うどんのこと香川のこと

開店後、ほぼ週1ペースの更新になってます。
しばらく、主なテーマに信号番号の設置を加えようと思います。

チャリティーに燃える

2006-07-30 13:23:11 | Weblog
前からうちのお店で募金とかしたかった。
とはいえ、お客さんにも喜ばれる方法でやりたい。
うさんくさかったり、青臭さぷんぷんてのお店でやる以上つらい。

勤め時代から
「地震とか水害とかあったときにもっと気軽に小銭を入れて募金できるところがあったらいいのに」とか思ってました。

スマトラ沖地震なんかのときは、あまたあるコンビニでも募金箱置いてやってたけど、もっといろいろあってもいいと思った。
コンビニは商店の中では比較的、無機質・無個性だから気持ちが燃えない。

とはいえ、近所のローソンではスマトラ沖地震のときに千円札が何枚か入っていた。
お釣りをそのまま入れる人もそこそこいると思う。

よくよく考えてみると、香川県も水害やら渇水やら、少雨・浅山・急流・低地が多いなどの事情で、よそのお世話になってることが多い地域だと思う。

今回の長野や九州の水害で義援活動をするのは、「相互」扶助だと思う。

募金ってのは、自分たちが生きていたり生かされていたりする関係を考える機会を与えると思う。
たとえば、途上国での災害の多くは、先進国の経済活動の結果として環境が荒れることで起こることも少なからずあるうえに、日本は世界中から資源やら商品を買って繁栄している。

そういうことを考えると、日本人は少々生活が苦しい人でも、世界中のあらゆる災害や貧困に小銭募金ぐらいしたって、バチは当たらない思う。


香川県共同募金会ってのがあるらしい。
実は、昨日はじめて名前を知りました。
http://www.kagawaken-kyobo.or.jp/

ちょっとピンと来なかったけど、豊かさの3本柱の一つは「郷土愛」だと「四国地域活性化研究会」がいっている。
http://www.shikoku-np.co.jp/news/print.aspx?id=20060629000107
香川で災害が起こったときにお店の「お客様有志一同(うどんジムももちろんしますよ。)」の名前でちょっとお役に立てれば、うどんジムとしてはかなり気分がいい。
博愛からじゃなくて、自分が気分がいいからやりたい。
気分がいいことは大損してまではやらないけど、得しなくてもやりたい。

昔から、大手のみならず多くの企業が環境保護活動をやったり、企業メセナをやっている。
古くは共和制ローマの時代から選挙目的で政治家がやってたとか。
語源はマケナウスという方でなかったか?
石油や飲料メーカーなどが、広く社会のことを考える姿勢を見せて、企業イメージを高めたり、自分とこの出してる公害や環境破壊のイメージをやわらげようとしていると思う。

うどん店もチャリティーに力を入れて、業界の地位を高めるという考えはどうだろうか。
うどんめぐりの県外客も
どこのお店でもうどん店がチャリティーに力入れてたらびっくりしないだろうか?
狭い香川県において約1000店あるといううどん店はさまざまな意味で社会的インフラとしての可能性があると思う。
小さな善意をくみ上げる社会的インフラというのはどうだろうか。


「うどんジムさん。商売もそんなに安定してないのに、募金に力を入れてどうすんの?」
という声はあると思う。

商売は人生の手段だけど、チャリティーはどちらかといえば、人生の目的に属すると思う。
チャリティーの成功には、長いこと練習して出た大会で優勝するのに似た喜びがあると思う。
継続的な意志や行動の結果で手に入る成果は、お金があれば瞬間で手に入る財貨よりも爆発的な高揚感をもたらすことがある。
イチローが時間をかけた記録には意味を感じるというのとちょっと似てると思う。

お金はあらゆる目的を円滑にする存在ゆえに、手段であっても、小さな目的よりも優先する場面が多いことも否定できないと思う。
けど、そこから爆発的な喜びをもらったことが記憶にない。
そこが目的より次元で劣るところだと思う。

最近のこと

2006-07-23 13:56:17 | Weblog
「むぎのかおり」という鳥越製粉の粉が人気らしい。
風味が出ると、一部ブレンドに使う店が増えていると、うちの粉の仕入先の営業の人から聞いた。
北海道産と九州産のブレンド粉。

うちは、開店前の試作のときに奨められて買って以来、3%ぐらい入れて、それ以降、ちょっとずつ使っている。
継続するかどうかは検討中。
ブレンドは一長一短だと思う。


先般、日産の販売店の方が映画「UDON」のポスターを持って来た。
それに先立って、市役所の観光課のかなり上の方が夜、店にポスターを持って来た。
普通に映画のポスターといえるのは、市役所の方が持って来た分で、日産の方が持って来た分はちょっと特殊だった。


