うどんのこと香川のこと

開店後、ほぼ週1ペースの更新になってます。
しばらく、主なテーマに信号番号の設置を加えようと思います。

驚愕の試算!

2008-01-30 08:57:23 | Weblog
別に、今はじめてわかった話でもないけど
ちょっとびっくりして下さい。

うちは、今、かけうどん 1玉 一杯 180円です。
これを近いうちに 190円にしようかとは思ってます。

さて、家賃がもしなかったら
180円を130円にしてもほぼ同じ利益が出ます。

パート1人が家族だったら
さらに、100円にしてもそうなります。

ここで、もう1人がそうだったら
80円でも同じ利益が出ます。

まあ、家族も生活費がいるから、利益は同じでも出費は増えます。
しかし、うどん屋の家族は、1人増えても、食費が減らせるし、毎日店にいるし、うどん店のピークは短いので、ほかでちょっとパートでもしたりで、生活費案外増えません。
もう一人が年金ぐらしのばあちゃんで、現役時代にちょっと蓄えあったり、だんなの遺産があったりしたら、生活費なしのとこも多い。

80円でも同じ利益ってちょっと驚きでしょ。
客数も今と同じでですよ。
値下げで増客を見越した計算ではないですよ。

だから、脱サラで、家賃払おうという人は、絶対に安さで勝負しちゃだめなんです。
うちでも、80円で今と同じものもし出したら、今の場所でも、外で丼持って食べる人が大勢出るし、圧倒的集客で、周囲のお店を淘汰できるし、時間の問題で、テレビ取材もたくさん来るようになると思います。

計算は、うどんジムは、簿記と管理会計は、昔、積んで高さ3m分ぐらい問題集やってるから、確かですよ。

ただ、うちの売上規模の場合だし、ここで、それがどれぐらいかは言いませんが。
うちで興味がある方に聞かれればお答えします。

感覚的に不思議や

2008-01-30 08:39:50 | Weblog
団子は寝かせると、体積が小さくなる。
それもちょっとじゃあない。

グルテンの緊張がなくなると、小さくなる?

ゆるんで小さくなるって、直感的に不思議?

パンツのゴムはどっちだったっけ?

ほぼ密封してるし、水がまわりにそう出てるわけでもないし、
空気が抜けるのか?

講習で勉強したっけ?

延ばした生地の面積は15%ぐらいは、小さくなるような気がする。

冬場のグルテンの緊張

2008-01-29 04:48:33 | Weblog
うどんジムのように一人で店やってると、FPの試験や会合などに行くと、毎日同じ時間に作業ができないことが多々ある。

だから、熟成時間とか温度とかよく考える必要が生じてくる。

今日も雨が降ってる。
かなり冷たい雨。
年間最多月の降雨日数どころか、開業以来最多になるかも。
開業以来とにかく、つゆよりもふゆの方が断然雨は多い。

雨はともかく、気温が低い日に用事があって、最後の団子にしてから時間が浅いと、グルテンの緊張が残ってて、カッターを通したときに生地が反発して、きしめんっぽい平たい麺になる危険があると見た。

冬は、思いのほか、熟成長めにずらしても、失敗はなさそう。
短い方は、固くて、生地延ばしの作業で焦るかもしれんし、延ばしてから、生地が反発して戻るので、延ばしたときの目分で薄くなっても、そっからじんわり分厚くなってくる。
それで、切ったときに幅に対して厚みが勝るきしめんっぽい、食感がやや悪くなる麺ができる恐れがでるとみた。

うどんジムは、日々の作業を同じ時間に行うことが不可能なので、とにかく、調整のための理屈を覚えんといかん。
そして覚えて周囲に追いつくんじゃなくて、そうやって考えて培った応用力で、上にいずれはならんといかん。

ところで、
よく、いい麺の特長で「エッジが立つ」という言い方がされるが、
逆にどうやったら、エッジが立たなくなるのかが知りたい。
自分とこでエッジが立ってないの見た覚えが無いし、どうやったって、エッジは立つんじゃないのだろうか?

