す。するとイットウダイ属の幼魚を発見。恐らく以前岸壁で採集したことがあるアヤメエビスの幼魚と思われる。その後も見つかり3個体採集。転石に隠れているところを見つけるのは初めてである。しかしハタ類の幼魚は発見出来ず。陸に上がり、最後にスロープを散策する。すると背面に斑紋が現れているカマスを発見。タモ網で掬おうとすると勢いよくこちらに向かって来て足元をすり抜け逃げられてしまう。魚種を確かめたかったので逃げられて残念に思う。次を探そうとすると後ろでピチャピチャと音が聞こえる。明かりを照らすと今逃げられたカマスが陸に打ち揚がっているではないか。勢いよく逃げたのでそのまま打ち揚がった模様。ラッキーと言わんばかりに遠慮なく確保。見ると体側に横帯がいくつも並んでいる。オオカマスの幼魚と思われるがタツカマスも横帯がありよく似ている。この横帯がくの字状になっている様にも見えるがタツカマスの横帯にもよく似ている。家に帰り調べるがネットを見てもタツカマスは幼魚の写真が見つからず、情報が無い。結局決め手は鱗の枚数となるので自分では諦め、あとは魚ボラ任せとする。
*後日、魚ボラでオニカマスと同定されました。

クロオビエビスの幼魚


コバンヒメジ(夜間色)


オオカマス? タツカマス?
*この個体は後日、魚ボラでオニカマスと同定されました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする