goo blog サービス終了のお知らせ 

うどんのこと香川のこと

開店後、ほぼ週1ペースの更新になってます。
しばらく、主なテーマに信号番号の設置を加えようと思います。

将棋の本を買った。

2007-03-26 05:45:53 | Weblog
朝、買わないといけないものを思い出した。
マルナカ開店までは待てないので、ドンキへ向かう。
こういうときは便利だなあ。

さて、将棋の本を買った。
終盤の本と、振飛車の基本的な本を買った。
中学2年から本とか読んでないから、基本から勉強しないと。
うどんジムは、「藤井システム」すらどんなものかはっきりと知らない。

それにしても、身体を動かすスポーツと違って、将棋では、県の高校チャンピョンクラスとかって、大したことないのかも。
一般にスポーツは、練習時間と練習場所に恵まれてないと、実績があっても、やらないとすぐに落ちるし、筋力とか柔軟性においても、年をとれば不利なことも多いと思う。
でも、将棋は、1年ぐらいやらなくても、そんなには落ちないし、練習を続けてれば、40、50歳までは誰でも強くなると思う。
それに、練習場所をそれほど問わないので、どこで強くなってる人がいるかわからない。
だから、野球で、甲子園に出るところのピッチャーを打ち込むようなバッターや同等のレベルを保ったピッチャーは、草野球にはほとんどいないと思うけど、将棋なら、ザラにあることなのかも。

県の高校の優勝なんて、何十年も毎年現れるし、ライバルが同年代に何人かいるとすると、それぐらいのレベルは県内でも何百人もいるのかもしれない。
そこを考えると長くブランクがあるうどんジムより強い人は県内でも、1000人以上いるかも。

身体動かすスポーツに比べて、将棋って層が厚い種目だと思う。

ああ、つらくはないけど、ちょっとさびしい。
趣味のものって、何も継続してないから、今、得意と言えるものって、自分、もう何もないわ。
まったくやったことのない人相手なら、上手に見えるものもあると思うけど、やってる人の中に入ると何をやっても今すぐは通用せんし、練習して取り戻す暇もなさそう。

とりあえず、将棋は、副業になるかもしれないし、どこにも出かけずにできる数少ない趣味なので、本ぐらいちょっと読み直してみようと思う。

驚きの再会

2007-03-21 23:29:46 | Weblog
「さぬきうどん100選」というビッグローブの企画の取材が来ました。
カメラ回してる人が、昔よく行ってた喫茶の常連のお客さんで、洋風うどんの試作品の写真を善意で撮ってくれた方だったので驚きました。

もう3年ぐらい音信がなかったのに、こういう会い方をするとは。

久々の将棋

2007-03-21 21:57:31 | Weblog
実のとこ、将棋会館とか将棋クラブみたいなものを経営したいとちょっとだけ思っている。
目標というよりは、単なる夢。しかもそんなにすごくしたいわけでもないし、したくないと思う気持ちも同時にかなりある夢。

ライフワークとして、地域の憩いの場みたいなものをつくりたいという気持ちは、ずっと持ってました。

新たな出費を伴わず、店先に将棋盤と駒を置いておく程度で、自分が動かなくてもいいことなら、うどん店の傍らでできるかなとちょっと思っている。
まあそれでは将棋クラブとはいえないけど。

最近見た不動産の広告で、店舗兼住宅で広いけど、築三十年以上で家賃が数万円で、そこで住んで店舗部分を開放できたらとか思うような物件があった。

実際に、うどん店をやってみても、高松市内の将棋クラブが減っていることからも、将棋クラブ経営なんてのはすごく難しいものだと思っているので、住んでるところの一部開放で、しかも今住んでるところとほとんど変わらない家賃でないとだめだと思う。

