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うどんのこと香川のこと

開店後、ほぼ週1ペースの更新になってます。
しばらく、主なテーマに信号番号の設置を加えようと思います。

シリーズ1 炎について

2008-01-14 19:07:56 | Weblog
地域で何かを良くしようという 「力」を いっぺん 「炎」に例えました。

炎は、どっかで着火しないといけない。小さくとも瞬発的な力がいる
(これがよくいわれる「まちづくりには、若者・ばか者・よそ者がいる。」って話かも。)。
燃える対象がいる(肉とか、陶器とか)  (財や不動産持ってるのは、もうちょっと歳いってるから、いい意味で、若者、ばか者・よそ者の刺激を受けて踊ってくれんと)。
広げる油のようなものもいる(同友会とかまちラボとかもそうか?)。
その炎を維持するための炉とか釜、野外のことなら天候とか、環境がいる(地域のキャパや方向性・行政の動向など)。

今、突然思いついたことだから、うまいこと例えになっとらんかもしれん。
あと、
炎の成果を受け取るシステム、ちゃんと公平に料理が配られるかとか
その成果の価値を引き出したり、認めることができる人々がいるかとか
たえとば、名作の陶器の価値がわかるとか、名作にふさわしい使い方ができるとか

①着火
②対象
③燃料
④釜
⑤成果の分配システム
⑥成果の価値への感受性

即興にしては、けっこう体系だって網羅されてるような気もする。

これを最近はじめた「あしたさぬき」に当てはめてみた。

参加してる人達は、いろんなところで、もう大きくなってたり、まだとても小さいものだったりするけど、①着火をしていたんだと思う。

②対象は何だろうか?
地域の人だろうか、もう少し面的な意味の強い地域そのものだろうか

あれは、特別によそに比較して先進ではないと聞いたことはあるけど、優れたシステムだと思う。
炎を広げる油など③燃料として、無茶苦茶に優れていておもしろいと感じる。

④釜は何だろうね。国や自治体など行政の支援や協力体制もそうだろうし、物理的な街のキャパシティーとか市場としての人口もそれに近い意味を持つだろうか?

地域が活性化することの成果が多くの文化的、経済的、環境面などで広く人々の喜びになり、実となる⑤システムとなるか。
よく揶揄されるのが、イベントをやっても、「一部の関係者が喜んでるだけだ。」で、その絡みで、「関係企業が補助金までもらいながら潤っただけ。」みたいな話だと思う。
そっから出発することはあるけど、それは、①や③の段階の話で、⑤、⑥へのビジョンが初めからなくても、どっかでいる。

また、多くの人々の交流というのか連帯というのか協力というのか協働というのか、切りがありませんが。
そこから生まれた文化や環境や福祉など、簡単に財貨で計りがたいものの価値を、⑥感受性というのか、視野や感性の高みや広がりをもって、評価したり、育てたりできる人々が多くいるか。


さて、ここまで長々と、書いて、まあもっともらしい話ですが

何が言いたいかというと

どっちかというと傍観者がよく揶揄するような「偽善」ってやつですが

何か、意思とか目的をもって、現実を変革するには、「偽」の部分は絶対に必要で、「偽」が悪質な「偽」であったらまずいこともあるけど、「『偽』のない善にはあまり意味がない」と、世間受けの悪そうなことを論理的に網羅して、隙なく、経験にも合致したこととして言うためです。

①~⑥の機能と、偽善の性質や分類、今、この地域でもどこでも起こってそうな現実との関連とういことの整理に挑戦していきたいと思います。

炎はほっといたら消えようとすることがよくある。
強く、大きく、広く、守り育てる力は、つまるところ拡大再生産性にある。
それは、やっぱり「偽」の部分だと思う。