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うどんのこと香川のこと

開店後、ほぼ週1ペースの更新になってます。
しばらく、主なテーマに信号番号の設置を加えようと思います。

憲法判例からの類推など

2007-12-28 04:37:05 | Weblog
大きい会社でも役所でも、東京大学法学部卒とかおるじゃないですか。
でも、この人たちの中の幾人かには、ほんとに勉強したことが身についてるの?
とか言いたくなることが日常の感覚の中にある。

憲法判断でも

政府など公権力が、積極的に「何かを良くしようとして」政策を推し進めるときに、私人の権利を制限するときはかなり、その制限や規制に、裁量を認めてよろしい。
一方、消極的に「何かまずいことが起きるんでないか?」と疑って、制限や規制をするときは、その制限や規制によって防ぐ害が重大なもので、因果関係も明白でなければならないよ。簡単に、政府の裁量なんか認めちゃダメですよ。

というのがあります。

前者を政策的な規制とか、後者を警察的な規制とかいうこともあります。
たとえば、来年そこで、公園をつくるので、撤去が難しい設備を建てないで下さいとかいう都市計画法の規制なんかは、街をその公園で良くしようという目的ははっきりしてますし、行政の言い分に理があることは確実でしょう。
来年、公園つくるとこに、撤去困難なものをつくるなんて、事業妨害か、ごねて撤去補償をたくさん取ろうとでもしようというのか、そうやって、公園の計画がはっきりしてるとこに多額の補償をしたら、多くは税金から補填され広く住民の損になるわけです。
そりゃ、止めなきゃいかん理屈があります。

でも、「何か都合が悪いことが起こるかもしれない。」って、考えで、行政が何でも規制できるなら、世の中の経済活動がまともに動きませんし、恐怖政治も敷けてしまいますし、特定の政党よりのものばかりに便宜を図って、それ以外を規制しまくるとか、むちゃくちゃにできます。
規制目的で回避する内容が重大で、因果関係も行政の側がそれなりに説得力のある説明をしなきゃならんでしょう。


さて、大きな会社で、何か企画の提案をします。

企画する側は、必ず、何かを良くしようとして提案します。

批判する人は、もっと良くするための助言をするとか、その企画者の目的を助けるために、経験不足を埋めて失敗が少なくなるようケアしようとして、「もっと、あれを調べろ。」とか言うのはいいんです。

「良くないことが起こるかもしれないから。」
「誰々が反対するかもしれないから。」
みたいな反対の仕方をする人は、企画者ばかりに、それが起こらないことの立証を負わそうとするけど、積極的な目的があることに、消極目的で反対するなら、よほど重要なことでか、自分がある程度害の因果関係を説得力をもって説明できるようにしときなよと思う。

そうじゃないと、若いもんも会社も伸びんよ。

まあ、憲法のように、政府などの公権力と私人という関係と違って、会社では、企画の失敗の損は、同じ会社の人が責任をシェアするので、政府よりも消極目的の規制をかける正当性が認められるでしょう。
ただ、根本は通じるとこでしょう。

法学を勉強したというなら、物事の考え方には、憲法判断の根底にあるような、リーガルマインドがこめられていてしかるべきだと思う。
法学って、規定を覚えることだと思う人はあまりいないと思うけど、じゃあ、何を学ぶのか。
判断にこめる法学的思考であり、それは、「そうやったら、公正で世の中を良くできるんですよ」という根拠でしょう。
意味のない反対のための反対をする人は、初歩的な、憲法判断の基本を勉強しなかったんだろうか?

と思ったら、ときどき、東京大学法学部卒とかいうから、精神を学んで実践に活かす応用が効かんのやなあと苦笑させられる。
ほんとに、勉強したんかなあ、まだ悩む。。。
自分の栄達や保身のために関係のある勉強だけはした、とか、活かすとかいうのなら、また悩む。

本のことは本の中のこと、勉強のことは勉強の中のこと、その成果は自分のために
になってる。

本や講座の知識と、実践に結びつく考え方、世の中のニュースや歴史、それらが自分や周囲の生活や団体の方向性などにどう関わってくるのか、それらは、いつでもつながっていて、意識できていて、正の貢献に結びついていくものでありたいと思う。

新技能グランプリの提唱

2007-12-26 07:37:54 | Weblog
手打ちうどんの技能グランプリやるんだったら、

菊練りや包丁切りや生地延ばしや盛りのスピードコンテストをテレビ企画でやってほしい。

テレビで早食いが絵になるんだから
これは、相当いい絵になると思う。

業界の手打ち職人にとってもすごく勉強になると思うし、いい身体の使い方を学ぶことは、職人寿命を長くするにも、客数を増やすことにも、自分の時間を持てることにもつながるでしょうし。

このグランプリはテレビで見て、「かっこいい!」と思える人が多くなるだけの絵になるので、手打ちを趣味でやろうという人が全国で増えると思う。
そうすると、総本山の香川の地域ブランドがまた上がる。

