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うどんのこと香川のこと

開店後、ほぼ週1ペースの更新になってます。
しばらく、主なテーマに信号番号の設置を加えようと思います。

適正家賃に関する考察始め

2007-05-31 20:01:56 | Weblog
うどんジムの知り合いで
月家賃 高い順から 35万 30万 14万(昔) 14万(昔) 14万 10万 9万 7万 自宅だからゼロ

で、うどん屋など飲食店を始めた方がいます。
上のうち一人はうどん屋ではありませんが、ほかの方は皆うどん店です。

この中で、14万ぐらいの方が一番うまくいってるような気がします。

うどんジムの知り合いがやってるのは、皆、一人とか夫婦とか小さな単位で始めた例で、そんなに企業的経営のオーナーとはあまりお付き合いはありませんから、適正も、核家族1世帯が生計を立てることを念頭に書いてます。
退職金とかたくさんもらった人のセカンドライフも対象外です。

この14万ぐらいがうまくいってるというのは、数少ないサンプルからの偶然かもしれませんが、その事実の理由を考察しようとしてみると、なるほど理屈に合っているように思います。
7万とかでもうまくいきにくいと想像してますが、なぜそうかというのも、理屈付けしようと思うと辻褄が合ってきます。

まず、7万の物件が良くなさそうな理由は、賃貸をするからには、5万はしないと店舗として広告を出したりする意味がありません。
つまり、絶対に集客力がゼロの物件でも、5万はするでしょう。
ということは、7万の物件は、プラスアルファの価値部分が2万分しかないという解釈もできそうです。
それに、見た目に比べて安すぎる物件は、何度も短期間で入っては止めた可能性が高いと思います。
店舗物件は、テナントが変わる度に、まず必ず家賃が下がります。
下がらない例は聞いたことがないという人が多いです。

よく、家賃は3日の売り上げで払えとか、月の売り上げの1割に収めろといいます。
3日で払うのなら、毎日営業しないといけませんからちょっときついです。

これが相場なら、月7万の家賃からは月70万の売り上げが相場となります。
14万なら140万がそうなります。

もし、売り上げの3割前後が、収入になるのなら、14万なら40万以上の収入になります。
もし、店の7万の家賃で、個人としての事業主の収入が20万なら、諸税や義務的経費を払うともう残りがなく、ほかの家族が別でパートをするなどしないときついでしょう。
4、50万あれば、ときどき店の食材で食べて、ほかで贅沢をしなければ、まあ、それなりの生活はできるでしょうし、再投資などで、さらに、売り上げを増やそうとするなど、20万の収入の人よりも柔軟に対応できるでしょう。
それに損益分岐点の表を書けばわかりますが、売り上げは小さいほど固定費割合が高く、売り上げが倍になっても電気代とかガス代はそんなに変わりません。

まあ、夫婦でやるなら、月収入、40~50万が相場でちょうどいいのだと思います。
身の丈に合ってて、かつ、せせこましくないので、うまくいけば月売り上げ300万ぐらいまで持っていける拡張性があると思います。

これが、月家賃30万以上だと、毎日開けて、日に10万売らないといけません。
必ずヒットさせなければ、じりじり追い詰められるでしょうし、日に10万売る店を一人やってほかは雇って人件費払ったり、夫婦二人で切り盛りするのは肉体的にきついでしょう。
日にうどん10万売るなら、主人は、17時間ぐらい働いて、寝るのは4時間とかいう日が開業したてならしばらくは続くでしょう。
それがきつくて、週一でも休むとさらにハードルが上がり、12万弱売らないといけなくなります。
それだと、いきなり、月収が100万ぐらいにはなりますが、それはたぶん、個人が一人や二人で始めるには、身の丈に合わないケースが多くなるのだと思います。
たしかに、厳しい修行を積んで、ものすごい技能の主もいてできる人もいるかもしれませんが、ちょっとでもうまくいかない要因があれば、家賃月30万ぐらいになると、破綻が来やすいのは、上の計算から導かれると思います。

これは、考察始めですが、サンプルもまだ少ないのでいろいろご意見や資料の紹介などあればありがたいです。

一番楽なオフィスのエコ活動はタッチタイピング

2007-05-31 19:32:21 | Weblog
うどんジムの計算では、ゴミの分別や節水や封筒の再利用などよりも、従業員全員に、ブラインドタッチタイピングを習得させるのがエコ活動として、一番能率が良いと思います。
このことは、もう何度か書いてます。
うどんジムが何度も書くのは、ソフトを使えばあまりにも簡単に習得できるのに、効果がものすごく大きいからです。
大げさに言ってますが、自分の携帯電話の番号を覚えるのとほとんど苦労は変わらないかも。
とにかくやらないのは一生の損です。
大会社の社長や60歳を過ぎた人でも、キーを触る可能性がある人なら、全ての人がやった方がいいと思います。

http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/computer/net_research/?1180595868

独学や自然では、完璧にはならないけど、タイピングソフトなら、3日でほぼ完璧な習得ができます。
うどんジムはここ1年半ぐらい、ネット喫茶でのブログ更新でしかキーは触りませんが、キーボードを全部書けます。
覚えようとして覚えたことは一度もありませんが、店のテーブルの上でも言葉を聞けば、そのとおりに反射的に指が動くので、それでキーの位置は一つ残らず思い出せます。

目を閉じても打てるので、目は疲れないので、長時間になれば、短時間なら同程度のスピードの見て打つ人の2~3倍ぐらい打てるでしょう。
また、キーを見ることで作文する頭の動きが中断されないので、打ちながらどんどん文章を構成して考えていけます。

エコってのは、各人の能力を高めながら、疲れないように体をいたわりつつ、無駄な時間を減らし、医療費などの負担も削減しつつ、いろんな分野を円を描くように横断した動きの中でやるのが良いと思います。

