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真実と幻想と創価学会

創価学会について色々書いています。ほぼ毎週日曜更新。

乱脈経理 より「ルノワール事件」 その4

2015-11-08 22:40:16 | 乱脈経理
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第四章 ルノワール事件と宗門戦争より

「ルノワール事件」 その4

矢面に立たされた八尋氏
 朝日新聞の報道に対し、三菱商事は緊急記者会見を開き、野口秀雄常務が「三六億円で購入したが取引内容については申し上げられない。私は会っていないが、フランス人は実在するはず」と話した。その一方で、ディベロッパー事業部での絵画取引については、「このときが最初で最後」と説明している。会見に同席した田中宏明常務も「三六億円で買って資産計上し、しかるべきマージンで売っている。国税庁にも申告している。なぜ、疑いを持たれるのか、まったくわからない」と居直りとも取れる発言をした。
 また学会も「東京富士美術館から四一億円の価値を持つ絵があるので購入を支援してほしいと要請され、東京富士美術館に三九億円を寄付した」と経緯を説明。絵画取引自体に、学会は関与していないことを強調。東京富士美術館も「三菱商事から絵画の寄託を受けたが、一度返却した後、いい絵だったので、その一年半後の一九九〇年九月に購入を決めた」と話した。先にふれたように、この事件では八尋氏が疑惑の中心人物として捜査当局の事情聴取を受けることになるのだが、この時点では八尋氏の名前は浮上しておらず、学会も無関係を主張できたのだった。

・・・その5に続く。

嘘はつくものじゃありませんよね~。

今回紹介した部分、よく覚えておいてください。既に「乱脈経理」をお読みになった方も、創価学会の体質を理解するのに今一度押さえておきたいポイントです。

それはそうと、三菱の言い分も頭がおかしいとしか思えない内容ですね。

じゃあ例のフランス人を連れて来いよ、ってなりますけど。

「会ってないが、実在するはず」って仏陀やキリストじゃあるまいし。

実在するなら架空の住所や名前は一体、何の必要性があったのでしょう。いい大人が、そんなことも分からないとは思えませんが。

記者会見して逆に傷口を広げたってパターンなのかもしれませんね。

ほんで「最初で最後」のディベロッパー事業部の理由もなんだw「最後」だからどうした、って話です。「最初」の理由を訊かれているのが分からないんですかね。エリートできっといい学校出ているんでしょうにね・・・。

創価学会側の説明も、単なる絵画の購入として説明できていればいいとでも思ったのか。

あんたら(宗教法人)が買う必要があったのかっていう疑問は、学会員さんにこそ持って欲しいものですが。

そのウン十億円でできること、何がありますかね。美術館に名のある巨匠の絵画を飾ることもできるでしょう。それが創価学会の意義ならばそれでいいのでしょうけれど、そんなことが目的の団体でしたっけね?

今現在も、相当な美術品を所有しているワケですが、それで一体何ができたのでしょう。

学会の教えを世界に広め、日本で正しい理解を広めるために、役に立ちましたか。

毎日のようにセンセイが表彰されているのはここにお金を掛けたお陰もある!センセイが世界で認められることが、学会が広まることで、学会が広まることが、世界平和への唯一の道なのだ!・・・とか?

私が想像できる学会員的思考はこれが限界です( ´,_ゝ`)


乱脈経理 より「ルノワール事件」 その3

2015-10-25 22:01:02 | 乱脈経理
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第四章 ルノワール事件と宗門戦争より

「ルノワール事件」 その3

 また三菱商事ディベロッパー事業部は、学会の墓苑を含め、学会関連施設の土地探しと買収・開発を一手に引き受け、業界では〝学会のお抱え〟と言われていた。三菱商事の学会関連土地の開発を巡っては、これまでも土地買収のために裏金が使われていた、といった話が学会内でたびたび取り沙汰されてきた。
 ルノワールの名画と実在していないフランス人、日本最大の商社の三菱商事、さらにいまやマネースキャンダルの常連となった創価学会までからんだこの怪事件に日本中の関心が集まった。
 朝日の記事が出た日の夕方、八尋氏が、かなり取り乱した様子で電話をかけてきた。八尋氏は、絵を東京富士美術館が買い取ったことを認め、「知らせなくて申し訳ない」と謝罪したが、なぜかしきりに「私は無関係だ」と強調していた。

・・・その4に続く

何故に三菱商事ディベロッパー事業部が出張ってきていたのか、ここで関係が明らかになりました。まあ、周知の事実ではあることなのですが。

これでルノワール絵画の取引が最初から創価学会のものであるということが分かります。

実在しないフランス人から三菱が買った2点の絵画を創価学会が買った、ではなく、創価学会が裏金作りのためにセッティングした取引に三菱を使った、と見るべきでしょう。

天下の三菱が。上得意様にはいいように使われてあげるわけですねw

あるいは最初から三菱商事のディベロッパー事業部も、創価学会の方々が入り込んでいるという可能性もあるのかな?