それに
①運営できる業務内容かどうか
②ほかのクラブと違う特色や優位なところを出せるか。
③顧客を事前にある程度つかんでおけるか。

ここがある程度わかってないとだめだと思う。
ホリエモンさんも田尾さんも
つくるよりも売ることが大事と言っているとおり
③が一番難しいと思う。

今の住居と変わらん家賃の物件で、盤だけ並べといて、ある程度は、なじみの会員さんだけでよろしくやって、不在でも運営できるようだといいと思う。
事実、うどんジムが行ってた会館も無人でもカギ開けっ放しだったし、経営者なんか見たことなかった。

実際にやるとなると慎重にならざるを得ないけど、長い目でみて、研究と思って、将棋会館のようなところにおおよそ20年ぶりに足を運んでみた。

いやあ完敗でした。
自分が趣味のことから職業的なことまで含めて、一番得意なものはたぶん将棋だと思っていただけに、いろいろ思うところがありました。

中学時代に歴代や近県の県の高校チャンピョンと通算100試合以上したけど、ほぼ五分の星だったし、ぜんぜん勝てない相手といえば、高校なら全国で表彰台に上がるぐらいだっただけに、ブランクが長いといっても、そこそこはやれると思ってました。

しかし、今日の結果は、ぼろぼろです。
相手が大会でどれぐらいの人かわからないし、当時うどんジムが中学当時対戦した相手よりも強かったかもしれないし、ブランクも大きかったとは思う。
でも、相手が自分の考えのレベルを完全に広さでも深さでも上回っていて、万全でもかなりの差があるような気がした。

あああ。
将棋クラブするのに、自分が強くないといけない道理はないと思うけど、やるん
だったら今よりはちょっとは強くなっておきたいと思う。

将棋クラブは成長産業か否か?

将棋人口も減ってるし、クラブ自体も減っているのだから衰退産業のような気はする。
インターネット将棋なんてのもあるし。

しかし、団塊の世代や高齢者が増えてることを考えると、将棋人口は減るけど、将棋をやる人で暇をもてあます人や、将棋でも何でもいいから、集まって人とのつながりを感じる場がほしいと思うような人は増えるかもしれない。

たぶん。
強いことよりも

入りやすいこと。
気分が悪くならないこと。

が大事なんだと思う。

ただ、そこで多少なりとも会費を払うかといえば、真剣な人でないとお金は払わないと思うので、真剣な人に応えられる実力の持ち主がいないとまずいと思う。
やるとすれば、多少でも、そのために引っ越したり、家賃を増やすし、うどん店の経営にちょっとでもマイナスのことをするのは、いろんな応援してくれる人たちに対して不誠実なことになるので、月に2、3万は利益がいつかは出てほしいと思う。

ピーター・ドラッカーの著書から

2007-03-11 20:45:43 | Weblog
この先生を持ち出すことは、月並みだし、うどんジムは直接読んでもないんですが
ふと、かの巨人の著書のそのまた書評から気になった言葉を解釈して、うどんジムなりに次の2つを導きました。

・店の最大の財産は土地でも機械でもなく
「顧客の総体」という無形のものなんだなあということ。

・人は、貢献したいという欲求を内在させているが、それはたいがい自分が得意なことでそれをしようとする。
みんなが貢献したく、それは得意なことでなされるとすれば
能力を鍛え得意なことをつくること、またはそれに助力すること、それ自体が、社会への貢献の感情を生み出すはず。

意志が能力を作るという順序はよくみますが、技量が感情を引き起こすという順序での考え方はちょっと新鮮に思えました。

後者の方は、うどんジムが高校時代にしびれた
パスカルの「人間は考える葦」に似ていると思った。

人間とそうでないものを分けるものは「考える」ということ以外にはない。
考えること自体が善の基礎である。
また、思考は、空間を包んだり凌駕する。

なかなか零細が工夫して、大きな者を凌ぐのは難しいと思いますが、そう思わんとやってられませんし、それがないと地域活性化なんかありえませんからねぇ。

育児関連のサービスかイベント

2007-03-11 20:35:26 | Weblog
最近、三木町ほかで子育てクーポンとか、こどもが多い世帯を優遇するような措置を講じているのを新聞などで見ます。