前にも書きましたが、ブラインドタッチは、箸や鉛筆の持ち方を覚えるように、小学校を上がるときぐらいに必修にしてもいいと思います。
ほんとに今頃のソフトは優秀です。
カラオケの一曲の歌詞を覚えるよりもたいていの人は早くマスターできると思います。
とにかく、こんな世界があるのかと思うほど、ソフトの力はすごいです。

世の中のエコ活動は、活動そのものが、節約しようとしている対象よりも莫大なエネルギーの消費を伴うものがすごく多い。
私が、費用対効果比とか努力対成果比で、もっともエコ効果が高いといえるのは、あの信号番号とブラインドタッチの早期必修化かなあと思います。

秘すれば花

2007-05-27 20:47:09 | Weblog
世阿弥は、風姿花伝をなぜ書いたのか?
うどんジムは、8年ほど前に、原文で最初の50Pほど読んで、能自体の専門的なところが始まったところで、読むのをやめました。

一門の将来を考えて、どうしても繁栄させたい、能を興行的に確立させたい、自分が体得したことを伝えたい。
「どうしても」という、内なるマグマの熱を感じるような文章だったと思いました。

花と珍しきと面白きは同じだみたいなことが書かれていたと思います。
人を感動させないと興行は成功しないので、利益も出ないし、もちろん一門も生活できなくなり、自分が命をかけた能楽がすたれます。
だから秘して花とする演出に命をかける必要があったのだと思います。

同じすばらしいものでも、意外性がないと「ふ~ん」って感心されるだけで、感動されない。
人は実用や機能だけのものにはお金は案外かけない。
肉用のニワトリになるより、役にも立たない孔雀にならないと、ほんとのところ利益は出ないのかもしれない。
意外性を出すには、これから意外なことが起こるかもしれないとさえ思わせずに意外なことをする必要があると世阿弥はいっていたと思う。

今、ぱっと思い浮かぶのが新庄剛さん。
あと、X‐JAPANのYoshikiさん。

ライブで何百万もする楽器を叩きつけて壊しまくったり、倒れて中止したり、かと思えば、繊細なタッチでピアノを弾く。

今のイチローさんは、世界のスターとしてカリスマオーラが出まくって、秘さなくても花ですが、彼がインタビューで「別に。。。」「記録は知らなかった。興味がない。」を連発するのも、もしかしたら「世阿弥流?」と勘繰ってしまいたくなる。
彼が、オリックス時代に、200安打の次の年からは、いくら球場にお客を呼ぼうと思って、スタンドにボールを投げたり、外野で背面キャッチを見せたり、サービス精神を発揮しても、お客が減る一方で、イチローは成績はすごいけどお客は呼べないといわれたことをすごく悔しそうに語っていたのをテレビで見たことがある。
ヒットを量産するというコンスタントさが売りで、いいプレーをするのが当たり前とされ、またインタビューでも人を笑わせたりバカをやるようなことはたぶんできないタイプだけに、「秘すれば花」のタイプではなかったと思う。

あれだけ成績や実力に差がありながら、メジャー一年目の話題では、かなり新庄さんに食われてました。
花となるには、秘するのと対極に、底抜けにオープンであり続けるのもありだと思う。
その点、新庄さんや古く長嶋茂雄さんは、「秘していながらオープン」という稀有な時代を代表できる花だったのかも。

サッカーの中田ヒデさんもたぶん、プレー以外で、普段、愛想がよくないから花というか華があったのではないでしょうか?

秘すれば花というのは
かなり大きい問題なので、どういう切り口から書いていこうか悩みますが

うどんジムは
「秘すれば花」の弊害について言いたいのです。

無愛想に「教えてもらうな。見て盗め。」なんていわなくても、簡単にレベルアップできることがいっぱいあるのに、それで、怪我をしたり病気をしたり事業に失敗するケースがうどんだけでなくいろんな世界であり過ぎるような気がするからです。
わが国のホワイトカラーの生産性が低いというのも、秘すれば花と大いに関係があると思いました。
つまり、わが国経済の国際競争力とも関係がありそうです。

花になるのは、確かに、新庄さんの日ハムの例を見ても、活性化を招くでしょう。
ただ、花は、人の目とお金を集約させながらの活性化です。
儲かります。

今、うどんジムが取り上げたいのは、人の目とお金を外に拡散させながら行う活性化です。
そうや、それでは儲からんでないか。
だから、手をつける人が少ない。

「秘すれば花」
からは、ジャック ラカンの有名な言葉も思い出させます。
「利己的な遺伝子」とか一世を風靡したのも、通底するような気がする。
世界をつらぬく多くの関係性の串の主要な一つかもしれない。

攻めの夏

2007-05-27 20:02:56 | Weblog
FPは、勉強はできなかった。
お客さんが増えたことに伴って、店まわりや中の設備改修の打ち合わせや、パートの増員や、勢いのあるうちにと広告や、近所への挨拶回りなどいろいろすることが増えて、課題ができたことでお店が休みの日も、他店がどういうやり方をしているか参考にしに、毎日、数店回ったりしたので、やれると思ったゴールデンウィークや日曜日がさっぱりでした。
でも、気分的には、終ったことですごくすっきりとしました。

この6月からは、いろいろと、うどんジムがお客さんに喜んでいただくためにやろうとしていた半ば遊び的なことをどんどんやっていこうと思う。

よく「お店は軌道に乗りましたか?」と昨年中に聞かれましたが、うどんジムの中では、「軌道に乗るイメージがなんとなく見えた。」とか「もしかして、もうそろそろ乗るのかな?」って感じで、まだ乗ったとは思ってませんでした。

そもそも、何をもって、「軌道に乗った。」って言うんでしょう。
子供が3人いて、みな習い事をして大学に行くであろう家と、独身者では、そもそも必要な利益が違いすぎる。
世間で、定義らしいものってあるんでしょうか?