この企画は、もう一回、讃岐うどんブームを再燃させるほどの力にもなると思うので、ぜひ実現させたい または してほしい。

大食いの ジャンボ白田とか、ギャル曽根みたいに キャラが立つ職人も多く出て

○○の豪腕、何とかの大魔神とか、盛りの魔法使いとかある程度、常連も固まってくると思う。
また、いずれ 東京とかからも参戦してきて、全国から手打ち職人がサンポートや高松空港や国営讃岐まんのう公園などにつくった特設会場で競う。
そして、できたものをそのまま、観客に振舞っていったら、集客もできると思う。

地域で長く愛されてるお店の職人が出たら、旗やのぼりがはためく大応援団席とかできるかも。

今は、中に入って修業しないと技を見せないというつまらない閉鎖性がいかんと思う。
技を磨いて、それを業界の職人のために披露してくれる人たちをテレビで持ち上げるのはバチが当たらんと思う。

ハンパな人は予選通過もできんのです、ほんとうに技術が確かで訓練を積んだ人でないと速打ちは絶対にできません。
腕の確かな人がテレビでスターになるのはオッケイでしょう。

何よりも、こういう技能コンテストには客観性がある。
美味いかまずいかには客観性がない。
速い人は速い。
しかも、同じ生地を用意されて、みんなで同時にスタートして練ったり、延ばしたりするんだから、

また、解説者が
「ここでもうちょっと角を出せばきれいに形が整うんですが」
とか
「ああ、今、焦って、力任せに延ばしたんで、グルテン組織は破断しましたね。」
とか
「もうちょっと、こうやったら、楽に延ばせますね。」
とか、解説入れたり、

速さが基本だけど、フィギュアスケートの芸術点やスキージャンプの飛形点のような加算も入れたり、きれいに延ばしてる人に、特別賞も入れたりしたらいいと思う。

テレビでやるにしても、スタジアムでやるにしても、絵になる魅力的な企画になること間違いなしだと思います。
これがならんのだったら、逆に、「他に何なら、これよりも魅力的か?」と聞いてみたい。

スポンサーはかなりつくと思います。
粉や生地や道具を提供したり、うどん店も大手も、職人を出したとこも、また、うどん職人の職業病にも触れて、健康器具や整体関係なんかもアドバイザーなんかに入れれば、そういう筋からもスポンサーはつくでしょう。
公正を期すために、機械でプレスした生地を使えば、機械メーカーも乗らざる得なくなるでしょう。

やりようでは、1●4銀行、●国電力、なんとか工務店、四国●カコーラボトラーズあたりもスポンサーになってくれるかもしれない。
TV放送は、●●●●放送と西●●放送の取り合いになったりしないかな。

テレビで絵になって
スポンサーがつくなら

たぶん、反対する人の反対は、すべて無効化できるでしょう。
もちろん、多くのご意見はたまわることがよろしいでしょうが、やらない理由ってのはないだろう。

あっ!未完成の小ネタが

2007-12-25 05:03:26 | Weblog
うどん屋の主人は、名刺つくるんなら、裏でも表でもに、隅三角のサービスチケットでも印刷しとったらどうでしょう。

使う人は使うし、使わない人は使わない。

こんなん、名刺渡す間柄で悪用する人なんか絶対におりません。

使わん人でも、「おもろい気配りするやっちゃなあ。」とか印象に残ること確実です。
スナックは行きませんけど、スナックのママも喜ぶと思います
とにかく話題性は何ぼかは増えそう。

追加費用はまったくのゼロですしね。
ってことはないか、版の変更で、2000円ぐらいはいるかもね。

これって、弁護士や税理士が、初回相談3割引とかやったらいかんのかな。
弁護士は基本的に相談料は1時間1万円だったと思うけど、下げるのは何の違反にもならんやろ。
いや、なるのかな?

まあ、工事現場に限らず、ワードでA4で黒1色刷りでよいので、印刷した紙を数十枚、数十分割して、いつでも、30円とか50円とか1玉とかサービスの券を輪ゴムで束にでもして、いつでも渡せるように、かばんでもポケットでも財布にでも入れとったら、つくるんは、1000円もしないのに、いろんなとこで印象づけのできる人との出会いができるかも。
飲み会とかで配ると絶大だと思う。
予想ですが、うちは、キャンペーンやサービス券配布はもう20回ぐらいやってるので、まあまあ精度には自信あります。3、4割はそれをもらったことが理由で来店し、実際に2割程度の人が使うと思います。

女性はJJのモデルさんのような容姿とおしゃれ度の人でもけっこう喜ぶし、持ってきて使う率が高かったような。

よく、リピーターが来る店だから、そんなことをしなくてもいいとか言う人がいるけど、逆だし、ほぼ絶対と言えるほどに効果が大きいでしょう。
リピーターが多いとこだからこそ、攻めが効果的なんだと思います。
また、少ないとこももちろん攻めないといけないんでは。

有効需要の増大による雇用拡大と植民地政策

2007-12-25 04:40:57 | Weblog
讃岐うどん資料館っぽいものを整備中ですが、1階の中の塗装は終わり、外の塗装が今日終わります。

名前が決まってないし、しばらく試運転なので、看板はなしです。
塗装は10万で終わりました。

それにしても塗装10万円とニトリの棚と壁のフックぐらいの初期投資で商売と観光振興と公益事業が一度に始められるのだから、ローリスクなシナジー発揮だと思う。
置くものは書籍にしてもうどん関連商品にしても全部数ヶ月以上保存のきく、かつ、うどんの勉強になったり、うどん店で使えるものですし、何の商売するにも、塗装はしないといけなかったので、損失の可能性が極めて少ない。