うちも何かやろうとずっと思ってましたが、なかなか踏み切れませんでした。

小さいお子さんがいる家族連れの方が、先日、サラリーマンの方の列の中に並んでいましたが、ヒヤッとはしました。
一個ずつぽつぽつと空いてる席しかなく、まとまった空きがありませんでした。

4人まとまった空きを探しましたが、もうすぐに食べ終わるという方はそんなにはいませんでした。
また、小さいお子様がいるとどうしても滞在時間が長くなります。
まあ、セコイ話はしたくはないんですが、小さいお子さんが増えると難しいと思います。
サラリーマンの方がひしめいているところで食事をすることは小さなお子さんにとっても快適でないと思いました。

採算面だけなら、まあ、目をつぶれないことはないんです。
しかし、メインのお客さんで、本来一番大事にしなければならない人が利用しにくくなるようなサービスをすることは大義にも反すると思います。
それに比べて、高齢者の方を優遇することは、たいがいぽつんと空いた1席に座ってくれるので、問題がありません。

そうこう考えているうちに子育て世帯への優遇措置がどんどん打ち出されて、新味がなくなってきました。
とはいえ、何か、採算面で大きく無理もせずに、メインのお客さんにも迷惑にならずに、喜ばれるような何かを考えてはみたいと思ってます。
妙案がありませんかねぇ。

川をボートでさかのぼるか下るか

2007-03-11 19:54:48 | Weblog
先日、うどん店には良くない方のリスク要因が多いと書きました。

書き忘れとしては、

地球温暖化などの影響か?今般のオーストラリアかんばつのような異常気象が起こる頻度が今後、高くなりそうなこと。

あと、政府の小麦粉価格の改定が従来の年1回から年3回になり、これはもう値上げを頻繁にするために増やしたようなものといわれていること。

環境問題や資源問題から、エタノール用のサトウキビなどの作付け面積が、食料用の穀物の作付け面積を減らしながら増えていること。

消費税がアップする可能性。

など

前回書いたことをあわせると
人口動態、税制、金利、景気、中東情勢、選挙や政治家のスキャンダル(政権の支持が下がると増税の時期が延びる可能性ぐらいはある。)など、地方や国際的な政治経済の動向や気候の変動や資源の問題まで、実に、うどん店は、あらゆる社会問題に敏感になる。
残念ながら、ほとんど全部に近いほど、良くない方に動いていると思う。

良い方は、さぬきうどんのメジャー化と安い空き店舗が多いことのみでしょうか?
不明なのは、大企業の景気が良くなって、うどん店の客数は減らずに客単価が上がるのか、それとも、もっと喫茶のランチなど高いお店に乗り換えるのか?
前者なら、もう一つ、いい方を加えられるかもしれない、が好景気は一時的だが気候変動や消費税アップなどはもっと永久的なトレンドでしょう。

さて、零細のうどん店は、逆流を手漕ぎボートでさかのぼるような状況にあると思います。
が、漕ぎ手の人数や馬力や技術や読み、また、JTや都銀のような大企業を定年退職して退職金を多くもらって、子育ても終わっているなど、荷物の少なさや漕がなければいけない距離の短さや資金力というジェットエンジン、物件が自前か否かなどがたいへん重要になってくると思います。

たぶん、強烈な意志やビジョンなども含めて、何らかのかなりいい条件がなければ、普通の人が普通のやり方では営業は続けられないと思います。
逆流でも、立地は世間でいわれる以上に大きく、それさえ良ければ何とかなることも多いと思います。
味も大事ですが、たぶん立地の方が重要です。
立地がほんとうに良ければ、誰も食べられないほどまずいというのでなければ立地の悪いみんなが美味いと認める店よりも営業はうまくいくと思います。また、立地に恵まれて、余裕をもっていれば、味も含めていろんなことがいいようにまわっていくのが普通だと思います。