うどんジムは、月で一番売り上げが悪い日が全部並んでも、生活はいちおうできるというレベルを仮に「軌道に乗る。」とイメージしました。
それだと、車も持たないまま、遊びにも行かず、食事はほぼ毎日2、3食お店のうどんになりますが。
それでいうと、いちおう、うちも「軌道に乗った」宣言をしてもいいのかもしれない。
先週、終日本降りの日がありましたが、あれぐらいの日でも、100人は楽に超すようになり、それより悪い日が、2ヶ月さかのぼって、1日しかなかったので、まあ安定したなあと思いました。
あれだけ降るのは梅雨でもそうないので、これから梅雨にかけても大打撃は受けずに済むかなあと思えました。

FP3級終りました。

2007-05-27 19:39:41 | Weblog
自転車でサンメッセまで行ってきました。

おかげ様で、自信がそんなになかった実技も1問しか落とさずにいけました。
問題用紙を持って帰らせてくれるのと、実施機関のHPに模範解答がもう発表されているので、間違いありません。
6割で合格といわれているそうですが、一日、10分ほどしか勉強時間がとれなかった状態で、学科、実技とも、9割ぐらいとれたのは、自信になりました。

確かに、3級って、合格する人の方が多い試験なんだけど、このぐらいの点数なら、経験的に上位1%ぐらいには入れたと思うので、自信をもって秋には2級を受けてみようと思う。

受付のない試験って初めてでした。
一切受付せずに、いきなり、受験票だけもって席に着きました。

考えてみれば、当たり前なんですが、試験会場って、けっこう華やかな感じの美人が多かったです。
生命保険会社の若手の営業の方が多いからだと思いますが、人と会うのが仕事で、生保会社は職場も番町一丁目や寿町など高松で一番OLさんがオシャレなところにあるからだろうと思いました。

FPの試験勉強の中の豆知識。

夫婦で仮に、10の生活費がいるのに対して、独身だと、だいたい7の生活費がいるそうです。
なんとなく、経験的にそうかなあと思わなくもないですが、ほぼ確立された知識として、1人だと夫婦の7割の生活費がいるとされているというのは、軽く目からうろこでした。

ということは、妻が働く自営のうどん店が、離別して、そこでパートを代わりに雇って、青色事業専従者の控除などがなくなったら、どれぐらいの影響が出るのかなど、いろいろ考えどころというか目安ができてきます。

世界銀行総裁の続き

2007-05-20 21:08:40 | Weblog
この人、ブッシュ政権の関係者なので、ずいぶんかばわれてると思う。

事件の詳細はわたしにはわからんし、この人自体が、前回ナチスの幹部にたとえられるような残虐な人でもないのでしょう。

まあ、それをいったら、談合や汚職で逮捕される知事などもほんとに、地方経済のことを大事に思った面もあるのだと思うし、村上さんや堀江さんにだって、悪気も残虐性もほとんどないと思う。
ウォルフォウィッツ総裁が事実上、背任罪の要件をそろえていることは、疑いにくいと思う。
刑罰を受けるに値するように思う。

なんで、ほかの多くの事件の中で、うどんジムがこの事件にたいへんこだわるのか。

恋人を優遇するってのは、ほんとに、その優遇して支給したお金の問題じゃなくて、組織そのものをダメにしてしまう可能性がかなりあると思うんです。
実際に世界銀行の職員間ではかなり不満が渦巻いてたらしい。

経験的にも、うどんジムが見たところ、自分の気に入った人だけを飲みに連れて行ったり、個人的に好き嫌いを仕事に反映させる人がトップにいると、どこでも事なかれ主義が横行したり、失点の可能性はあるけど手柄の少ない仕事は、押し付け合いになって、仕事の隙間が多くできたり、真面目な人や人のよい人が際限なくやり、上と飲みに行ってしゃべるのが得意だけど、仕事に不真面目な人が幅を利かせるというおかしなことが横行していた。
こういう人がいると、問題隠しも多くなります。
判断に客観性がなく、自分が困るかどうか、好きか嫌いかだから、予測が難しい。
始皇帝の法を劉邦が改めたというが、好きか嫌いかで、シートベルト着用義務違反で死刑とかになるのでは、人は活動できません。
人の動きが活発でなくなると、経済が停滞する。
だから、罪刑法定主義というのはあるともいえる。
何も、国家から人権を守るためだけではない。
詐欺の要件がはっきりしてないと、セールストークなんかできない。
恋人を厚遇するというのは、国家経済が経済関係法が整備されてないと立ち行かないのと同じように、組織の仕事活動を立ち行かせなくなるように歪める可能性をつくることになる。

恋人を優遇するというのは、黒インクのごとしで、たとえ1滴でも、大きな水槽の水をたちどころに黒くしてしまうことが往々にある。

大きな組織の責任者でありながら自覚なく、際限なく問題を垂れ流す人がときどきいる。
比率としては大きくなくても、数としては多く、目立つ。

これが、小さな町工場でなら、まだいい。

でも、企業でも、役所でも、警察でも、大きい組織になったらどこでも不特定でかなり多数の生命を左右することがある。
リコールの検討や災害警報や現場レベルの初動命令を出すべきだと思うけど、何もなかったときに、怒られてどっか飛ばされるかもしれないとか、トップのお気に入りの人がめんどくさがりだから、にらまれるのが怖くて、「まあ大丈夫だろう。」と流してしまう。
あとで、大事件になるようなことは、たどれば、こんなレベルの現場の感覚がもとであることが多い。

世界銀行なんか、IMFなどと並んで、何億人もの人々の貧困に働きかける世界のメイン組織で、そこが歪められたのが腹立たしい。
いちおう、うちも、ユネスコの寺子屋とか、貧困国のチャリティーにはときどき参加している。
それだけに、最も有力な機関が、こんなトップのふさわしくなさ過ぎる振る舞いで、歪められているというのが、やるせなさ過ぎる。

物語性ではないけど、くさむらで踏まれている草がかわいそうだとか誰も考えんように、物語性の認められない命が、総裁の恋の物語によって、まるで無自覚に踏みにじられているように思えるのは、わたしだけ?


