真実と幻想と創価学会

創価学会について色々書いています。ほぼ毎週日曜更新。

都合のいい法戦

2009-04-26 01:38:43 | 創価学会問題

創価学会は支持母体として公明党を応援しています。

それはそれは、熱心に応援します。自分の住んでいる地域だけでなく、他の都道府県で地方選挙がある場合でも「その地方に親戚やお友達いませんか?」「誰か頼める人はいませんか?」と家まで個別に訪ねては、必ず聞いてきます。

学会員の母にしてみれば、公明党を応援するのは「議員さんは同志だから」と言います。

私は最初何を言っているのか分からなかったんですが、つまり、「立候補者は同じ学会員」だから応援する、というのです。

政策や公明党がしてきたことなど興味ありません。応援し、当選させること、それだけが目標です。

学会にしてみれば、与党という権力の旨みを知った今、そこから離れることはできません。創価学会、学会員に都合のいい政策を通す。創価学会に都合の悪いものを排除するための法律を通す。

以前にイラク派兵問題の記事で書きましたが、所得税の定率減税廃止は創価学会の都合によるものです。

また、強い権力でメディアに圧力をかけなければならないという理由もあるでしょう。

しかし私は、この公明党を応援するという選挙戦は、また違った一面も持っていると思います。

選挙戦を「法戦」と称して学会は、F票(フレンド票)という学会員でない人たちの公明党への票を獲得しようとします。学会員さんは、普段付き合いのなかった遠い友人、親戚に票をお願いしに行きます。当然、選挙のためだけに連絡を取るのだからいい顔はされません。

時には学会員さんに拉致られて強引に投票に連れて行かれる、という話もよく聞きます。

学会員さんたちは、自分の友達からどんどん信用を失います。友達を失った、という人も少なくないでしょう。

でも学会員さんたちは、自分たちが悪い、迷惑だなんてこれっぽっちも考えません。相手の気持ちは考えません。

でも自分たちの思うように行かない場合が多い。「理解されない」ということを、悲しみます。

悲劇の主人公ぶります。陶酔の世界です。

「戦っている人間は清らかに見える」と、いつかのガンダムで言っていました…。

そしてまた題目に縋ります。学会員同士で慰め合います。そしてまた不毛な「F獲り」に走るのです。そうすると自分は「戦っている、活動している」と思います。

法戦を戦う(変な日本語!)と学会では功徳が得られると言います。福運がつくと言われます。崇高な戦いであるように煽られます。その「崇高な戦い」を熱心にすればするほど、学会員さんたちは一体感を覚え、充実感を得られます。

つまり法戦は、票を得るためだけのものではなく、学会員さんたちに活動することによっての妄信度アップを計れるのです。

創価学会にとっては一石二鳥にも三鳥にもなるのです。

恐らくですが…、多くの学会員さんたちは最初から妄信のバリ活ではなく、こうした活動を繰り返すことによって「真の学会員」になっていくのではないでしょうか?

勿論、最初からバリ活の人も、逆に法戦に疑問を持っている人もいるでしょうが…。数は少ないと思います。

さて、では学会員さんが公明党を応援してはいけないのか、というと法律の範囲内であれば全然問題ないでしょう。友達失おうが個人の自由です(戸別訪問は違法)。

問題は、学会員が議員になるということの方だと私は思います。被選挙権があれば立候補することはいけなくはないでしょう。

でも学会員さん、議員になって誰(何)のために働くんですか?

池田名誉会長を守るための公明党と、冬柴元幹事長は明言しています。公明党の掲げる「庶民」はイコール「創価学会員」という意識がありますよね?

何より学会員さんが師匠と仰ぐ池田氏が「私の理想は全体主義」と言っているのに、学会員議員が民主的な政治を考えてくれるとは思えません。

国民のため、地方のため、の政策よりも、学会員議員は池田氏・創価学会・学会員さんを優先させます。「信者の利益>国民の幸福」という図式です。

そんなに創価の創価による創価のためだけの政治をしたいなら、有り余る資産でもってどこかに土地を買って独立王国作ってやってくださいよ。

できれば人の少ない土地でお願いします。無人島とか。その時には日本との国交は遠慮してくださいね。

でもその中でだけ大人しくしてくれるとはとても思えないから、やっぱり問題ありですかね…。