FP試験の感想

2008-01-29 04:30:59 | Weblog
FPの実技の受け残しに行ってきた。
ぎりぎり行ってんじゃあないかなあ。

模範解答は見たけど配点がわからん。

やっぱり1級はむずいかも。
今、籍は受験のために置かせてもらってるけど、事実上意味のある仕事してないもんね。
道理じゃわからん。

年の国民年金支給額が792,100円とかピッタリわからんと当然、未納が5年あったときの支給額なんか計算できんし。
ピタリで覚えてないと、記述の計算はできんからなあ。
毎年変わる国民年金の額とか、基金の掛け金の額とか、正確にわからんし、
実技の問題って、600P程度のテキストには書いてないことが多い。
「オルタナティブ投資」って言葉は、市販のテキスト3冊見たけど、どこにも載ってなかった。
まあ、ここは合ったけど。

実際に実務レベルでやってないと、何千ページもあるテキストが存在しないから、600Pのテキストレベルのことをほぼ取りこぼしなしでやらんと、2級でもお手上げ部分が相当に出ていかん。
そういう意味では、実技は、勉強ほとんどせずに受けた状態と、そこそこ勉強した状態で、意外に向上がない。

前回、実技の勉強、通算5時間で受けて、合格点の30に対して、28取れたから、今回は楽勝と思った。
でも、その後、20時間ほど勉強して、2割程度あった白紙をわからんなりに5%程度に下げても、30か31しか取れてないぞ。
もしかしたら、部分点で、32あるかもしれんが。

これでは、1級受けても、伸びんやろうなあ。
とにかく、テキストと問題集を何冊かやって、数千ページ分のテキストを完璧に覚えても、1級だとテキストに書いてあるような問題が数十パーセント分出ないから、実務レベルの領域がないと、きついのではないだろうか?

何が、何年何月まで適用とか
どの給付金が兄弟姉妹ももらえるとか
何が総合課税で何が分離課税か
利子所得か配当所得かなど
だいたいの理解では、記述対応がきついかも。

社会経験からくる理屈で答えを導ける択一と違って、うどん屋やりながら、完全に覚えるのはきつい。
2級が自分の限界かもなあ。

1級って、実務を現役でやってない人間が、市販のテキストを完璧にしたぐらいで受かるんだろうか?

もろもろ

2008-01-26 07:29:31 | Weblog
今日は、塩水をつくるのに、1割弱ほど、わかした湯を入れてみた。

いくつか途中になってる話があるけど
月曜まで詳しく書く間がない。

LRTについては、JR高松駅、工芸、高高、英明、一高からJR栗林駅
そっから片原町駅、JR高松駅いう具合に結べばどうかと雑談の中で出た。
回遊性もあるし、既存施設を活かしているが、用地買収費かかり過ぎやろ。
富山はもともとJRの廃線跡という適当な場所があった。
それにしてもどれぐらい幅がいるのだろうか?

算術がどうのこうのについては
算術になじまない方法論が大事だけど、終局はまた算術に戻ります。
究極を言えば、経営能力とは資金の調達能力だけともいえるでしょう。
10億貯金がある人は、永遠に少しずつ赤字を垂れ流してても、安くて美味しい評判のお店をつくれるでしょう。
お店をやるのに必要なのは資金だけです。
ただ、普通は販売して、資金を調達するもので、それをしなければ存続できないわけです。
資金以外に、究極的には意味がなく、立地も味も接客も宣伝も借入れとか信用もその手段です。
算術でないことをするけど、成果は算術ってとこは、囲碁に似てると思う。
刃で切りつけあって戦っても、成果は領土になる。

将棋は刃で切りつけあって、敵将の首をとるので、こっちはわかりやすい。

あとで補足しないと。


偽善については、「偽」の違法性とか収奪目的のはなはだしさは問題になるけど、
基本的には、「偽」が現実を変革する力になる。
それに、飢餓の国で生きる死ぬかの状態の人に、ワクチンや食料や教科書をくれた人の真意なんて関係ありません。
広めようと声を上げる人よりもこっそり行う善がいいっていう人は、そういう命の重さをバカにしてないか?
と思うこともある。