自作自演も学会お気に入りの手法ですからね。

話は変わりまして。

先週は我が家(実家)で法事でした。

これが以前にもこのブログでチラッと話題にしたのですが、開催方法について激しく揉めまして。

うちは親戚が少なく、実質父方のいとこ家族だけなのですが、絶縁宣言と言ってもいいくらいうちの母親にキレてしまい・・・。まあ、それくらいのことを母親がした(言った)んですけどね。そしてそれを調整・管理できない父親にも相当キレられてしまい。

今に始まったことではないのですが情けない話です。詳しくは避けますが、一応無事に滞りなく済ませることができました。は~疲れた。

そして昨日友人らとランチして話していたのですがね、友人らの周囲にも非常識な学会員さんがいるそうで、その愚痴に大盛り上がり。

結論として「良い人やね~って言える人格のある学会員ておらんよな」「自分ら(学会員)が学会の評判を下げてるんやんな~」ということに落ち着きましたw

草の根運動で学会の右に出るものはいない・・・w

もう一つ別の話題。

芸人・長井秀和のフェイスブックで更新がありましたのでお知らせまで。しばらく更新がなかったので止めちゃうのかと思っていましたが、色々なお寺を回っているようです。

更にもう一つ。

以前ご紹介させてもらった元創価職員のブログですが。こちらもちょくちょく更新されているようなのですが・・・。

学会の自作自演臭がきつくなってきた気がするのは私だけですか。彼ら元職員さんお三方は、学会の上の人に「お前ら、学会のために・・・死ねるな?」と肩を叩かれたってことはないですかね。

学会が釣りたい人間(アンチ側の人ですな)が、彼らに接触を試みることを狙っての「餌」とか・・・。陳腐ですが二重スパイみたいな。

いや、彼らのように純粋に心酔するあまり現実の見えない人っていうのもこの世には存在するんでしょうけど、あんまりにもあんまりで。

私の心が曇っているからなのか読解力の問題なのか、あちらの表現の問題なのか・・・。しばらく生温く見守っていきたいと思います。


乱脈経理 より「ルノワール事件」 その2

2015-10-11 23:07:14 | 乱脈経理
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第四章 ルノワール事件と宗門戦争より

「ルノワール事件」 その2

 三菱商事は一九八九年三月に帝国ホテル「桂の間」で、「ハーマー・ワーウィック」と「ジャン・ピエール・ベルン」と称する二人のフランス人からフランス印象派の巨匠ルノワールの絵画「浴後の女」と「読書をする女性」の二点を三六億円で買い取り、資産として計上した。
 絵画を買ったのは、これまで一度も絵画取引をしたことがなかった三菱商事の開発・建設部門であるディベロッパー事業部だった。
 大手商社が個人と高額の取引をしていることに不審を抱いた国税当局が二人のフランス人の入国記録を調べたところ、その名前での入国者はいなかった。また三菱商事は二人のフランス人のサインが書かれた三六億円分の領収書を持っていたが、領収書に書かれた二人のスイスの住所地にも該当者がいないことがわかった。
 また、この取引の現場に東京・港区の画商がいたことや、三六億円のうち約一五億円が行方不明であることも国税当局の調べで明らかになったが、三菱商事と画商は国税に対し、詳しい説明を拒んでいて、解明作業は難航しているということだった。
 私の目が釘付けになったのは、その後の絵の行方についての記述だった。朝日によると、二点の絵は三菱商事の取引当日に創価学会系の東京富士美術館(東京・八王子)に運び込まれ、翌年秋に東京富士美術館が三菱商事から四一億円で買い取ったというのだ。

・・・その3に続く

学会員の皆様には説明は不要ですが、創価系の東京富士美術館というのは池田名誉会長の一声で作られた美術館であります。

この矢野氏の著書によると、美術館には池田氏の巨大な写真が飾られた部屋があり、また学会の帳簿や財産目録に記載されていない池田氏の公私混同がらみの絵画も所蔵されていたとのこと。

「私が愛した池田大作」でもこの辺りの話には触れられておりまして、池田氏は気に入った絵画を世界中で買い集めていたが会計は学会。帳簿上の管理も曖昧なままで、いつの間にか池田氏の自宅に飾られていたりもしたと。そして池田氏自身、「これは俺の絵だ」と周囲に自慢して見せびらかしていたようです。

これまた有名な話ですが、この時これら池田氏の公私混同の美術品を国税の目から遠ざけるために24時間日本中をトラック移動していたという噴飯モノのエピソードがありましたね。