この土日、サンポートで、四国の祭りが集まってイベントをするらしい。
なかなか、近場でも行きづらい。

ここ最近、雨が多かったけど、パートの人たちは、遅れずに文句も言わずによくきてくれていると思う。

連休の来客

2006-07-16 18:01:56 | Weblog
ふだんゆっくりできないので
書きだめしておこうと思う。

連休前の土曜日ってあんまり近所で働いてる人がいなさそうなので、お客が少ないと予測してました。

ところが、普段の土曜日よりはかなり多かった。

その中で
ネットの讃岐うどん界では大御所的な存在の方やインドからの留学生っぽい方や500km以上はなれたところから親戚が駆けつけるなど滅多にないお客様がありました。
猛暑の中、常連の方もかなり来てくださったのでありがたいことでした。

うどん川柳

2006-07-16 17:24:03 | Weblog
うどん川柳をつくりたいと思っていたらやっぱり、いろいろあるんですね。

http://www.shikoku-land.com/udon/senryu/senryu.html

川柳って
「嫁はこわい」とか「会社は楽しくない」とか「営業の合間につい遊びにいきなくなる」とか世間で共通の感覚があるから通じるんだと思う。
うどんでそこまで共通の認識はないので、本格的な川柳のようにひねると意味がわからなくなると思う。
季語を必ずしも必要としない俳句ぐらいにしかなりにくいと思う。

まあそれはしかたがない。
うどん短歌でも俳句でも川柳でもカルタでも何でもいいから
うどんでB級文芸をやってみたい。

あ 朝・夕も うどん食べたら 年千玉
(字余り さすがに「千玉」を「ちたま」とは読めない?)
い いろいろと 選べるセルフ 楽しいな!
う うまいのは 当たり前だと 讃岐人

こんな5・7・5カルタをとりあえず
つくる。

絵は誰か、マンガを描くのが好きな人に頼む。
「い」はともかく「あ」や「う」は描きにくそう。
  
うどんジムは絵はかけないので
クロスワードパズルをつくろうとも思う。

「うどんクロスワード」

うどんネタだけだとしんどいかもしれないので

「うどんと讃岐のクロスワード」

でもいいかなあと思う。

縦のカギ: 手打ちで生地を伸ばす棒              メンボウ
横のカギ: 唐からうどんの製法を伝えたといわれる密教の高僧  クウカイ

みたいな感じで

時間に余裕があってリズムが出ると9×9の単純なものなら、けっこうクロスワードは簡単に大量生産できる。
でも、今のうどんジムの状況ではちょっとむずかしい。

うどん川柳は四国ナビゲーションに出てたんですね。
http://www.shikoku-land.jp/






祝日

2006-07-16 16:56:50 | Weblog
海の日にちなんで
7月18日の火曜日は、「青い服のお客様は50円引き」とかやろうと思う。
ほんとうは祝日に店を開けてやればいいんだけど、日曜・祝日に安定して入れるパートの方がいないし、うどんジムも当面、休みがないと困るので、翌日にやることにしている。
また、祝日にテレビニュースなどでそれにちなんだイベントのことなどを聞いた後の方がうちで何かしても印象に残るかもしれない。

祝日が2度おいしい!

Q:青い服と海は関係ない?

A:そう、何でも良かったんです。

ただ、ほんとうにそうなると、その日、ちょっとうちの店だか街だかが見た目涼しげになるかなあと思ったりします。
それに、お客さんの行動や選択の結果としてのサービスなのでちょっと参加型かなとも思います。

青い服だけど、靴下でも、カラーコンタクトでもOK

「街に遊び心や楽しみをささやかながら増やしたい。」

雨の日のスタンプカードや半夏の日にちなんだサービスなんかやってるところではやっているのでことさら新奇性をうたうものでもないと思う。
けど、ときにはゆううつにさせる雨をささやかでも喜びに変えたり、日常の時間の経過の中にちょっとばかり、季節や風土を思うとっかかりみたいなのをつくることにうどんジムはムショウに意味や喜びを感じたりする。

うどんジムは 基本的には!
 努力 根性 反省 というキーワードで語りやすい

あんまりおもしろ人間じゃない方のタイプだと思う。

ところが、いろいろ物事を良くしていきたいと考えたら
どうしても

ふざけたり、くだけたり、突飛に見えるような選択を考えさせられることが多い。


祝日は、全部何かやってみたいとは思う。
いい案が浮かばないかなあ。

「UDON」のポスターなど

2006-07-09 13:06:53 | Weblog
日産系列の販売会社の営業の方が、映画「UDON」のポスターを店内に掲示してほしいと来られました。
スポンサーか何かにはなっているんでしょうが、日産系列の方が来られるとは想像外でした。