資料館だけのための初期投資がほぼゼロ円なことで、投資の元本割れの可能性がなく、直接の収益以外に、うどん店との連結での仕入の回転速度のアップやうどん関連商品の勉強や知名度アップや人脈育成などに役に立つのに、当たるときだけ、ローもミドルも爆発的なハイのリターンもある完成度の高いビジネスモデルに仕上がりそうです。


今ふと、恥ずかしいダジャレが

あめゆじゅとてちてケインジアン(ケインズや)

とか宮沢賢治が書いたような

この資料館整備の目的はある意味では、ケインズの理屈に似てて

今のうどん店のほかに植民地としての新規店舗をつくったり、うどん関連商品など新しい需要にからんでいって、雇用を拡大し、組織を強化する狙いがあって

人口が減り、街の勢いが弱まって、有効需要が減少する流れにあるとしたら、

あの時代
イギリスは植民地でがんばり、アメリカは公共事業を拡大してがんぱったような

需要減の流れに対し、雇用の維持、経済成長を両立させるための方策は、国もうどん事業者も案外似てますね。

工事現場の見方のコツをつかみたい

2007-12-24 04:08:13 | Weblog
19、20日に、売上の記録を更新と景気のいいことを買いたばかりですが
22日の雨にはやられました。

20回目のレジ打ちが、何と、12:45分
普段なら、11時台の話です。

工事が中止になってるのも痛い。

作り置きで粘るんでなく、生地や切った麺がまだかなりあったので、午後の7時にまだ茹で続けてました。

ここまでやって、いい日の3分の1の売上

やっぱり、今年も12月が一番雨が降る回数多くなるのかな?
今のとこ7月が多いんだけど、後1回降ったら抜く。
この2回をのぞくと、次の月は3回ぐらいまで下がるという少雨でした。

売上を増やしたり、仕入のロスを減らすための小ネタですが
近所で工事をやってたら、いつでもその現場の人に配れるように、サービス券を用意しておいたらいいと思う。
うどんジムはやったことないんですが、絶対にやった方がいいと思う。
うどんジムは今までにやってないことを失策として後悔しているぐらいです。
まあほんのごくごくちょっとですが。

工事の人の手がふさがっていたら、必ず警備員さんがいるので、「みんなに配ってください」といえば、まず限りなく100%喜んで配ってくれるし、工事の人も喜ぶし、実際に来てくれるでしょう。

また、マンションの工事は、人手が多い時期とそうでもない時期があって
内装とか電気とか塗装とか細々とした仕事が入ると増える。
基礎の穴を掘ったり大型重機が活躍するときは少ないと思う。

コンクリートの打設のために、コンパネ入れたり、鉄筋を入れてるときはまたちょっと多くなるのかな?
オフィス街など中心市街地近辺でうどん店を始める人にとっては、かなり共通する重要ポイントかもしれません。

今は、はっきりとわかりませんが、関係者の方に、「どういう工事のときが多いの?外見でわかります?」とか聞いておくといいと思います。
工事の人が多くなるときは、ほんとパニックになるぐらいたくさん集中して来ます。
事前に、わかってて気合入れてないと、対応できないときがあります。

いつも来ない、作業服の大柄な人たちが40人ぐらいで、100玉分ぐらい集中して、いつものお客さんにプラスで来られるとやっぱり焦りますね。

正確にはわからなくても、現場のパネルに書いてある工期と建物や道路の状況なんか見て、雰囲気だけでも、多そうな時期、少なそうな時期ってある程度勘でつかめてたら、仕入の失敗はかなり少なくなると思う。
1、2回は外すかもしれないけど、外した原因をそこで1、2回考えたら、後は格段に予想が正確になるでしょう。
マンションの工事なんかどこでも工程の順番とか人が多くなる時期って一緒で、工事ごとに違うなんてまずありませんからね。
違うとしたら、どれだけ急ぐかの違いぐらいでしょう。

あと、雨だと中止になる工程とならない工程の違いを知りたい。

先週の土曜日は工事関係者がすごく多かった。
この土曜日は、2、3人とごくごくわずかだった。
もし、年内が納期の工事があるなら、この土曜の雨で中止になった分はかなり工程をきつくしてると思うので、29日が突貫工事のラストで多くなるかもしれない。

昨年は、12月のラストの2週間が最高の週売上でした。

今年は、先週の2回1日の売上を更新した週がなりそうでしたが、最後に失速してまあまあの週に終わりました。

小中高等学校が休みでない状態で、2回更新したので、休みに入る今週に、また更新する可能性はかなりあると思う。

人件費はできるだけ増やせ

2007-12-22 02:05:01 | Weblog
よく、「経費で最大のものは人件費だからできるだけ減らせ」という人がいます。

これはどうかと思います。

ときどき「人にかけるお金は惜しむな。」とか
「人は入れたら入れただけ売上が上がる。人は入れた以上に売上が上がる。減らせば、必ず売上は下がる。」みたいにいう人もいます。