多くの人が実際に開業になると、テナントの立地について「まあやれそう」と思うと、機械や味の研究や保険の手続きのような雑事などいろんなことに時間をとられて、立地に妥協せざるを得なくなる可能性が高いと思います。
また、一回良く見えると「恋は盲目」みたいに他をあまり見なくなったりもすると思いますし、そこそこ良く見えると、他に取られそうな気がしてきますし、これから開業するという人は不安も大きいけど、どこかに自信もあわせもっていて、普通の立地があればやれそうに思う場合が往々にあると思います。

なぜ、空きテナントがあるのか、そこでうまく営業できなかったから空いている可能性が高く、その人は自分よりも知識も技能も経験もあることが多いのだということを冷静に考える必要があると思います。

味は立地を決めてからでも良くできますし、開業してからでも良くしていけると思います。
でも、立地はもっと絶対的で、同程度の席数の店で3倍ぐらいの売り上げの差が同じ味でも出ることは十分にあります。
(違う人がやるなら別ですが)同じ人がやる限り、味で倍も売り上げが変わることはまず起こらないでしょう。

逆流とばかり書いても意味がないし、うどん店の店主というのは、苦労して不安定でも魅力的な職業だとは思います。
だから、空きテナントが多いとか、メジャー化、またはメジャー化によって、特徴さえ出せば、裏通りでもやれる可能性があるなど、川が下りになってる部分を探して、そこと家族労働や突出した技能を持っているなどのアドバンテージと引っ掛けて何とかしていくことが大事だと思います。
いい条件を持たない人が普通にやれば、全て、逆流の中に身を置くことになると思います。

良い立地、または自分が活かせる立地を、味の研究以上にやること。
(立地をじっくり見る人は味もよく研究するでしょうが。)
街中の空きテナントの場合は、前の店の営業状況や、周辺の別の飲食店に食べに行って暇なときに「景気はええでっか?」「昼は流行ってますねぇ。」など聞いてみるといいと思う。
ストレスがたまってたら、吐き出すようにいろんなことをしゃべる人もいると思うし、ここでほんとに笑顔が曇らずに「ええ。おかげ様で。」とかいうようなら、もうちょっと掘り下げて周辺を調べてみるとか。
郊外の大きな道沿いなら、同じ沿線の店で聞くのもいいと思う。
あと、事業所数や近隣の道路の状況などの変遷なども大事だと思う。

素人さんや事業に成功してないほど「要は味。うまいものを出してりゃ。客は黙ってついてくる。」みたいなことをいうが、ほとんどすべての人は美味いものを出そうとはしているわけです。
ただ、採算などもあって、それができなくなることがあります。
アドバンテージを活かして、いい状況にあるほど、味を良くするための資金的、精神的な余裕が出てくるものでしょう。

昔から立地が8割というのはダテではなさそうです。
ただ、さぬきうどん界では、田舎に超人気店がたくさんあります。
しかし、これらのところは、昔からの地縁や家賃も人件費も少ないアドバンテージを持ってますし、駐車場がなくても、事実上の駐車場があるところも多い。
いろいろな特殊条件に惑わされずに、立地を丹念に見ることが大事だと思います。
大きな事業所があると思っても、移転する可能性が高い事業所も多くあります。
そういうことを見逃さないようにしないといけないと思いますし、できれば、近隣の主要なビルで働いてる人数や床面積、空き比率などもできれば大まかに知っておいた方がいいと思います。

また、昼間の主要な時間だけでなく、朝から夕方まで営業を延ばしたり、だめなときに居酒屋的方面などに転換できるかどうかまで含めて、食事が不規則な業態の事業所の数などもよく見る必要があると思います。
みんなが定時の内勤の人ばかりだと、みんな同時に来るので、席数がもろに問題になってきます。
12時40分以降とか、11時ごろとかにも来るような交代制のサービス業などが多いと、集中度が低いので、席数が少なくてもやりやすいと思います。

栗林公園ボランティアガイドの講習会での提案

2007-03-04 17:58:38 | Weblog
前から思ってたことで

栗林公園の年間パスポートは、プレゼントにしたり景品にできるようにすべきだと思う。
今は、他人が使わないように、本人が手続きをするように記名になっているので、プレゼントや景品にはできません。