まあ、そこまで言うかと現代人は思うかもしれなけど

論語では

彼は誠実な人である。仕事場以外では上司と絶対に会わない。

なんて書かれてます。

まあ、ノミニケーションをまるで否定する気はないけど、常に悪影響をはらむという自覚は持つべきだし、大きな組織のトップにもなれば、コミュニケーションの取り方にも相当の注意を払わなければ、(本人の悪気なんか関係ないのです。)本人が優しくていい人でも、組織を歪めて、人の命に影響を与えることが往々にあるのです。

自分が後輩のとき先輩に殴られたから、自分が先輩になったときに殴ってやるといわんばかりに、組織を半ば私物化してきたような力強い言動と気風の良さが目立つ親分肌のトップの真似を自分がなったときに同じようにする人がいるのはほんとに困ります。

記号論と物語性

2007-05-20 20:00:08 | Weblog
物語性が高い利益率や大きな利幅になるというのは、披露宴への支出が典型でしょうか。
披露宴への憧れは、その人が、自分が大好きで人生の物語を大きく感じているほど
大きく、それが支出に割りに直結すると思います。

記号論は、うどんジムの書いてることのほとんどと関係があるので、ちょっとだけ、それ自体について書いておきます。
それに、人やお金や政治が動くのは、記号の物語化によるところが大きいと考えているからです。
別にうどんジムが独自に言ってるわけでなく、ありきたりなことだとは思います。

よくある言い方ですが、「宇宙のすべては記号である。」ってのは、まあ嘘ではないと思う。

星を見たことがある方っていらっしゃいますか?

あるといえばあるけど、誰も見たことがないともいえると思います。

たとえば、3光年の星を見るといったら、3年も前に反射した光を星だと認識しているだけでしょうし、宇宙船の人が、「地球は青い」といっても、だいぶ前に大気が太陽光の青い波長を反射したのを認識しただけでしょう。

「冬」というのも、人や場面によって厳しいものだったり、鍋を大切な人たちと囲む暖かさや幸せの象徴だったりするし、冬ってものを網羅して認識することなんか誰もできない。
「暴走族」という文字から受け取るものも、かっこいい憧れの先輩だったり、迷惑な甘ったれの社会のクズだったり、誰一人同じ文字を見て、まったく同じものを意味することはありません。
若者の音楽を高齢者がやかましい雑音と感じたり、演歌を子供がたいくつで気分が悪くなる音と感じるたりもあるし。

みな、文字だったり、音だったり、光だったり別のものをある意味にとらえて認識しているだけで、そういう意味で、宇宙にあるものはすべて記号だといえるでしょう。
「記号」というのは、日常使われる意味の記号というより、ある情報がある物や意味を表現するときの表現をすべてさします。

よくシニフィアン(言葉や光など記号情報として人が受け取るもの)とシニフィエ(受け取った情報から意味されるもの)といわれるが、単にフランス語で、「意味する」と「意味される」というだけのことで、記号論以外では聞きなれなくても、何も難しい言葉ではないと思う。


ちょっと実社会のことに移ります。

さて、イラクの内戦やテロやアフリカなどの飢餓で亡くなる人は、○○万人とか○○人という文字で表現され、その限りでは、その人の人生の物語は、無視されています。
ところが、ワイドショーで取り上げられる児童誘拐や殺傷事件などは、その登場人物の人柄や行動や生い立ちなど、物語性が着目されます。

同じ、一人の人でも、物語性のある命については、人の関心を集め、視聴率を呼び、お金を動かし、それがさらにメディアの着目を集め、世論となり、政治も動かす。
人が受け取る記号の意味情報が、人々の人情や琴線に触れる物語性に達したとき

記号→物語性+マスメディア→コマーシャリズム+世論≒お金+票→政治や行政も動く

だから、公園の遊具でこどもが怪我をすると、ワイドショーで一斉に取り上げられ、政治も行政も即反応し、一斉に、撤去されたりもするし、被害者が美人だったりすると、より、メディアとコマーシャリズムの経済効果が大きくなり、報道も多くなり、政治・行政へのインパクトも大きくなるという、いやらしい結果にまでつながります。

まあ、アフリカの飢餓やイラクのテロの犠牲者の人々のそれぞれの人生の物語性に着目すると、資本主義の矛盾や罪、大国の政権の思惑や至らないところなどがクローズアップされるので、情報を操る側の都合がわるいこともあるので、あまり着目されないというのもあると思います。

また、イラクのテロの犠牲やアフリカの飢餓は次から次へと起こるので多すぎて、物語にならず、雑多な情報の中で、意識の深くに入らないものとなるのだと思います。
自分を登場人物として有意な存在に置けないことに対しては、物語性は認めにくいと思います。
だから、徳島の犬なら救えるけど、一人救っても、次から次へと飢餓が続くのでは、自分を有意な存在に心の中で置くのが難しいのだと思う。
ベトちゃんドクちゃんのように個人に特定してしまえば、解決に有意な力を発揮できたり、物語も見えるようになり、わが国でも着目されたのではないかと思いましたが、それでは、多くの人は救えないかもしれません。
高松の人は、国内で水害が起こったときなら、かなり物語性を感じて動くとは思う。

一方、わが国の個人消費についても、バブル以降、財布のひもが堅くなって、人生の物語に深くかかわるところ(マイホームやこどもの教育やオシャレな生き方をしたい人のファッション関係支出など)にはお金をしっかり使うけど、そうでないところは100円ショップですませるなどしてると思います。

消費の二極化というのは、所得の二極化の面と、物語性のあるところとそうでないところを差別するという二極化の面もあると思います。

セルフうどんは、物語性のない方の支出だろうなあ。

でも、超有名店にレジャーとかデートとして並ぶのは人生の物語に関係してるような気がする。

物語と自分がやる事業の関係について、すごく大雑把に即興で書くと

①人々に訴える物語を自分でつくるか
②既存の物語にからむか
③物語利用をあきらめて、多売に徹するか

今のところ、うどんジムは、③しか狙えないですね。

よく高級車や時計などに成功者の象徴としての記号や人生の物語を結びつけて、高価な買い物をする方がいますが、うどんジムは、物にはそれを感じないなあ。

バイクや車や高級時計を売って成功してる人ってやっぱり、それそのものが好きな場合が多いと思う。

うどんジムは、理論を考えるのは好きだけど、利幅の大きな物を自分で売るのは無理だろうなあ。

さて、物語性とか、3日ほど前にいろいろキーワード群を書いたのですが、人の気持ちを高揚させるようなマスメディアの戦略にもやはり情報の非対称性があるし、秘して花としているところがあると思います。

