今日は市場で定置網漁の水揚げ後、他の定置網の水揚げ状況を見に行くと、お隣の定置網船がまだ水揚げ作業中。魚が選別され、残された雑魚の中を見るとサクヤヒメジの姿を発見。更にその雑魚の中を探すと10個体ものサクヤヒメジが見つかる。まだ水揚げ作業も中盤であり、この後も待っていればまだ多くのサクヤヒメジが出て来ると思われる。だが、自分も仕事に戻るのでこれ以上見ていられないのが残念であるが、最終的にどのくらいの個体数が混獲されていたのか気になる。数年前にここの海域の一番北側の道の駅にサクヤヒメジが沢山パックに入って売られていて驚いた。15年前に初めて見つかり8年前に新種となったサクヤヒメジ。新種の魚とは未だに稀少種であるのが当たり前であるので、サクヤヒメジは例外で珍しいパターンである。自分としては一般的に普及してもらいたいと願っており、徐々に近づいている感じになって来た。だが、個体数が増えて来ても未だに雑魚扱いである。ここを打破しないとサクヤヒメジを一般の人にも浸透させるのは難しいだろう。
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