うどんジムが注目しているのは、人件費は下げるなという人のお店はすべて繁盛している点です。

下げろという人のお店が必ずしもうまくいってないわけではないです。
ただ、上げろという人のお店は全部はっきりとした繁盛店です。

そりゃ、そうやろ、人件費をあまり負担に感じん店が成功してないわけがない。

ちなみに、うちは、家賃と人件費の率は、かなり余裕で適正におさまっています。
が人件費は減らすのでなく、増やしていかないといけないと思ってます。

まず、減らせという人は、電灯をつけたり消したりして節電したり、ストーブを小まめに消して燃料を節約するように、人の時間をコントロールできるとでも思っているのでしょうか?
企業レベルのお店だとそこらも踏まえてることが多いけど、個人店レベルでは、そのヘンの理解ができてない人が多いと思う。
自分にアドバイスしてくれるすでに廃業した先輩方で、減らせという人は、そこらヘンが怪しい人が多いと思う。

だって、人件費は増やすのにこそ工夫がいるのであって
減らすのは短期的には簡単なことで、増やすのに比べると工夫がいりません。

増やすには、それなりに遊ばさないサービスの標準をつくらないといけないし、収益に対応させるために、売れるメニューを増やして調理をしてもらったりしないといけません。

減らすのは、帰れとか来る日を減らせと命じるだけ、あるいは、作業動線を短くする工夫をするだけ。
ここに付加価値の概念はない。

単純な作業の効率化も大事、ですが、付加価値をつけることこそがそれ以上に、お店を成功させる決定打でしょう。

モチベーションの点でも、スタッフのレベルアップを狙ったり、不時の欠勤や減員に備えるにも、人件費は大事である。

原価と人件費は、やり過ぎん程度に上げるべきではないか。
原価はお客さんが食べる部分だけど、人件費もお客さんが食べる部分のレベルアップや気分よく来店してもらえるようにするための費用になるようなお店にすべきだと思う。
それができないほんとに工夫のない人が、ストーブをつけたり消したりするように、人件費をコントロールしようとすることが個人店レベルでは多い。

逆に、経験的に、朝からお客が1人か2人しかいないときに、若いスタッフが5人も6人もいるところはたいてい成功している。
というか、すでに成功してないと、それだけの人を、閑散時に入れる決断はできない。
だって、その月に、100万単位のお金を払う場合もあるんですよ。
そりゃ、すでに成功した人でないと、そんな勇気出ませんよ。

一見無駄に見えるが、経営者は無駄はお金を現実に払うから気づかないことはないし、無駄だと判断すれば、切る方は割箸を持ち上げるぐらい簡単に工夫なく切れるんです。
これを維持できるお店にすることが繁盛や成功のための道だと思う。

とにかく、「人件費は減らすな」「人にかけるお金を惜しむな」という人が、経営に失敗しているのを県内のうどん店に関しては、見たことが無い。
長期のビジョンや広い視野や収益を上げるノウハウの多彩な引き出しがあるからでしょう。

人件費は、お客さんが食べるもので、うどんの味ではないけど、お店の味を決めるものだと思う。
せかせかとして、お客さんの動きやテーブルの汚れなどに、余裕を持って目配りできるお店とそうでないお店ではどっちが良いか、確かに減らしても作業はできるでしょう。
ただ、減らせば、絶対に気配りは前よりできなくなります。

そういう認識を片隅に持ったうえで、必要性をよく吟味して、減らすときは減らすべきだと思う。

新しい局面

2007-12-22 01:42:46 | Weblog
19日に1日の売上の記録を更新しましたが、20日にも再度、440円ばかり更新しました。
実に低いレベルの話ですが、開業直後の昨年4月の売上の2倍近くに再度上がってきました。
正直、開業時にここまでお客さんが入るというのは、想定してませんでした。

ただ、21日は、前日比で40人以上減りました。
増えてくると、変動も大きくて、余り物が増えて困る。

最近、パートの定着がわるく、イオンや人材派遣業などの影響で、労働市場も好条件が増えている。
2年前なら、時給800円はいい方だったが、今は、悪くもないけど、目を引かない数字だと思う。

最近、パートの当日突然の欠勤などで、スタッフ計2名の日が続いた。
家族でやるならともかく、パート1名と自分の計2名で、1時間に100人をまわすというのは、長期で見て無理がある。
知り合いの繁盛している他店は、ピーク1時間に120か130人来ますが、5人でまわしているそうです。
経営経験も繁盛店での勤務経験もうどんジムより豊富ですが、うどんジムのお店は、効率化しすぎだといわれた。
2人で、1時間100人は、想像すらつかないという。
現実に、やってるとこはあるけど、ベテラン夫婦とかやる気まんまんの若手夫婦とかだと思う。
パートにそのレベルを要求したら、欠勤のときにほんとに閉店しなくてはならなくなるかもしれない。

最近の値上げラッシュについて
それなりの評判を保ち、粗品を丁寧に配って、近隣のお店が減るなどすれば、値上げせずにやれると思ったが、それでは人を増やす必要が出てくる。
パートの時間というのは、部外者が思うように、経営者が変更したり、コントロールできるものではない。
週4は入りたい人に、3でお願いすると、不満がたまってやめるだろうし、4時間入りたい人に、3時間で頼むと、やはり他で条件が合うところを探そうとしてやめるだろう。