うどんジムの書いてることは、いつも、全部が全部と常に関係しているというイメージなので、よほど、長いことこのブログを読まれてないとわかりにくいと思います。

関連付けて取り上げるキーワード群

2007-05-19 01:55:14 | Weblog
昔のうどんジムの風姿花伝や唯物史観に関する文章を読まれた方がいらっしゃるかもしれません。

・秘すれば花 秘せざるは花なるべからず
・暗黙知を形式知に
・情報の非対称性から利益が生まれること
・唯物史観
・物語性による価値判断と記号論とメディア
・高度情報化による消去と忘却(銀行の待ち時間に読んだ日経ビジネスで武田徹先生がそんなこと書かれてました。)

このあたり関連付ける範囲が広がったことで、昔書いたのよりもかなり意味のあることが書けるようになったと思う。


昔、某店の店主が本で
修行している○○君がなかなか生地を四角く延ばせずに、丸く延ばしてしまうのがいかんと書いてました。

そんなん、盗んだり慣れて経験することで覚えるような暗黙知にしとるのがいかんと思う。
端に体重をかけて押すと四角くなり、真ん中にかけて押すと真ん中に角ができ、引くときに体重をかけると真ん中に角ができる。

引くときに体重をかけ過ぎたり、すかしというか、引くときに浮かせてないから、丸く延びるんではないだろうか?
そんなん、はっきりマニュアル的に形式知として、言葉にして解決できるレベルのことだと思う。

上に上げたキーワード群はほとんど同じようなことを別の角度から見たり範囲を変えているようなものではないかと思ってますが、麺の打ち方やブランド戦略や社会的な諸問題の評価にまで具体性を持って語れるものだと思います。

徳島で、犬ががけの途中に止まっているのを援助しようと多くの人が動いた。
でも、その人は、貧困国へのワクチンの援助には動かない。
この人に
「あなたは人よりも犬が大事なんですか?」と聞くと
そうだとは言わないでしょうし、その人がそんなにひどい人なわけでもない。
人はある事象に物語性を持たせることができるかどうかで判断して動くことが多い。
合理的な価値判断では人は動かないことが多い。

そして、秘して花として、情報に非対称性を持たせることで、人の心を動かし、利益や誘導を得ることにもなると思う。

感心させずに感動させるには、秘することが大事だと世阿称は言っとったと思う。
でないと芸にならん、利益にならん。

情報が非対称でないと利益が出ないとはよくいわれる。
医療でも、法務でも、ブランド品でも、ITでも同じだし、うどんだって、セルフでばらすより、たくさん入れて、天ざるセットとかにして、何にどう原価が対応してるか目くらましした方が利益は出やすい。

こういうことがあって、形式知にしてしまえば、簡単にすむことがいつまでも暗黙知のままに社会的には無駄にそうなってることが多いと思う。
もったいぶった方が利益が出るし、あんまり早く弟子がマスターしたら、長く安く見習いとして働かせられないし とか。

唯物史観とかマルクス主義とかに前に書いたけど、このようなまやかしのベールを取り除くには唯物史観と記号論ってのは便利だと思う。

マルクス主義って、あまり好かれないことが多いのは、ルールをつくってる側のまやかしのタネあかしをされてしまうことと、感動を排除して、感心させるためのものだったり、情報の非対称性を破って、利益が出る場所をつぶす可能性があることや、激しい論戦を生みやすいことなどがあるかもしれない。

そう思うと、やっぱり検査機器や刃物になぞらえたこととつじつまが合う。

高度情報化による忘却や消去というのは、情報が多すぎて、人々の物語性が麻痺したり、物語を大量消費することで、人々の認識スタイルが変わり、メディアもそれに合わせて戦略を変えてくることとも関係があると思う。
みそぎをすませたら、取りあえず、バラエティーあたりで視聴者の反感を見てから、あとのスケジュールを考えましょうみたいな。

世界銀行総裁の辞任について

2007-05-19 01:14:09 | Weblog
これ、読まれる方がどう思うかわかりませんが。

世界銀行のウォルフォウィッツ総裁は辞任で済むの?

恋人を任務違背で大幅に昇給させ組織に支出させたのは、一見背任罪でないの?
と思った。

①任務違背
②第三者への利得を企図
③組織への損害の未必的故意

の三つがそろってるような気がする。

まあ、厳密に刑事犯罪にはしにくいのかもしれませんが、実質、やってることは、多くの背任事件と同等のことではないのでしょうか?
誰かに得させるために仕事を曲げて会社に損させるのが背任ってやつでしょう。

まず外に向かっては、途上国の貧困・飢餓などに取り組むに、援助に絡む汚職などへの世銀の対策を鈍らせること。
内部的には、好き嫌いで人事を動かす人間が、事なかれ主義や点数稼ぎ的な仕事を横行させること。

このようなことで、貧困への取組みを歪め、そこに暮らす人々の未来を歪め、場合によっては命まで奪った可能性があること。

こういうことに対して、組織が強く処断できない。
また、世論が怒るべきことにきちんと怒れない。

こういうことが問題だと思う。

こんなとこで比較するものでもないでしょうが。
堀江・村上コンビに比べたら、この総裁の巨悪ぶりはとんでもないものがあると思う。
被害の大きさ、深刻さがまるで違う。
悪過ぎ!
わたしの直感では、ナチスの幹部とかに近いレベルと思う。

辞任かどうかでなくて、刑罰を受けるかを問題にすべきだと思う。

自分でない者のために本気で怒るとしたら、こういうところでこそ本気で怒るべきなんだと思ってます。
商売人だし、いろんな考えやいろんな支持をする人がいる問題で、誰かを批判するのは、得ではないだろうけど、ここで怒らんでどこで怒るん?