これは商売でいうところの顧客軽視とも通ずると思う。

塩水の温度

2008-01-23 07:46:18 | Weblog
よく、マニュアルの類に、粉に混ぜる塩水は混ぜてから30分以上経ってから使うように書いてある。

冬季については、夜間や朝などに混ぜた塩水は、たいへん水温が低い。
これを数十リットルのバケツにためておいて使っていくところが多いと思うが、初日と違って、2日目以降は、部屋の気温にかなり近づいている。

初日だけは、極端に水温が低いので、練った後の生地の温度が極端に他の日よりも低くなっている可能性が高い。
踏んだら冷たいのがわかる。
このことは熟成時間や適正な気温に大きな影響を与えると思う。

うどんジムは、この冬、極端に作業性の良くない生地に出会ったことがあるが、たぶん、10℃をはるかに下回る状態の塩水を初日に使ったことによると思う。

初日には、バケツにためる量も多いので、水温は数時間ぐらいでは下がらないと思う。
また、明け方にいっぺん冷えてしまったら、2日目以降でも水温がどれぐらい上がるかは要注意。
明け方が0度前後のときは、生地の状態や気温だけでなく、水温にも注意がいると思う。
また、4度前後のときに水の体積は最小になると昔学校で聞いたが、塩水ならどの程度か、この水の体積も生地の伸び具合に影響すると思う。

粉を入れる量や、水温によって、生地に気泡のようなものができたことがあるような気もする。
まだ、よくわかっていないし、それが味や保存にどう影響するかもわからない。
気にかけておこう。


最近、このブログは
製麺と
うどん店の開業・経営と
FP
関係の検索でのアクセスが多いようなので、それはちょっと意識しておこうと思う。


算術をこえて算術する 1

2008-01-22 02:18:23 | Weblog
うどんジムはよく、このブログで「計算が大事みたいなことを書きますが

こないだ
「画家のように 美容師のように 恋人のように」
と計算とは相反するようなことも書きました。

さて
算術だけの話をすれば、やはり大きいとこや財務優位のとこが勝ってしまいます。

そこで、算術では語りがたいところで勝負しないと、存立理由が弱くなります。
まあ、利便性が高いという理由で、小さくてもあまり美味くなくても、近いからそこで食べるという存立理由もあるでしょうが。

よく、人気店では、どこかしら
「こだわり」
とか
「意外性」
とか
「そこまでやるか」
みたいなお店の考え方が表れるところを感じると思います。

零細は価格勝負はできないのだから、算術をこえる何かがないと、立地だけで勝負しなければならなくなります。
そうそういい立地にめぐり合うわけでもないので
普通は、自分が算術をこえる高い技能とか何かをもってないと難しいでしょう。
というか、何ら、算術をこえるものを持っていなかったら開業する資格がないのかもしれません。

じゃあ、うどんジムの算術をこえるところはどこでしょうか。
あるにはあるし、続きで書きたいと思いますが
もっと自分自身が他の部分でもそれを持たねばならないという反省や自戒の意味で書いてるところがあります。

うどんジムは
「中の上」ぐらいの職人にはなれるかなと思いますが「上」になる自信はあまりない。
やっぱり、有名繁盛店で怒鳴られて、1日千人単位のお客さんに鍛えられた人の動きには勝てるとは思えない。
しかし、「中の上」の人が、研究熱心にやって、また、ポリシーやそれなりの経営感覚をもって、全体的に厚めに原価をかければ、「上の中」のものを出せるまではなれる可能性は充分にあると思っています。
「上の上」まで行くのは難しそうだし、自分は、まだ「上の上」と思ううどんをよそでもはっきり意識したことはありません。