いい人が長期に定着するには、満足できる条件以外では難しいと思う。

だから、値上げをせずに、来客増でそれを穴埋めしようとすると、組織に破綻が生じてしまう恐れがある。

オフィス街のセルフうどんは、お客さんがきちんと入る時間が短いが、集中度が極めて高い。
だから、売上の割には、人件費がかかりやすい面もある。
一般店の方が一見人件費はかかりそうに見えるが、そこに落とし穴がある。

じゃあ、近所で、昼の1時間だけ時給1200円ぐらいで募集したら応募があるかというと、うちに関しては、今のところ、問い合わせが1件あっただけで面接すら行えてない。

また、1時間だけでいいというような気持ちで働く人ってのは、まじめな人かどうか怪しいし、定着もしにくいだろう。

うちには、それなりに集客したり、売上を立てる力はありそうに思えてきた。目標がすごく低かったので、よそから見たら全然大したことないんですが。

今の局面は、組織力の増強に全力を注ぐべき時期だと思う。
それができれば、たぶん、売上もお得意先の移転など外部の大きな変化がなければ当面維持できるだろう。
きちんと雇うに見合う連結ベースでの売上規模を上げなければ。

利他行為の生むスケールメリットなど

2007-12-20 04:59:50 | Weblog
おかげさまで
19日は、1日の売上の自己記録を2,000円ほど更新できました。
さあ、実際はやりませんが、「祝、更新」とか店内に書いて、お店でサービスしたり、パートに千円札を1枚出したりしたら、お客さんやパートも混雑や繁忙などで嫌がるのでなく、喜ぶ方の気持ちも共有できるので、やってみたい気持ちはします。
調子に乗ってると思われそうだし、適切な方法も練れてないので、まだそこまでする勇気はありませんが、経営者のうどんジムがうれしいことを関係者や顧客も喜んでくれる関係をつくることは、実際に、事業の成長に有用だとシビアな目で見てもそうだと思ってます。

また、「うどん屋はテーマパーク性を持つべき」という、うどんジムのポリシーからすると、意外性のあることで、お客さんに喜んでもらうネタを日々考え、ときどき実行していけることは、マイ プレジャーでもあります。

経営学や経済学でたぶんよく似たことは言われていると思いますが

利他行為には、自分の営業でスケールメリットを出す効果があると思っています。

うどんジムが先日「シナジーのモデルとなるシステムを築く」みたいなことを書いたのは、「利他行為が営利を生むことの理論づけの証明」のような意味もあります。
単純に、競争は、パイを大きくしない食いつぶし合いになりがちだと思ってます。
結局、それでは、乗っている船の方が沈む。

ところが、互恵的な利他や信頼があれば、いろいろとノウハウや資源の共用などができることがあるので、パイが膨らむことがあります。
パイを大きくしながらの競争というのが、うどんジムの理想でもあります。
ときどきは、直近のライバルに対して、それを貫徹しないこともありますが、基本原則はそれです。

さて、利他行為が営利を生むといっても、直線的に、競争に走った方が短期に効果は見えやすい。
余裕資金で株などリスクの大きいものに投資するのと同じように、効果がすぐに表れにくいことをするには、満期が長いというリスクがあるので、小さな事業主はなかなかそこに走らない。
一方。大きいとこが、メセナや環境対策や福祉団体への寄付などやってる。

事業も投資の効果を競う競争なので、金持ちばかりが、リスクは大きいけどリターンも大きいことができるなら、小さいとこはたいへんです。

社会的な合意や、優れたリーダーの存在というのは、パイを大きくしながら競争できる環境に、弱小事業者を導くことに意味があるような気がする。

これは、なぜ、開業後も
美容業界では、講習会で同業者が集まり続けるのに、うどん屋にはそれがないのか
というのとも関係があると思ってます。
もっとも、これは、価格や他店への浮気のしやすさなど、商品そのものの性質によるところもあるし、なぜ理美容には、キリンさんや春日町市場さんのような、100席以上の巨大な店がないかみたいなこととも関係があると思います。

業界特有の事情が邪魔しているとはいえ、うどん店にも開業後の再勉強ができる研修期間があることの有用性の議論の妨げにはならないと思います。
これにどこかのお店その他関係者が音頭をとるとしたら、それも、つぶし合いでない、利他によるパイの増大になるかもしれないと思います。

明け方で、頭が回ってないのですが、もう今後もちょっと補足していきます。

うどん関係の本を集めてます。

2007-12-20 04:28:12 | Weblog
タイトルは
「うどん関係の資料や本『高価買取』」と書こうかと思ったけど、止めました。

栗林公園前で、うどん道具販売のついでに、近所の小学生や開業に興味がある人が、勉強できるうどん資料館的なコーナーをつくろうと思ってます。

うどんに関係があったら、何でもいいので、本を寄付して下さい!

