元気・現金大切に:百姓おじさんから

アオムシがチョウになる新鮮な変身を見習い、日々の生産に活かしたい。

地域の生育格差

2007-03-28 19:17:20 | Weblog

ウメの地域間生育格差は出荷家事時の青ウメ単価に大きく
影響する。平野部のウメ(上)と山間地のウメ(下)の
生育ステージ差である。たとえは少し違う。
県民所得格差も大きい。和歌山県は全国33位
252万円、農業県が下位を大部分占めている。
上位は東京450万円(H14年調査)・愛知、
世界のモノ、カネ、ヒト、情報がダイナミックに集まる場でもある。
逆に取ると和歌山で生活するためには東京の6割以下で
生活できることは喜ばしい。お金で計算できないすばらしい部分。
しかし「ワーキングプアー」この言葉は好まない。事実
アセを掻いても報われない社会。
内閣府の単なる県民所得統計は益々若者を地方から都市部へ呼び寄せる
材料となり得て、単純思考「銭の儲かるところが良い」ことにならないか?
いつの時代でもあったけ。明治の天才詩人石川啄木も
「働けど働けど なほ我が暮らし楽にならざり じっと手を見る」
今の世も現実として納得する。
農業のFTA(関税の撤廃)が施行されると
日本農業は一部の生産体系除いてひとたまりも
無い。そもそも日本で競争力ある攻めの農業は小泉・安倍さん少し方向が違う。
日本が農業技術高いのは零細規模から生まれ多くの小農の集まりで築かれた。
国際水準指標の、土地生産性、雇用・労働コストでは競争にならない。
どう見ても工業、技術、サービス立国日本は今後食料自給率下げても
海外から農産物を依存する体制は進む。
そのとき国内日本農業は安楽死。
世界の背景は、中国も経済発展で準食料輸入国。
インドも温暖化でヒマラヤの氷河が溶け出して
ガンジス川等流域を潤す時は良いが、いずれ枯渇深刻な食料不足。
すべて山下惣一の言う所の食料問題は「消費者の選択次第になるのか」
こんなことを考えても一生懸命納得行く、求められる商品
農産物作ることが、私の明日の使命。





最新の画像もっと見る

コメントを投稿