「上の中」に安定していければ、存立できる意味はあるのではないかと思う。

しかし、それをするには、やはり算術をいっぺんこえる必要があると思う。

たとえば、なぜに原価を全体的に厚くかけるのか?
そうすると、利益が下がるでないかというのがまず頭に来ます。
また、何年も遊びにいかなくてもいいと割り切れるかというようなこともあります。

じゃあ、なぜ利益は下げてもいいと思えるのかという話を続きで、自分の場合について書きたいと思います。

何人か、あまりさえずに廃業した人からは、算術をこえた部分をあまり見受けられず、古い麺をもったいないとか、何かが高くなると減らすとかしてたように思ったことがある。
立地選定で失敗して、売れないことへの焦りや生活苦から、なお、原価をけちったり、店の電灯を減らしたり、人を切ったり、工夫なく算術上短期に数字に表れることをしたくなり、実際にしてしまう。

そういう意味で見栄っ張りにもいいとこがあると思う。
飯は食えなくてもいいから、店の電灯けちって暗くして足下見られたくないとか思う人はいいと思う。
この手の見栄やプライドは算術をこえている。

あと、ロッキーの藤田さんが
仕事は遊びだと思わないといけないと言ってました。

決められた仕事が終わっても、好きだから楽しいからなおやりたい。
それも一つ算術をこえるカギだと思う。

偽善の考察に続いて、またも、途中のが増えてしまった。

厳しいようですが

2008-01-22 01:57:30 | Weblog
世の中には、「にくめないタイプで失敗しても許されるタイプ」
というのがいるようです。

厳しいようですが、開業する人は、できるだけこういうタイプの人を近づけたり、雇わない方がいいでしょう。

こういう人は、長年
悪いことをしたり、失敗しても、キャラで許されると思ってて
どんなにお店に穴を開けるような大失敗や怠慢をしても、
根では悪いと思いません。

自分が悪いと思ってなかったり、悪くても許されて当然と思っているから
火災など大事故につながるような失敗や、常に注意しているルールを守らなかったことで、お客さんに大きな迷惑をかけて、注意されても

悪いと思ってないか
よくて
「確かに悪かったけど、言い過ぎや」
とか
自分のことをでなく、他人へのうらみや不満に気持ちの方向を向けてしまいます。


飲食店を開業するということは、命をかけて神経をとがらせ続けるということで
「店をつぶすときは、死ぬときだ。」
ぐらいの気持ちでやらなければいけません。

そういうときに
「にくめないタイプ」を近づけたら、内側から、致命傷につながる刃を向けられる
可能性が無駄に増えます。

やっぱり固かった。

2008-01-22 01:45:10 | Weblog
月曜日の朝は予想より生地が固く苦戦した。
年間でもっとも冷えた日候補かな。

雨が長く降って、ぐずぐずと買い物に行くのを遅らせたのも良くなかった。
やっぱり、車がほしいなあ。
あの日曜は、とても自転車で買い物に回る気になれん。


ところで、お店でうどんをつくって、麺が長いと感じることってないでしょうか?
これは、熟成不足の可能性がかなりあると思います。

2kg球を寝かしておくとだんだん体積が小さくなります。
よく寝かした玉を延ばせば、延ばした後の面積が小さくなります。
手打ち台の縦幅よりもたいがい横幅が広いし、作業性から、たいてい延ばすときは縦方向の長さを固定する人が多い。
すると、当然横幅が広がるので、よくあるタイプのカッターを使うと、麺が長くなります。
これは、ざるのときに長くなりすぎて、お客さんの服を汚しやすくする原因になるし、カッターの横幅に入りきらずに横でひっかかって、麺を細くしてしまう危険にもつながります。

時間等間隔でカッターの刃は動くので、幅は同じになるのですが、どっかで引っかかると生地が延ばされて薄い状態で切られるので麺が薄っぺらくなります。
こうなると、後がつかえているときに、捨てるか、茹で時間を短くして調整するかという焦るうえに、苦味のする決断を迫られることがあると思う。

暖めねば

2008-01-21 08:19:19 | Weblog
昨日から今朝にかけて気温が低いので

部屋を暖めないと、これから、生地延ばしで苦労しそうだ。

気温もさることながら、塩水の温度が下がってるのが大きそうだ。

朝練りでは、そっから、部屋を暖めても苦労しそうな気がする。

このあたりどうなのか?