または、新しい本や、ええ分については、高価買取いたします。
定価から定価の半額なら、古本屋に売るよりはいいと思います。
微妙なものについては、交渉しだいということで。

営利事業の呼び物といえば、営利ですし、これ単独では、非営利の公益事業でもあります。
趣旨に賛同してくださる方のご好意をお待ちしてます。

実りの多い12月

2007-12-18 06:03:02 | Weblog
ここのところ、うどん関係者の会合や来店が多い。
去年は、そんなのまったく意識しなかったのに。

うちは、資金力と、組織と、商品開発力がもう一つだなあと思っていた(ずいぶん重要なところですが)が、いくつか、打開するポイントを感じられることがあった。

うえの3つは、どれかが1個でもうまくいけば、たぶん、全部うまくいくようになると思う。

12月にもなると、インフルエンザとかいろいろ、パートが急に休む可能性が出てくる。
本人が問題なくても、子供や老親の調子が悪くなることもある。
事業規模の拡大で、雇用の規模を拡大することで融通が利きやすくすることや、派遣業の利用を検討している。

うえの3つに関して、いろいろな人と会って、ご提案いただいたりするけど、その多くが実行可能と思えるし、やってみたいと思うことが多い。

昨日も、麺に他のものを練りこんだ麺をいただきましたが、他のとこで食べたのはあまり良く思わなかったけど、ここのは良かった。
麺もざるそばをちょっと太くした程度だけど、なかなか良かった。
変わったものをしてもなかなか売れないと思うけど、珍しいけど、かつ、板についてる感じがすることが大事なのかも。


そういえば、15日の新聞で見ましたが、ついに、キッコーマンさんが値上げを発表しました。
これは、ちょっとした衝撃でした。
これで、値上げを我慢してたとこがかなり追随してくるのでないかと思う。

年末・年始の活かし方

2007-12-15 04:26:21 | Weblog
新規事業は、年末年始に独特の人の動きがあるので、それまでに店周りだけでも整えたい。
できたら、帰省客はメインの販売対象でないけど、うどん用具の販売がここで始まったことだけでも、知られたい。

うどん店の営業が29までで、4日から営業開始するので
30~3日までに、栗林公園前にはりついて、人の流れや反応を見たい。
それが、花見シーズンやゴールデンウィークその他、行楽シーズンでやる事業やイベントなどに見込みをつけるに参考になると思う。

で、ただはりつくのは無駄なので、何でもいいから販売を始めておきたい。

12月は雨が多いの? と食器洗浄機

2007-12-15 03:26:02 | Weblog
今年と去年だけですが、日々の売上の横に、少しでも営業時間中に雨が降ったらそれを記録してます。

2年連続で、12月がダントツに雨が多い。
偶然かもしれないけど、ダントツなので、もしかして12月って年間で一番、降雨日数が多いのかも?と思えてきました。

梅雨と台風がありがちな7月で、3分の1弱ぐらいの日数降雨が観察されましたが、12月は、2年連続で4割ぐらい観察されてます。


全然、関係ないけど、今日、某冷蔵庫メーカーの営業がかなりしつこく粘って来て困った。
で、冷蔵庫を買いそうにないと見るや、今度は、食器洗浄機で粘ってきた。

さて、そこで買ったりリースするかは別にして、食器洗浄機は、買ってもいいような気もしてきた。
どれぐらい売上があると買った方がいいということになるのだろうか?
栗林公園前の準備などで資金がいるので、中古ですましたいのだが。

うちは、売上は大したことはないけど、1時間に100人ぐらい来ることはよくあるので、集中度からしたら、必要な部類の店かもしれない。
ただ、集客できる時間幅も短いので、売上とのバランスという意味ではどうか?
人件費の圧縮効果や、負担減でパートの定着が上がるなどのメリットはあるかもしれないので、もう1、2段階はっきり売上が上がるようなら、ゴーなんだろうけど、どうなんだろう?
営業の人の言うことは、4割引ぐらいして聴いてるけど、まあ嘘ではないかもしれない。
ただ、672枚洗うとして、とか、前提の数字がでかいし、合間の時間がどうしてもできるので、そう、洗う時間の人件費のすべてが圧縮できるわけでもないだろうし。

営業の人はもっと、導入事例について勉強してほしい。
というか、それを言ったら、逆に商売にならないのかな?
いつも、「じゃあ、どれぐらいの規模のとこが導入してるの?近くで教えて!見に行って、そこの人に普通の客を装って「使って良くなりました?」って聞きに行くから、複数店教えて!え!?どこでも売れてないものをうちに売るんですか?」と言うと、たいてい「Hまるさん」ぐらいから名前が出てくる。
「それは参考にならんやろ。あそこはどこもうちの数倍の売上があるし、朝、昼、晩までそこそこお客さん入ってるし、席数も小さいとこでもうちの倍はあるんだから。」という問答が、レジなどいろんな営業の人とやりとりすることがある。

うどん資料館のようなスタート

2007-12-15 02:57:29 | Weblog
さて、栗林公園前のお店をはじめることで、ホームページを作成した方がいいかなあと思えてきました。
プロに頼むもうか、ホームページビルダーで自分でやるか、知人に頼むのが良いものか。