四国新聞しか、活字を読まない生活なので、わたしの理解が足らないでしょうか?

情報が少ないので、事実に誤認があったら指摘して下さい。

わたしに入った情報の範囲では、そう思いました。

また仮説 客数を増やすことをモテることに例えると

2007-05-13 19:26:55 | Weblog
うどんジムは、昨今の讃岐うどん業界事情の中で、うどん店の客数や売上を伸ばす理論をある程度確立させたいという野望を持ってます。

じゃあ、そこそこ理論を確立させたとして、うちが県内でトップクラスの売上になるかと思うか?
それは、NO!です。
それじゃあ、意味はないのでしょうか?
それも、NO!で、理論付けたいへん有益だと思います。

例えば、モテないタイプの人が、異性にモテるための理論を確立して実行したとしても、もともとモテるタイプの人が、理論付けはしてないけど、モテる努力をしてたり、自然にモテる振舞いをしてたら、そりゃあかなわないでしょう。
それに、両方が努力した場合は、もともと有利な人の方が、実を結ばせやすいでしょう。

うどんジムが確立しようと思うのは、モテない人が人並みかちょっとそれ以上にモテるための理論で、それ以上の理論は必要ないんです。

もともとコンサル志向があったうどんジムにとって、問題を解決したいという欲はあるけど、もともとモテる人は勝手に何も考えずにやってもモテるんだから、トップクラスになるようなレベルには関心がないし、たぶん、トップクラスの人にコンサルの人がアドバイスをできるとすれば、売上はすごいけどロスも出やすい体質があるなど、問題の部分に働きかけることができる程度でしょう。

理論家の理論というのはたいがい正しいのだと思う。
じゃあ、それで、売上が立つんなら、経営コンサルタントや中小企業診断士の方など、みんな、事務所をバンバン拡大させて、そうとうな大金持ちになってないとおかしいでしょう。

ええ。

うどんジムがやや強引に大雑把に例えます。
男性が女性にモテる場合の方が、要素が容姿に偏らないので、女性にモテる方で例えます。

立地       容姿
味・技能     性格・話術・マメさ
安さ       お金
サービス・接客  スポーツや音楽などの達者さ・オシャレのセンスなど
知名度      周囲の女の子の数

もちろん、まったく違うものを例えるのだから、そんなにうまく対応しませんし、今、思いつきでパパッと、対応させたのですが、仮にこんな感じで置いておきます。

何が、言いたいかというと、「要は味」とか「要は立地」とかいうけど、
客数が増えるのもモテて受け入れられてるわけです。

どれか、性格でも、容姿でも、不潔さでも、むちゃくちゃにひどいものが無ければ、何か、一つ、すばらしいものがあれば、けっこうモテると言いたいのです。

ロンブーの淳さんなんか、芸能界の中でも、すごくモテると言われてますが、容姿とかそれほどでもないと思います。
うどんに例えると、味がいいんだと思います。

リアルキムタクレベルの容姿の人がいたら、そこに、立ってるだけで、人がいくらでも寄ってくるでしょう。
これは、立地がいいんだと思います。

前者は、口説くのに強く、後者は、広く人気をほっといても集める。

味は食べた人しかわかりませんからね。
美味いと思った人は、直接会って、口説き落とされたようなもんでしょう。

キムタクの容姿があったら、少々味というか、話術がダメで、性格が悪くても、よほどひどくなければ、そりゃあ、モテるでしょう。

立地は変えがたいという意味で、容姿に近いと思います。

じゃあ、味は変えられる。 マメさや気遣いなど後で身につけようと思えばできそう。
サービスや接客は変えられる。 楽器やスポーツやオシャレをがんばってモテる人もいる。
知名度も広告や話題づくりで増やせる。 有名になれば、知ってくれる女性が増える。

安くできるか?
というと、こりゃあ、私生活でお金を使わない人なら、小規模店でも可能かもしれないけど、製麺所のような製麺部門のシナジーが活かせたり、家族労働、家賃なしとか、大規模店でスケールメリットが働くとこに比べたら、価格競争は自然に負ける。
安く努力する価格競争というのは、個別にがんばる人はいても、一般論で言えば、容姿ほどではないけどもともと恵まれた方が有利なもので、安くしようというアドバイスは有効でない場合が多いと思う。

うどんジムは、修行経験も少なく、家族労働なしで、家賃払って、資金力もなく、知名度も現段階では低い。
立地に関しては、そう悪くはないけど、とにかく周囲に有力店(一夫多妻制で、すごいモテ男が近くにたくさんいるようなものか)が多いし、人は多くても店舗が狭く、街中にしては、来客時間の幅が狭いし、駐車場がないし、自然に停めれるとこもない。
そういう意味では、顔は普通よりほんのほんのちょっといいけど、かなり体形が不かっこうって感じでしょうか?