財産目録に載っておらず実態は池田氏所有であるが、金を出したのは学会である、ということです。創価学会の皆様にはもしかしたら、それの何が問題なのか分からないような方もいらっしゃるのかもしれません。

それくらい創価学会=池田名誉会長ですもんね。学会内でもあまり問題視する声が上がらないのは「センセーは悪くない、悪いのは側近」とする考えと共に、池田氏と創価学会の線引きができない人が多いからではないかと思います。

池田氏の個人財産と個人の趣味での物品購入、それからもちろん家賃も(池田氏が居住している豪華学会施設に家賃は払っていなかった)。これらは宗教法人である学会の会計とは切り離さなければなりません。でも学会員さんたちにとっては「そんなのどうでもいい」んでしょう。池田氏が捕まらないと分からないのかな~?

さて、絵画取引などに無縁な私ですが、上記の紹介部分で「?」と思ったのは絵画代金の差額。行方不明の15億円も問題でしょうが、三菱商事が購入した金額が36億円で、そこから創価学会が41億円で買い上げたと。

一年半ほどの間に5億円値上がりしたんですねー(棒)。

しかも三菱が買った当日に創価の手に渡っているわけなので、後日代金を上乗せして支払う理由がありません。常識的に考えるとまともで正当な取引でないことは誰の目にも明らかです。

なぜ三菱のディベロッパー部門だったのか。お察しの方も多いでしょうが次回に説明出てきますので。

ではでは、また(たぶん)来週に。良い休日をお過ごしください。


乱脈経理 より「ルノワール事件」 その1

2015-09-27 21:32:39 | 乱脈経理
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第四章 ルノワール事件と宗門戦争より

「ルノワール事件」 その1

~前略

 きっかけは三月三〇日付の朝日新聞の衝撃的なスクープだった。世間を大きく騒がせることになる「ルノワール事件」の始まりである。まさに一寸先は闇。

~中略~

 この事件について、後に朝日新聞は社説で「絵の取引にかこつけて巨額の裏金づくりが行われたことも推測できる」と書き、学会の裏金作りを示唆。他のマスコミもいっせいに学会の裏金疑惑を報じ、学会はますます追い詰められていった。しかも、こともあろうに学会の税務調査の責任者だった八尋氏がルノワール事件の中心人物として浮かび上がり、警視庁、東京地検特捜部、さらに国税庁の取調べを受けることになるのだ。事件を契機に、学会に対する国税庁の姿勢は硬化し、その後の第二次税務調査で国税庁は学会の最大のタブーである池田氏個人の脱税疑惑にメスを入れようとするのである。
 ルノワール事件は複雑怪奇を地で行く事件だった。発端となった『三菱商事 絵画取引で15億円不明 ルノワール2点 国税当局が調査』という朝日のスクープは概要、次のような内容だった。

・・・その2に続く

とりあえず序章的に入りましたので創価学会の絡みは「その2」からです。

この「ルノワール事件」があったのは1991年(平成3年)。この前年12月に日蓮正宗は法華講総講頭に任期制を導入し、池田氏が就いていた総講頭の役職は任期満了という形で降りることになりました。

それに伴い学会は日蓮正宗との全面衝突に完全にシフトチェンジ。早速年が明けて1月からの聖教新聞で宗門批判を展開していくことになります。

矢野氏が「第二次税務調査」と書いているように国税局の料調(資料調査課)による税務調査が1990年6月から始まっており、その交渉役として公明党の当時の委員長であった矢野氏が抜擢され「学会と池田氏を守るため」に奔走していたという背景があります。

料調が入ることは突然のことではなく、以前にもこのブログで記事に書きましたが学会員さんが営むパチンコ店への税務調査で創価学会を受取人とする巨額の財務領収書が見つかりました。しかし学会本部に入金の記録はなく「学会の何処か」にその財務は消えている、ということがあったのです。

それで国税に目をつけられて、第一次、第二次の税務調査を受け墓苑事業などで修正申告をすることになるわけです。結果的に「修正申告」という何か手続き上のミスかのような言葉で片付けられますが、そのような生易しいものではないことは乱脈経理をお読みにならなくとも大体の方がお察しのことと思います。

ハイ、というわけでずっと書きたかった「ルノワール事件」について矢野氏の著書から紹介していきたいと思います。

年が明けるまではこのネタで持つんじゃないかとw

そんな私ですが、花粉症か!っていうくらい鼻水とくしゃみにまみれております。

明け方とかもう結構肌寒くなってまいりました。うっかり布団を跳ね除けて寝ていると私の二の舞になりかねませんので、皆様気温の変化に充分お気をつけ下さい。