提携先ができたので、うどんの茹で網や、手棒(テボ)、麺棒、手切り包丁などを販売することにした。
これだけでも、年末か、年明けぐらいには始められるようにしたい。
栗林公園前だけに、観光客の方も興味は示して、見には来られると思う。
道具の販売のメインは、高松周辺のうどん店が対象だけど、修学旅行で木刀を買う小中学生の感覚からしたら、プロ用の麺棒も高くないから、ちょっとぐらい買う人がいるかも。

そのついでに、お土産うどんや、梅干や醤油のような物も販売する。
飲食に比べて、スタートするには無理がないし、日持ちもするものばかり。
さぬきの夢2000を使ったお好み焼き用やケーキ用の粉なども販売したいし、隆祥さんの地ビールアイスのように、地域の特色あるチャレンジ精神のある企業の商品もできるだけ販売していきたい。
これらも日持ちはしそう。
とにかく、自分ひとりでは生鮮食品や生菓子の類は扱いたくない。

某ご意見番さんからも、おうかがいしたとおり、そこで何らかの飲食を簡単に始められると、集客力は上がりそうです。

前からの目標として、栗林公園前で、うどんの道具を展示・販売し、趣味や開業をちょっと考え出した人の試作のためなどに業務用粉を廉価で販売し、うどんの歴史や製法などについてもパネルなどを出して、さらに、地元の小学生や開業予定の方などが、うどんのことを勉強できるようなうどん関係資料を取り揃えた、「うどん博物館」とまではいかなくても、「資料館」的なものをつくりたかった。

栗林公園前の観光活性にも、地元の教育や業界のためにもなる。
たぶん、「うどん資料館」的なものができれば、個人のお店でありながら、公的なパンフレットに向こうから、載せてほしいといわれる可能性もあるだろう。

「資料館」を強く打ち出してうまくいってしまったら、そこでは惣菜屋を始めにくいかもしれないなあ。
今の体制では、飲食をメインにすると、調理や在庫管理などで無理が出そう。
今のうどん屋が売上を維持して、公園前がそこそこまわりそうなら、来年中に、次の店舗を狙おうと思っている。
2つ目で、惣菜をやるのが難しそうなら、3つ目を考えたい。

場所を分散すると、非効率な感じは確かにする。
ただ、今の街で、自分の考えを事業で表現して行くには、近隣で、5店ぐらい感覚的にはほしい。
これは不合理かもしれないが、
うどん店、朝ごはん、うどん用具・お土産、惣菜、夜の飲食、コンサルティングなどのように、まったく同じことでないけど、関連があって、近隣でお客さんを共通にできれば、地域で将棋大会や、校区のイベントへの多額の広告や寄付などが活きてくるかもしれない。
もちろん、仕入も多角化によって合理化したり、スタッフを徒歩圏でシェアできるようにすることも大きな目的です。
うどん店を2つ、3つと広げるのであれば、近くでやるとただの非効率な共食いになりかねない。
街や地域を良くするための、自分の考え方の表現としての事業としては、それでは意味ないんです。
うどんだけでは、地域を満たしていくことはできんと思う。

3つ目の条件は、居抜きで、家賃6万円程度で、狭くてもいいから厨房設備があって、できたら、公園前と藤塚の店の間ぐらいの場所がいい。

スタッフをシェアして、すぐに見に行けて、
何よりも、現在の顧客への周知が簡単な、今のうどん屋の近所にあることが望ましい。

吉野家さんの多角化

2007-12-14 05:30:37 | Weblog
吉野家がはなまるさんを子会社化してから、もう2年ぐらいになるのかな?

新聞に、ステーキの「どん」さんを買収したと書いてあった。
アメリカ産の牛肉の調達で相乗効果を出すためと書いてあったけど、どうなんだろう?
総合外食産業を目指すと社長おっしゃる。

うどんジムは、一切調べてないので、勝手に、自分ならこう思うというだけだけど、牛丼販売停止のときのように、BSEがらみで、主力が販売できなくなるようなリスクの大きい状態ではやってられんと思う。

牛丼肉はアメリカ産じゃないと、脂の乗りがよろしくないそうだけど
ステーキなら、オーストラリア産でもよかろうとか、

もし、メタボの流行でサラリーマンの食がライト志向になっても、はやく、安く食べたいという需要は残るだろうから、うどんもありだなあとか

メタボ対策としては、すしの「京樽」さんを傘下にしてるように、魚もありだなあとか

資産形成や投資信託のポートフォリオのように、事業も、事業環境の変動に対して相関関係が希薄になるよう、それでいて、調達などでシナジーが出るように、事業ポートフォリオを組まないといけないんだと思う。

吉野家さんにとって、多角化は、選択肢とか権利じゃなくて義務だったんだと思う。
たまたま、あのときは、従業員をあまり切らずにすんだらしいけど、何かあったときに、雇用を放棄して、従業員が生活できなくなるようなリスクに手が打たれてないとしたら、もしその有効な手が多角化だとしたら、それをしない会社は、人道的なというか社会的なというかいろんな意味の責任を放棄してると思う。