が、引換券として、手続きをしに来たら、パスポートが発行してもらえるものをつくったら、本人が興味がなくてもパスポートがよく売れることになる。
「香川に初めて引っ越してくる人にどうぞ。」
なんてのが定着したら、そこそこ増えると思う。

こんなの印刷するだけで、喫茶店がコーヒーの回数券を印刷するほどの費用しかかかりませんし、手続きする窓口は勝手も知っているし、通常通り引換券をもって来た人に今まで通りの発行をするだけなので新たな事務も生じません。
だから、仮に効果が少なくても、痛手はありません。
うどんジムの提案は常に費用が極小であることには自信があります。

近隣、商店会と提携したり、大手事業所の福利厚生とタイアップするなど、やりようはいろいろあるものでしょう。
たとえば、近隣の事業所は、福利厚生の一環として、街中でリフレッシュしたり、運動不足を防ぐためにも、新入社員には全員年間パスポートをあげるなどしてみてはいかがでしょうか?
協力事業所はいくつかは出ると思いますよ。

実際にうちは、それがあれば、キャンペーンの景品にしたいと思ってましたし。


もう一つ
香川県や栗林公園の観光パンフレットに、挿絵としてでなく、内容やストーリーの説明として、4コマ漫画や本格的な漫画を導入してはどうでしょうか?

漫画で読む日本経済みたいなのもあるわけですし

人間がやったことだから、
なんだって、できた成り立ちには、人間の判断があるわけで、利用する側にも利用する側の文脈があるわけです。

たとえば
栗林公園に「百石松」って、稲田さんという松の手入れに熱中しすぎた家老がそれで、遅刻して、百石減俸されたという事件に由来するネーミングの松がありますが、これなんか、松をなでなでして、「マツコ~」とか名前までつけて手入れして、「あ~!遅刻だあ。」 「こらあ。減俸だあ。」「あ~れ~」まで簡単に4コマ漫画ができます。

また、恋人の聖地宇多津をPRするにも
ザグザグさんのCMばりに

「今日は勝負デートだ!さあどこにしようか!」

「きゃあ、食事もおいしくて、景色もすてき!」

「むっふふふ。勝負あったな。」

最後、布団がひっくりかえって。電気がパチッ!と消えるとか。


東京などに、観光パンフをいろいろ置くにしても、写真と説明文だけのでは、目立たないし、ストーリーが入ってこない感情移入できないものでは、卒業旅行などで場所を探してる女子大生なんかには訴えないと思う。

さて、漫画を書くのは、誰がいいか。
それはさて置き。

行政が書く漫画ってつまらんのが多い。

監修は、

田尾さんか
ザグザグのCMつくってる人がいいと思うけど、どうかな。

以上のことの一部を、ボランティアガイドの講習の最後に、県の管理職の方に提案しましたが、どうなることやら。

香川の観光課題として、標識の整備というのもあったので、信号番号のことも言おうと思ったけど、長くなるし、その場ではやめました。

ラジオ収録

2007-03-04 17:36:19 | Weblog
ついに夢に見たエフエム高松(81.5)での、ラジオ収録が実現しました。

CMもいい感じで、数回、自分でも聞きましたし、紹介番組は、なんと!
15分ほどもやってくれました。

いやあ。
インタビューでいくつか聞かれましたが

いろいろ自分がやったことの理由って、意外に簡潔にいいにくいものですね。

実際に、100の効果を出すために、一つの目的で100ってなかなか出ないので、30や20や5の理由を寄せ集めて、100になるかなと思ってそうしたということが多く、どれが一番ともいいにくいことが多い。

いやあ。
けっこう聞いてくれた方からの評判も良かったです。

うどん店と駐車場

2007-03-04 17:19:28 | Weblog
さて、うどん業界にいいトレンドはほとんどなく、良くない変化はたくさんあると書きましたが、いい感じでやってるお店もたくさんあります。