そういう意味で、うどんジムが確立しようとしているのは、モテないタイプの人が、それに危機感を持って考えたような理論やノウハウだから、それができたとしても、トップクラス店のような、すごい売上はそう達成できないでしょう。
でも、モテない人が普通になれる理論の方が、もともとモテるタイプの人のアドバイスよりも、実行しやすく需要というか普遍性が高く、より切実なのではないかと思ってます。



まあ、「要は味」とかあまりに単純に言ってたら、現実とうまく対応しないし、問題解決の道筋が見えにくいと思うので、あまりにも言われすぎているそれに対して、ちょっと別の角度から、問題提起して、より真実に近づいてみたいというわけです。
もちろん、理論は、まだまだ発展途上ですし、そう他の人に対して責任持てる域ではありませんが、考える材料の提起にはなってると思います。

「味が大事じゃない。」と言ってるわけじゃないのは、上のことからもわかっていただけますよね。

クリティカルマスとか今までのつながりで言えば
「昨今の」「香川県内の」「うどん」事情については

知名度を上げやすい、要は、女の子が男の子の噂が大好きな土地柄で、いいとこがあると、すごくほめてくれて、知れ渡りやすい。
そして、女の子(うどんを食べるお客さん)の数もすごく多い。
たとえ、顔が良くなくても、何か長所があると、すごく知名度が上がりやすくて、何かの別の要素でモテてしまえる。

だから、がんばったり、辛抱して、いいお店にすれば、報われやすいし、ハンディがあっても、何かで乗り越えられるというわけです。


前向きで、お客さんのためにもなる結論でしょう。

だから、わざわざ、考えて書く意味があると思うわけです。

そりゃあ、ケチってたら、モテんでしょう。
ただ、無駄遣いはしたらいかんし、シメるとこはシメられる人もモテるでしょう。
ケチるのとは、違います。
そりゃあ。モテる人は、気前というか気風が良かったり、寛容な人が多くても不思議じゃない。

ベンチを見に行った。

2007-05-13 18:21:06 | Weblog
テンポスや西村ジョイに、店の外に置くための木製のベンチを見に行った。
1m20cm~1m50cmの幅で、1万円前後で買えそうだった。

雨よけのテント屋根なしでも、今週ぐらいに買って、南側に置いてしまおう。
かなりわくわくモノです。

今週の売上と超短時間パートの募集

2007-05-12 23:59:51 | Weblog
今週は、月曜日に予想通り、歴代最高の1日売上が出て、週売上もゴールデンウィーク前の週に、ギリギリ更新したのに、それを1割もアップして更新できました。

ちょっと、基準の取り方もあって、良い目に言ってることになるかもしれないけど、「開業1年で売上2倍を達成」と言って、嘘になるかならないかギリギリのとこだと思う。

正直、売上に関しては、開業前は、自分にそんなに期待してなかったこともあって低い目標を書いていたので、開業前の予想は超えたと思う。
ちょっと前は、客数は超えたけど思ったより単価が上がらず売上は超えてるとはいえなかったけど、ここに来て、売上も超えてきたと思う。
ただ、まだ、利益はもうちょっと経ってみないと何ともいえない。
開業前の予想よりは、何かと出費は今までも多かったし。

そう。
最近、パートさんに気を遣わんといかんなあと思うことが多くなった。
今週、大幅に客数が増えて、大げさに言えば、別の店になっていた。
パートの数はまったく去年から増やしてない。
慣れもあるけど、他店とか見て、そろそろパート2人ではしんどいと思えてきた。
やっぱり、生身だしね。
きつくなっても、机上論ならできるといえるだろうけど、不満も出るし、間違いが増えるかもしれない。
そう、暑かったら作業中も、アセモが気になったりするだろうしね。
それに、店の中があわてふためいてやっと回ってるという状態はいろいろ良くない。
だいたい、飲食店というのは、客人をもてなしてるわけですから。
無理だけど、理想は優雅にもてなすべきなんでしょう。

よく、人件費を切り詰めろという人がいるけど、
うどんジムは「人を増やしたら、自然に売上が増えるんだよ。」みたいなことをいう人に、数人出会って聴いた言葉を思い出します。

パートを増やしたら売上が増えるって、直接的な対応のみを考えたらちょっと信じがたくないですか?
でも、それを言った人は全員、開業してかなり成功したと思える人ばかりです。
まあ、売上をどんどん増やした実績がないと、「人を増やせば増やしただけ売上は増える。人件費なんか切り詰めるもんでない。」という言葉は出ないと思う。

それに対して、「無駄な人件費は切り詰めないといかんよ。」とアドバイスをくれた人は、切り詰めるなと言った人に比べたら実績が低かったり、失敗した人だったりする。
うどんジムは、パートを増やしたら売上が増えるという論には聞くべきところが多いと思うし、最近、そんな感覚がして来ました。
だいたい、人手を増やした分、何かそれ以上の価値が見出せるとか、サービスを良くできるという感覚が見える人と見えない人では、見える人がよりうまくいくに決まっている。
うまくいった人は見えたか、回想してそれを確認できたんではないだろうか。

ただ、うどんジムは、普通にもう一人パートを増やしたら月6万円かかるとして、増やしたら売上は増えると思うけど、10万円も売上を増やす自信はない。6~8万円ぐらいは伸ばせるような気はするが、売上が増えた分、仕入れも増えるし、出は確実だけど、入りは不確実なので、それでは割りが合わない。

そこで
超短時間パートの募集をすることにしました。

12:00~12:50 のたった50分(極端にいえば12:05~12:4035分で800円でも可)で、1,000円以上 食事付き(店内のもの食べ放題(笑))という条件で今日から貼り紙をしました。
主婦業が忙しくて、本格的なパートは無理だけど、すぐ歩いてこれるところから、1日50分で月に多ければ2万円以上のお小遣いができると思えば、希望者はいないだろうか?

月2万円の人件費増で収まるなら、それで5、6万ぐらい売上は上げる自信はあるので、安定して来てくれればありがたい。
また、すごく近所で、パートさんを雇うと、たぶんお客さんを連れてきてくれて、その効果だけで、月2万分ぐらいの売上にすぐにつながっていくと思う。
これはなかば実証済みです。

これから、まだ、客数は増え続けると思う。
近所のマンションが解体工事から建築工事になるとたぶん増えると思うし、今週の感覚では、うちにも、ついに、クリティカルマスの効果が出はじめてきたんでないかという雰囲気がありました。

真夏に、パートが体調を崩しかけの状態で、ちょっとしたミスが増えて、それで、ごちゃごちゃ言ってたら、店全体が良くなくなるかもしれないので、何とか人を短時間だけ増やして、エアコンも新調できたらいいと思う。

気温の急激な変化について

2007-05-12 23:18:16 | Weblog
ゴールデンウィークにいろいろと長い文章を書いたので、書いたことが足場になったのか、今週はいろいろと思うことがありました。