こういう勝手な想像をしといてから、本を読んだり、有識者や関係者の話を聴くとたぶん、現場で応用できる程度に話が頭によく入るんでないかと思う。

想像にもちょっとした数字や現場・地理勘を

2007-12-11 06:44:11 | Weblog
「東京はそば文化だからうどんは流行らない」
こういう考えが良くない!
ここに力を入れるのは

地域でも
業界でも
企業でも
商店でも

今、停滞しているものが、停滞している根本は、こういう、認識の欠如から来る思い込みで、チャンスを逃したり、チャレンジをしなかったり、事業などの予想を大きく外して、巨額の投資が空振りに終わったりすることにあるからだとうどんジムは感じているからです。

もし、香川や高松という地域が停滞しているなら、その犯人の第一A級戦犯は、こういう考え方でしょう。
また、地域の舵取りをしてきた人間で、こういう考え方をした人たちでしょう。

そもそも、小麦粉は国内で、年間600万トン流通します。
そば粉は、11万トンぐらいです。
で、うどん用小麦だけでも、100万トンから出ています。

で、主要な輸入食料品に、そば粉なんか聞いたことあります?
それに、アメリカやオーストラリアの広大な農地を想像したときに、そば栽培って、出ますか?
それに、そば自体が耕作に向かないやせ地でつくられるんなら、そばの広大な畑なんかそう世界探してもありそうにないでしょう。

また、東京には、横浜・千葉・浦和あたりまで含めて、消費文化圏に3000万人から人がいて、全国から人が集まって、生粋の江戸っ子が、うどんを絶対に食べなかったとしても、うどんを食べる人が香川の10倍以上、1000万人以上いるマーケットであることが簡単に想像がつかないとおかしくないですか?

また、うどん用小麦が100以上に対して、そば粉は11しか出回ってない。
全国のそば粉が、全部、東京のそば屋に回ったとしても、3000万もの消費圏の巨大サンプルで、全国で10倍も流量が違ってるものの消費量が、逆転するなんてありえんでしょう。

そもそも、誰も、香川のうどんに関する観光や産業の政策などを語るに、小麦粉とそば粉の流量や、うどん・そばの消費量を大まかにすら知ってる人はいなかったでしょう。
東京でも、そばよりもうどんの方が圧倒的に多く消費されているのは、小豆島でそうめんがいかに名物でも、うどんの消費の方が多いのと程度の差さえあれ同じでしょう。

また、東京の人はうどんを食べないという発想は、あらゆるヒット商品の開発や新規のアイディアの創造やまちづくりにも害が大きい。

日本で、100万個売れたら、何でも大ヒット商品です。
10万個でもかなりのヒット商品でしょう。
120人に一人も持ってない。
一人が複数持ったりもするから、もっと少ない。
もちろん流行に敏感でない層では、もっと少ない。
だから、おっさん連中がまわりで、聞いたって、自分の頭の中で想像したって、誰も持ってないし、使いそうにないものばっかりでしょう。
WiiやDSだって、後だしじゃんけんなら、どうとでも言えるでしょうが、先に構想を聞いたら、売れそうには思えないんでは?

まず、自分が使うかどうかは、ヒット商品を考えるときには大してあてにはなりません。すぐに自分が使うと思うものは大きな欠点さえ克服すれば間違いなくヒットするでしょう。
使わないからと却下するのが問題なんです。

1,000人に1個出回ればヒットなんです。
一人でも使うと思う人を血眼で捜して、一人でもいると思えば、そこから一般化を図るのが正しいでしょう。
一人でも使うものは、かなりの確率で、ヒットの芽になるでしょう。

そういう考えをしないと障害者や妊婦さんなど社会的弱者に優しいまちづくりなんかできんでしょう。
多数派がすぐに、「そんなもの使わない。」というような発想をして、そこから先を考えなければ、創造への活力も、弱者へのいたわりも損なわれるでしょう。

その象徴と、ものごとを考えるに数字や現場勘が欠けることで失策のもとになる発想が
「東京はそば文化で、うどんははやらない/食べない」
だと思うんです。

そして、それは簡単に、現実の前に、空想であることが突きつけられ、散ってしまいました。

また、西洋人が、うどんを食べないとか、箸を使えないとか言いますが

うちにも、カリフォルニアやフロリダ、オーストラリア、アフリカなどから、多くの外国人観光客が来ましたが

日本人と好みの差が特にあるような感じはしなかったし、箸の使い方や箸の進め方に特に、日本人と違って、違和感があるような感じは見たことがありません。
日本語がまったく使えない人でも、箸はみな普通に使ってます。

もう、延べ、何万人も外国人が来たという、某有名うどん店の大将も、外国人で箸が使いにくいから、フォークを貸してくれなんて、1件もなかったと言ってました。

箸は使いにくいとか言いますが、いい大人なら誰でも、1回も練習しなくても、西洋人は、割箸でうどんぐらいは食べられるんじゃないのかなあ?
世界中で、うどんは流行るという、うどんジムの見解に対しても、「外国人は箸を使えない。」という反応が多かった。
「見たんか?」
絶対、根拠なかったと思うよ。

却下するのに、根拠がないというのが当たり前になって、思考を止めてるから、いろんなアイディアが成熟せず、場当たりで、断片的な、施策が多いように思う。
仮説を立てて、検証し、育てていく感覚、地域でもっと大きくしていかないといけないと思う。