識者に問いたい。

画家のように 美容師のように 恋人のように

2008-01-18 07:32:10 | Weblog
これから、うどん店を始める人には

かくのようにあるべきだと言いたい。

ピカソの絵を買う人は、絵の具のグラム数を問わない

美容師は、技術や相性でもって、簡単に浮気されずに高いお金をとる。
歯医者も似てるかな。

可愛いから好き、気配りや優しさが好き、
演歌じゃないけど、ろくでなしだけど離れられない。
もう、情が移ってしまってるわ。
俺/あたしのことをよく理解してくれてる。ほかの女/男じゃこうはいかない。
とか。

間違っても、製麺所型のうどん屋が有名だからといって、真似てはいけない。

土地と家族労働をもっているところは、工業や物販に近づくことが可能だが。
家賃を払ってるところは、美容師やラウンジやアイドルのように感性や感覚に活路を見出すべきだろう。

物販の粗利は、30%以内。
飲食店の粗利は、70%弱。

小規模中心で香川県に1万ほども存続できるのは、物販じゃないからで、
現金商売で、在庫の回転が速く、粗利が大きいからしか理由はない。
さびれた商店街でも、自家でやってる飲食店と理美容は残るけど、物販は全滅に近い。

工業や物販の理屈に近づくことは自殺行為に近い。
当然、価格競争も、それを中心においてしまったら自殺行為。

SHOEISHA(SE)の完全攻略ガイド

2008-01-16 07:24:32 | Weblog
FP、27日に2級の実技の受け残しがあるので、先週からちょっとずつ本開けてます。

で、実技のこないだの問題を見返して、「きんざい」のテキストと見比べたんですが、「きんざい」のには、中小企業退職者共済のこととか、問題のレベルの詳しさでは全然書いてないし、断片的な知識ばかりのような気がしました。

ある程度、読める人や社会経験のある人や勉強が進んだ人や実技がメインなら、
タイトルの社のテキストがいいと思った。

文字量が多いのと、断片的な詰め込み暗記がしんどい部分については、なぜそうなってるのか書いてある。

取引市場のない株の相続税評価で

大会社と中企業と小企業で、類似業種で比較とか、純資産評価でとか、評価方法が違うし、同族株主等かどうかでも配当を基準にするとか、違う。
こんなの、理由がないと丸暗記ではなかなか覚えられない。

非上場の小企業なら、株の取引なんかできんから、解散したときの純資産でないと
いかんし、サントリーや大塚製薬クラスになると、取引可能性が高く、上場企業なみに公開価格と比較する意味がある。
また、非上場で経営権と関係なければ、売却が難しいので、同族株主等に該当しなければ、それは、債権の利子のように、配当しか期待できるものがないので、配当を基準に評価するとか。

これ、表だけの暗記だとなかなか覚えれんし、意味がわからなかったので、計算事例も読む気がしなかった。
ここの計算問題が全然勉強できてなくて、こないだ白紙だった。
どんな会社をどの計算方法でやるのかさえ知らずに、計算できるわけない。

あと、相続財産の法人税控除とか、実際の分割でなく、法定相続の民法の規定で相続税を計算する理由など、理由や意味は、無茶苦茶簡単。
ただ、丸暗記はきつい。

学科の初学段階で何がいいかはわからないけど、理由や背景がわからんと他人の相談に乗るんは危険だし、実技段階では、ポイントポイントで、背景を書いてくれてた方が、600P分ぐらいのテキスト自体には載ってないことが本番では出るので応用が効くと思う。