まず、気温の変化が大きかった。
去年から観察してて、たとえば5月に、「明日は、今日より最高気温が5℃上がって28℃になる。」とか天気予報でいうと、たいてい、7℃ぐらい上がりますね。
で、また、7℃ぐらい下がるというと、また9℃ぐらい下がりましたね。
今週もそうでしたが、たいてい大幅に変わるという予報が前日に出ると、プラス2℃ぐらいは強調された結果が出ることが多かった気がする。

高松の予報の最高気温では、
今週はじめ 23℃ 月から水 27℃ 木 23℃ 金23℃ ぐらいだったと思うけど

実際は、  23℃  29度強 20.5℃ 23℃ぐらいで推移したと思う。

こういう変化には注意ですね。

加水率はかなり気にしました。
予想よりやわらかくなるのがこわかったので、固めにして、開店直前に思ったより堅いと思ったら、数秒長めに茹でることで対応することにしました。
47.2%でまあまあのできでした。
46.8ぐらいだと、硬くてつらかったけど、長めに茹でて、結果はまあまあのできだと思いました。

とにかくエアコンを買おう。
もう、借金してでも、ローン組んでも、絶対に買おう。

うどんジムは、ゴールデンウィークに繁盛店とか成功した人が出した新規店なんか見て、冷房をガンガンかけるところが多いんではないかと、まだサンプルは少ないですが、思いました。
ニワトリが先か みたいですが、苦しい店は冷房をガンガン掛けられない。
でも、ここはケチりたくないところ。

まず、お客さんに快適に感じてもらえるかどうかは、自分の趣味をやめてでも、優先すべきところではないでしょうか?
「お金がない」は、エアコンに関しては言えないと思った。
それに、エアコン代は、そんなにかかりません。
うちのは、前の店の経営者が残して下さった昭和ので省エネタイプでないので、すごく電気代が高いと言われましたが、それでも、8月で7~8千円ぐらい5月より高くなっただけです。
新しい省エネタイプのエアコンつけてりゃ、そりゃあお客さんに快適に感じてもらうためには、ケチるような額ではないでしょう。
これがどうしてもケチりたいなら、もう瀕死の経営状態か、サービス精神が低いかだと思う。

それに、空調をしっかりしてないと、延ばした生地や切った麺がやわらかくなって、置いてる間に平べったくなったり湿ったりで、茹で加減に影響してしまう。
去年、これで、不本意に細い麺を何度か真夏につくってしまいました。
こういうところも含めて、エアコンはリースでもローンでも何でもいいけど、新調しないといけないなあと強く思いました。

さて
うどんジムは、エアコンを新調したら、

「エアコン新調記念特価」とかいって、サービスキャンペーンをしようと思ってます。
エアコンつけて、記念サービスセールをするって、たぶん、聞いたことない人が多いと思う。

お客さんに支えてもらってというか、お客さんから頂いたお金で買うわけだから喜び還元セールみたいな応益原則にもかなってるような気もするし、自分がうれしいことを、お客さん全体に喜んでもらいつつ、話題づくりというか、店が良くなったことを宣伝というか、自己満足と宣伝を兼ねてやろうという発想は、他の方がどう思うかを越えて、ちょっと自慢です。

シロアリに注意

2007-05-06 18:16:47 | Weblog
もし、家にシロアリがいる場合。
明日、大量に羽化して、飛び出してくるかもしれません。

ゴールデンウィークのあたりに、雨が降った後に、晴天で急激に気温が上がるとき、シロアリが大量に羽化してくる王道パターンだと思います。
11時頃から、家にシロアリがいる場合は、注意した方が良いと思います。


もう一つ、うちだけの事情だけどいいことで注意することがあります。
明日は、いつもよりお客さんが多いことが予想されます。
近隣の飲食店がゴールデンウィークにもともとの休日に開けたのを振り替えて休むことがわかってるからです。

補足 なぜ当たり前のことを理屈にすべきなのか?

2007-05-06 17:59:43 | Weblog
「クリティカルマスがどうのこうの」って

「いい店にしたら流行るのは当たり前。テレビに出たら人が並ぶのもうどんだけの話じゃないやん。なんで、それをわざわざ理屈っぽく長々と言うわけ?」
とか思う方っていらっしゃいませんか?

それは、いい店にするには、普通、お金や労力や辛抱がいるからです。

また、讃岐うどんには、他の飲食分野には働いてないような客が増えるメカニズムがあって、普通に本屋に売ってるような飲食店向けのノウハウ本などでは解明されてないことが大きいと思ったからです。
讃岐うどんだからこそ、いい店にすると、より他分野よりもリターンが確実に大きく返るということを一般理論にできれば、それは、お客さんの側にも業界の側にもプラスになるところがあるからです。
まあ、業界の側には、いい店にするためのサービス競争が激しくなる可能性がある点しんどい面も大きいですが。

やったことが返ってくるという理由を感じてないと、踏み切れないことが多いんではないでしょうか?
「単価が低いんだから」とか、家族が「学費がいるんだから」といって、「無料トッピングなんか削れ」とか、「出汁の材料をケチれ」とか、「子供を遊びに連れて行かないといけないんだから製麺の工程を省け」とか、家族内で店に力を入れようとしても、意見の不一致が出るかもしれないので、何となくのことを、言葉や数値や事実との比較にすることで、合意に近づけられるのだと思います。

何の犠牲も払わないなら、誰も、お店を良くすることに異議はありません。
ただ、お金や労力など犠牲にするものがあるんだから、得るものと失うものの比較は少しでもしやすい方がいいはずです。
そう、より確実で説得力のある判断材料にするためです。


クリティカルマスという言葉については、
うどん店の客数や売上がクリティカルマスに達するとどんどん上昇傾向に乗るという面と
県内では、うどん自体が、携帯電話のように、多くの人に日常なくてはならない存在になっているために、うどんそのものがクリティカルマスに達しているという面とがあると思います。