ただ、たくさんあるといっても全体の数が多いし、目立つので、そう見えますが、
家族総出の店で、ふところに入る利益が1,000万円以上あるかなり上位の店であっても、田舎の家に給与所得者が2,3人、家族にいれば、それ以上の収入にはなることが多いので、サラリーマンより儲かってるお店が県内に果たしてどれほどあるものか。

とはいえ、儲かってるお店はあるでしょう。

唯一の良いトレンドと思われる、さぬきうどんのメジャー化は
駐車場のあるお店と、メディアに取り上げられるお店に多くの好影響を与えていると思う。

駐車場が広く取れるということは人が周りにいないことを示している。
だから、うまくいかなければ、限りなく、お客さんが少なくなると思う。

駐車場が取れない街中は、周りに人が多いので、人気がない店でも数十人はお客さんが来ると思うけど、人気が出ても、席数も取りにくいので、駐車場がないこととともに、るるぶやまっぷるにいつも取り上げられるほどのスーパースター級でないと、お客さんが増えないということになる。
また、競争相手も多いうえに、周りの事業所の倒産など環境に対して受身にならざるをえないうえに、どこかが廃業しない限り、過当競争が解消されないという美しくない状況が生じる。


あっ!

もう一つ、うどん業界にいいトレンドを思い出した。

廃業したところが多いので
居抜きで安い物件が出る可能性がこれからも続くということと。
家賃相場は今後もたぶん上がらないということがありました。


で話を戻すと

広い駐車場をとるというのは

大規模投資をしたり、人のいないところに出店するリスクをとって、努力や人気の結果として、売り上げが膨らみやすい状況にするということだと思う。

うどんジムは
そんな資金も自信も開業時にはまったくなかったので

いろいろ考えて
今のところに出店したのは、良い判断だったと思う。

良い変化 良くない変化 2 列挙してみました。

2007-03-04 16:51:59 | Weblog
うどんジムはそんなにネガティブな方だと思いませんが、将来のリスクを考えて、その影響を測ることで、やるべきことがどんどん見えて、むしろ積極的に動くことになると思うので、リスク探しとリスク評価をしていることが多い思う。

実際に、うどん店と取り巻くトレンドで
良い変化は一時的なものが多く、良くない変化は永久的なものが多い。

まず、マクロなものとして
・公共事業の減少。
・地方経済の基盤が弱まる傾向。
・人口減。
・若年層の減少。

良い方では
さぬきうどんのメジャー化で

・女性が気軽に一人で入ってくるようになった。
・観光客がよく入ってくるようになった。

ぐらいでしょうか?

心配なこととしては
高松がもし道州制で、州都でなくなったら、それだけで数百ぐらいの中小企業が廃業に追い込まれる可能性が十分にあると思う。
もし、中央通り沿いの四国支社が軒並み撤退すれば、うちだって、営業を続行できる可能性はほぼないと思う。
努力してどうこうなるようなものではありません。
客数が半分ぐらいになる可能性は十分にあるでしょう。

また
実際にうちの店に起こった良くない変化としては

・一番お客さんが多いビルのすぐ下に大きなコンビニができた。
・毎日来てくれてる人がけっこういた事業所が倒産した。
・ガス料金が1割弱ほど上がった。
・道交法の改正で、近くに停めて食べる営業の方やタクシーの運転手がほぼゼロになった。
・まあ、上と同様、もともと違法といえば違法だったのかもしれませんが、ビールの売り上げもほとんどなくなった。
・通院患者さん入院患者さんともにけっこう来てくれていた大きな病院が、保険医療をやめてしまった。
・原油の高騰などで、ほかにいくつかの仕入れが高くなった。
・(これは即時の変化ではないけど)サンポートに財務局や四国管区警察が移転することが決まった(跡地が仮にマンションになっても平日のお客さんにはならない。)。
・金利が上がり基調で、先日も、日銀が利上げを発表した。
・役所の休み時間が15分短縮になったので、外出の数が減った。

