8月27日、週明けの2学期開始を前に、子どもへの新型コロナ急拡大の中、安全安心な教育現場にするための緊急申し入れを行いました。
申し入れた内容は、大きく7項目です。
対応した教育長は、「申し入れいただいた内容は、どれも必要なもの。」と積極的な受け止めでした。
子どもへの新型コロナ感染急拡大の中、安全・安心な教育を保障するための緊急申し入れ
1、 分散登校やオンライン授業は、子どもと保護者の状況に合わせて、柔軟な形で運用すること。
特に、「オ 保護者が医療従事などの『要登校者』」については、医療従事者に限らず、休職・時間休をとることが難しい、家族の介護看護等がある、保護者が病気であるなどの事情もあるので、保護者の減収や失職を招かないことや、過度な家庭の経済的負担とならないよう、状況をよく聞き柔軟に対応すること。
2、 保護者・子どもの中には、感染対策等のために、登校を見合わせるという選択を検討しているケースもあります。国の通達では、「同居家族に高齢者や基礎疾患がある者がいる」場合には欠席扱いをしないという登校見合わせへの対応を示しています。しかし、ひとりひとりの子どもや家庭には、それにとどまらないさまざまな事情があると考えられるので、「欠席扱いしない」という対象を狭めず柔軟に対応し、登校を見合わせる子どもたちの学びや成長を教育にきちんと位置付けること。
3、 教室でのエアロゾル感染防止へ、短時間で全換気を行い、不織布マスクをつけるよう指導・援助する
教室という限られた空間で一定時間集まって会話し、給食をとる学校は、エアロゾル感染に注意する必要があります。デルタ株は従来株の半分の時間で感染するというスーパーコンピューター富岳のシミュレーションもあり、短時間で空気を入れ替える常時換気(4カ所開けなど)を行うとともに、教室では教師も子どもも不織布マスクをつけるようにすることが重要です。(つけることが困難な子どもは除く)そのためにも、予算を確保して必要な子どもには不織布マスクを支給すること。
4、 学校現場でのクラスター対策のため、検査を拡充すること
⑴ 陽性者が出た場合、濃厚接触者を狭くみず、実態に合わせて、学級・学年・全体など、PCR検査を行政検査として広く行うこと。
⑵ コロナ感染は半数が無症状感染者からであり、無症状感染者の発見と保護が感染対策に欠かせません。ドイツでは、児童生徒に週2回の迅速抗原検査を行っています。感染者の多い本市でも、教職員・子どもへの自宅でも行える定期的な迅速検査を実施すること。
5、 感染拡大時には、今回の様な分散登校やオンライン授業の実施、場合によっては臨時休校の対応が求められることが考えられます。通常の授業時数を確保することが難しく、確保しようとすれば子どもたちへ更なるストレスを求める状況も生じます。国に対して、学習指導要領の弾力運用を求めるとともに、限られた時間の中で実態に合った精選された学習内容を提供していくよう、教育委員会として取り組んでいくこと。
6、 コロナ感染により、子どもたちは長期間にわたる我慢とストレスの日々をせまられ、不満を募らせてきました。しかし、世界的なパンデミックになった新型コロナウイルス感染症の原因・新型コロナウイルスや感染の仕組みを科学的知識として子どもたちが得て、コロナと主体的に向き合っていくことは、今の時期に欠かせない学びと考えます。子どもと保護者が、科学的根拠に基づくウイルスへの理解と感染対策を学ぶ場をつくること。
7、 全国的にもクラスターが増えている児童育成クラブについては、3密とならないよう、余裕教室の活用などをさらに広げて、基準を上回る保育面積を確保すること。
消毒やアクリル板設置他、感染防止対策を今以上に拡充すること。
指導員のワクチン接種は、職域接種として、優先的・速やかに実施すること。

申し入れた内容は、大きく7項目です。
対応した教育長は、「申し入れいただいた内容は、どれも必要なもの。」と積極的な受け止めでした。
子どもへの新型コロナ感染急拡大の中、安全・安心な教育を保障するための緊急申し入れ
1、 分散登校やオンライン授業は、子どもと保護者の状況に合わせて、柔軟な形で運用すること。
特に、「オ 保護者が医療従事などの『要登校者』」については、医療従事者に限らず、休職・時間休をとることが難しい、家族の介護看護等がある、保護者が病気であるなどの事情もあるので、保護者の減収や失職を招かないことや、過度な家庭の経済的負担とならないよう、状況をよく聞き柔軟に対応すること。
2、 保護者・子どもの中には、感染対策等のために、登校を見合わせるという選択を検討しているケースもあります。国の通達では、「同居家族に高齢者や基礎疾患がある者がいる」場合には欠席扱いをしないという登校見合わせへの対応を示しています。しかし、ひとりひとりの子どもや家庭には、それにとどまらないさまざまな事情があると考えられるので、「欠席扱いしない」という対象を狭めず柔軟に対応し、登校を見合わせる子どもたちの学びや成長を教育にきちんと位置付けること。
3、 教室でのエアロゾル感染防止へ、短時間で全換気を行い、不織布マスクをつけるよう指導・援助する
教室という限られた空間で一定時間集まって会話し、給食をとる学校は、エアロゾル感染に注意する必要があります。デルタ株は従来株の半分の時間で感染するというスーパーコンピューター富岳のシミュレーションもあり、短時間で空気を入れ替える常時換気(4カ所開けなど)を行うとともに、教室では教師も子どもも不織布マスクをつけるようにすることが重要です。(つけることが困難な子どもは除く)そのためにも、予算を確保して必要な子どもには不織布マスクを支給すること。
4、 学校現場でのクラスター対策のため、検査を拡充すること
⑴ 陽性者が出た場合、濃厚接触者を狭くみず、実態に合わせて、学級・学年・全体など、PCR検査を行政検査として広く行うこと。
⑵ コロナ感染は半数が無症状感染者からであり、無症状感染者の発見と保護が感染対策に欠かせません。ドイツでは、児童生徒に週2回の迅速抗原検査を行っています。感染者の多い本市でも、教職員・子どもへの自宅でも行える定期的な迅速検査を実施すること。
5、 感染拡大時には、今回の様な分散登校やオンライン授業の実施、場合によっては臨時休校の対応が求められることが考えられます。通常の授業時数を確保することが難しく、確保しようとすれば子どもたちへ更なるストレスを求める状況も生じます。国に対して、学習指導要領の弾力運用を求めるとともに、限られた時間の中で実態に合った精選された学習内容を提供していくよう、教育委員会として取り組んでいくこと。
6、 コロナ感染により、子どもたちは長期間にわたる我慢とストレスの日々をせまられ、不満を募らせてきました。しかし、世界的なパンデミックになった新型コロナウイルス感染症の原因・新型コロナウイルスや感染の仕組みを科学的知識として子どもたちが得て、コロナと主体的に向き合っていくことは、今の時期に欠かせない学びと考えます。子どもと保護者が、科学的根拠に基づくウイルスへの理解と感染対策を学ぶ場をつくること。
7、 全国的にもクラスターが増えている児童育成クラブについては、3密とならないよう、余裕教室の活用などをさらに広げて、基準を上回る保育面積を確保すること。
消毒やアクリル板設置他、感染防止対策を今以上に拡充すること。
指導員のワクチン接種は、職域接種として、優先的・速やかに実施すること。