シリーズ3 「原理・原則」の逆転と技術革新

2008-01-14 20:18:39 | Weblog
さて、うどんジムは、15年前に、東京から讃岐うどんを食べに来るような仕掛けをしようと試みて、何にも成果を上げれんかった人間です。

じゃあ、15年前に今のような讃岐うどんブームは起こりえたか?
というと疑問があります。

・バブル後に、安いもので楽しみたいという世相が広がった。
・高速道路と自動車の普及。
・デジカメやネット、特に画像を大量に速く処理できるコンピューターやブロードバンドでの情報交換

これら、時代や技術革新とセットでないと、何をやっても、今のような讃岐うどんブームはなかったのかもしれない。

さて、前記事で、「原理・原則」の逆転現象について書いたが
これも時代背景とか技術革新との関係で論じられるのでは?

なぜ、社会性を先にできる時代になったのか?
昔は、会って、飲んだりしないと交流できなかったり、相手の本音を探れんかった。
今は、デジカメ・ネット・ブロードバンド・ブログなどがある。

自分の店の儲けに全力を注ぐのは、一点集中だから、漏れやハズレが少ない。
しかし、社会性を先にして、広く協力を求めようとすると、力も拡散するし、相手のことも信頼できるかわからんし、物事は人が増えるほどほころびのリスクも増える。
だから、昔は、よっぽで力や余裕があるか、犠牲になってもいいと覚悟した人しか社会性に走れりにくかった。

これも、「あしたさぬき」のようなシステムと関係があり。
技術革新の成果によって、上のような、昔からの「原理・原則」を逆にしても通用する、力の拡散を防ぎ、それなりに本音や志向を探れる、資源を高速に効率よくシェアしやすくする磁場ができるようになったんだと考えることができそうに思う。

シリーズ2 某団長日記からのヒント

2008-01-14 19:54:47 | Weblog
「炎について」で「偽善」の「偽」の部分について詳細にと意気込みましたが

「偽」って、結局、自己目的のことでしょう。
よく、「偽善」て言われるのは、

「上への点数稼ぎかよ!」
とか
「なあんだ。好きな娘の気をひくだめじゃん。」
とか
「結局、儲けのためじゃん。」
とか
「おいおい、選挙目的か!」
とか
「売名行為ですか?」
とかとかとか

そいうえば、某団長日記にヒントが
30代、40代は、いわゆる「まちづくり」をやるよりも、自分の店や会社のために全力を尽くせと。
そうやって、儲けて、お金ができてくると、そこには自然に街ができるはずなんだと。

自己目的に全力を注げば、社会的な目的も達成に近づく。
それは、某団長さんのよくおっしゃる「原理・原則」だと思う。

うどんジムもそれが「原理・原則」らしくは思います。

ただ、我が事をがんばったら、地域が良くなる。

ってのは、アダム・スミスの「神の見えざる手」みたいに思った。
確かに、「原理・原則」だ。

しかし、その「原理・原則」の段階で、いかんともしがたい世の中になったという気もするし。
それを潔しとしない人々が増えつつあるという気もするし。

地域を良くするために動くことが、企業の儲けにつながるという逆の順序を地でいくビジネスが増えてることとも関係があると思う。

「社会的企業家」という言葉もあるし、FPの勉強でも、「SRI(社会的責任投資)」ってのも出てきた。

言葉は悪いけど、「偽」が端的にいえば、自己目的で、社会性が「善」なら、善に偽をくっつけていく話だと思う。

「SRI」というのは、「社会性のあることをしている企業は、将来にわたって、そうでない企業よりも収益性が高いだろう。」という観測が前提にある概念です。
たとえば、早くから環境対応をしてきたトヨタなど

今後は、原則の上に、また別の原則がのって
「社会性」が先に来て、それを「自己目的」にするという、原則で行く人が表に出てくるはずでは。

そこで、昔は、とにかく、見返りを求めないことが美しく、ぼろぼろになる人を賛美する風潮がありましたが。

「社会性」を大事にする人が疲弊して、ぼろぼろになる社会がいい社会だと思いますか?
そういう見返りを求めないぼろぼろになる献身が好きみたいな、エートスというのか、文化・習慣的な精神性というのか、一種の負け犬根性というのか、ひがみ・足ひっぱり根性というのかを少なくしていかんことには、地域ってのは、伸びやかにいかないんでないかと思うんです。