あと、2つぐらいありますが、これらはすべて、先日新聞に載った小麦粉の値上げと同等かそれ以上の良くない変化です。

良い変化といえば、
これは一つだけあるのですが、ちょっと書けません。
この辺の事情に詳しいうどん通の方ならわかるかもしれません。


それでもうまくいく店はいくだろうし
うちもなんだかんだいってまだまだ伸び続けてます。

しかし、将来にわたって、業界にいいトレンドはまず起こる予感は今のところありません。

中国に加えて、インドの消費も大きくなり、原材料やエネルギーの価格が下がる可能性は誰もあると思っていません。
また、末端の零細事業者は、なかなか、仕入れ価格が上がっても、販売価格に転嫁できませんし、大きいところほど、体力があるものです。


さて
格差がこのブログの隠れたテーマとは書きましたが

うどんのこと=零細、香川のこと=地方

というのは
常に
大企業や首都圏

との格差というものを意識せざるを得ないテーマなのです。


かといって、うどんジムはいろんなことをそう悲観しているわけではないし
生きがい的には、今の状況は

パーフェクトな人生といってもいいぐらいです。


自分のやりたいように全部やってるし
喜ばれている感覚がすごくありますから

良い変化 良くない変化 1 営業時間延長しました。

2007-03-04 16:19:50 | Weblog
ほぼ週一更新なので、古い話ですが、2月27日の四国新聞の一面に業務用小麦粉が値上げするので、廃業を検討する店も出ているとか書いてあった。

確かに、いい話ではない。

でも、うどんジムとしては

「えっ!うち開業から1年も経ってないけど、これよりも良くない変化は7、8回はありましたよ。これは痛いけど、事業環境の悪化に関することでも、これぐらいの話はほぼ毎月あった。」

と正直思いました。
それでも、いちおう、お客様の数はずっと伸び続けてはいます。

近隣の工事が終わって、その分、年配女性やOLの方が増えたし、一般に、売り上げは12月がいい月で、1、2月は良くない月なので、12月に比べて、売り上げは微減ですが、お客さんの数はまだ増え続けてます。
とはいえ、開業時の4月比で、年率2倍の売り上げは、12月に1.8倍ぐらいでしたが、2月でやや微減なので、達成は難しい状況かなと思います。

そこで、とりあえず、要望もあったし、オペレーションも落ち着いてきたし、ラジオCMやチラシ配りなど広報もやったので、2倍達成のためも兼ねて、17時30分ごろまで開けることに再挑戦しました。

3月2日からでしたが、3時以降の売り上げ、なんと、初日は1,120円でした。
これでは、話になりません。
翌、3月3日、土曜日は、3,400円ぐらいでした。
まあ、この数字では、遊びも家庭サービスも余暇も必要ないという人なら開けててもいいと思うけど、他に大事なものがあるなら、これも駄目な数字でしょう。

まあ、2日しかしてないし、もうちょっと伸びてはくれるでしょうが、これでは、店番のパートを雇うほどにもならないので、起きてから寝るまで店のこと以外はできないうえに、4時間寝るのはちょっと難しいかも。
売り上げが上がってほしいと思うのは、ぜいたくがしたいとかそういうんじゃなくて、まず、早く切り上げて寝る時間が持てるようにしたいというのが最初かも。
パートの時間を延長して、とにかく、早めに製麺を始められるようにしたい。

人気店になったかといえば、そうかもしれないと思う。
お客さんの増加のペースと、リピーター率の高さ、食べた後の感想やお客さんの箸の進め方やダシを飲むときのペースなんかを見てると、かなりいい感じに思う。

しかし、儲かる店になるかといえば、
家族労働だけの製麺所に対して、

月、20万以上固定費がかかり、新参者としてアピールするためにも小規模でスケールメリットが働かないことからも、原価がさらに高くなり、それでも、価格もほぼ同等には抑えないといけないので、儲かる店にするには、ハードルがかなり高くなると思う。