店行こうと思って、玄関に行くまでにふと、思いました。

シリーズ1 炎について

2008-01-14 19:07:56 | Weblog
地域で何かを良くしようという 「力」を いっぺん 「炎」に例えました。

炎は、どっかで着火しないといけない。小さくとも瞬発的な力がいる
(これがよくいわれる「まちづくりには、若者・ばか者・よそ者がいる。」って話かも。)。
燃える対象がいる(肉とか、陶器とか)  (財や不動産持ってるのは、もうちょっと歳いってるから、いい意味で、若者、ばか者・よそ者の刺激を受けて踊ってくれんと)。
広げる油のようなものもいる(同友会とかまちラボとかもそうか?)。
その炎を維持するための炉とか釜、野外のことなら天候とか、環境がいる(地域のキャパや方向性・行政の動向など)。

今、突然思いついたことだから、うまいこと例えになっとらんかもしれん。
あと、
炎の成果を受け取るシステム、ちゃんと公平に料理が配られるかとか
その成果の価値を引き出したり、認めることができる人々がいるかとか
たえとば、名作の陶器の価値がわかるとか、名作にふさわしい使い方ができるとか

①着火
②対象
③燃料
④釜
⑤成果の分配システム
⑥成果の価値への感受性

即興にしては、けっこう体系だって網羅されてるような気もする。

これを最近はじめた「あしたさぬき」に当てはめてみた。

参加してる人達は、いろんなところで、もう大きくなってたり、まだとても小さいものだったりするけど、①着火をしていたんだと思う。

②対象は何だろうか?
地域の人だろうか、もう少し面的な意味の強い地域そのものだろうか

あれは、特別によそに比較して先進ではないと聞いたことはあるけど、優れたシステムだと思う。
炎を広げる油など③燃料として、無茶苦茶に優れていておもしろいと感じる。

④釜は何だろうね。国や自治体など行政の支援や協力体制もそうだろうし、物理的な街のキャパシティーとか市場としての人口もそれに近い意味を持つだろうか?

地域が活性化することの成果が多くの文化的、経済的、環境面などで広く人々の喜びになり、実となる⑤システムとなるか。
よく揶揄されるのが、イベントをやっても、「一部の関係者が喜んでるだけだ。」で、その絡みで、「関係企業が補助金までもらいながら潤っただけ。」みたいな話だと思う。
そっから出発することはあるけど、それは、①や③の段階の話で、⑤、⑥へのビジョンが初めからなくても、どっかでいる。

また、多くの人々の交流というのか連帯というのか協力というのか協働というのか、切りがありませんが。
そこから生まれた文化や環境や福祉など、簡単に財貨で計りがたいものの価値を、⑥感受性というのか、視野や感性の高みや広がりをもって、評価したり、育てたりできる人々が多くいるか。


さて、ここまで長々と、書いて、まあもっともらしい話ですが

何が言いたいかというと

どっちかというと傍観者がよく揶揄するような「偽善」ってやつですが

何か、意思とか目的をもって、現実を変革するには、「偽」の部分は絶対に必要で、「偽」が悪質な「偽」であったらまずいこともあるけど、「『偽』のない善にはあまり意味がない」と、世間受けの悪そうなことを論理的に網羅して、隙なく、経験にも合致したこととして言うためです。

①~⑥の機能と、偽善の性質や分類、今、この地域でもどこでも起こってそうな現実との関連とういことの整理に挑戦していきたいと思います。

炎はほっといたら消えようとすることがよくある。
強く、大きく、広く、守り育てる力は、つまるところ拡大再生産性にある。
それは、やっぱり「偽」の部分だと思う。