掲示のお礼みたいな形で鑑賞券を下さるようです。
観にいけるように時間をつくらないと。


今日の四国新聞をみると

瀬戸大橋の通行台数がずいぶん久々に増加に転じたらしい。
景気回復の影響らしいけど、近所のオフィスビルも遅くまで電気がついていて、何となく大手で景気が回復していることは感じる。

東讃で食育かるたがつくられたというのも気になる。
「さ」は「讃岐牛あげとが落ちるおいしさや」だそうです。
「あげと」ってあごのことだと思うけど、初めて聞きました。

実体と影と光

2006-07-02 15:52:06 | Weblog
ここ一週間。

お店の広報に力を入れた。

ビラも初めて配った。

さて、よく
「お客は味さえ良ければついてくる。」
と言われる。

うどんジムはそう簡単には言えないと思う。
もしそうなら、あのハンバーガーショップは世界一おいしい飲食店ということで決定。
うどんでは、あのフランチャイズ・チェーン店が一番おいしいということも決定。

それに、うどんを美味しくつくっても、お客が入りにくかったら、茹でたてが出せないか、廃棄が多くなるかどっちかなので、お客さんが入ってないお店は美味しくすることが難しい。
うどんジムの経験でも、お客さんが多い日は美味しく出しやすい。
味が良ければといっても、味だけで成功することはありえないと思う。

うどんジムがPRをしようと思った理由の三本柱の一つは
リピーター率が高く、褒めていただくことも想像してたよりも多く、玉を買いにくる予定が無かった方に、食べた後に「玉とダシを持って帰りたい。」と言われることが多くなり、味にそれなりに自信を持ててきたが、雨天や2時ごろに空いてる時間があると、茹でたてが出しにくく、無理に出そうと思い捨てることが増えてきたことが理由の三本柱の一つ。
口コミで、ピーク時なら、近所のオフィスなどで広まってなんとかなるけど、2時ごろに人が増えるのには、近所の人だけでは無理、遠くから移動中の通りがかりの人がそれなりに、「あそこはいいらしい。」とか「聞いたことがある。」という状態でないと増えないと思う。

売り上げなど業績は、
お店のサービスという実体を映す影のようなもので、宣伝・広報などが光ということになるのでは。
今日、たまたまローソンで10Pほど立ち読みした「現場力」という本を読んで、「影と実体」というキーワードが気になった。

広く大きく光を当てようと思ったら、店舗数を増やす必要がある。
つまり、個の料理人の努力が直接、味に反映する限り、売り上げは大きくはならない。
つまりすごく美味しいお店は、企業的に大きく売ることは難しい。
家業として繁盛することはできるが、体調が悪くなったり、後継者がいなくなればそれで終わりやすい。

規格化された味つけで、そこそこまずくはなくて、マニュアルと宣伝がしっかり。
これが光と実体と影のバランスのとれるところなのかもしれない。
飲食やエステなどでも、腕のいい人が、多店舗展開で成功することは往々にあるが、技術や経験が豊富な方がより優れたシステムやマニュアルをつくりやすいということで、どこかから他人任せでないと、実績は上がらない。
うどんでも、最近、K屋さんやU場さんが、展開しているが、パートさんしかお店にいないことが多い。
一店目では、店主自らがフル回転したのだと思うが、どこかでそれは止めたのだと思う。
カギや火の元、現金管理など、もし他人を信頼できない、猜疑心の強い人なら、絶対にそれはできないと思う。
任せられても、せいぜい、家族までだと思う。

また、パートさんに難しいことを任せらるということは、文書で伝えるにせよ、口頭で伝えるにせよ、わかりやすく伝えるということができないとダメだと思う。


さて、「現場力」という本に今、教えられたことは

売り上げなどの実績は、結果としての影で、お店のサービスやスタッフ、味などの実体がきちんとしているかをよく見つめなければならないということ。

今まで、光を当てることにあまり力を入れず、今週、そのことを反省して、PRに力を入れた。
先週いっぱい、光を当ててみて一段落して、実体を見つめなおそうという気になった。

「ルールやシステムを決めているか」にくわえ、「それが正しく行われているか。」を見つめる必要があるとのこと。

光を当てると、お客さんが増えたりするので、つくる数やメニューの種類、席や返却棚など、必要とされる実体の水準が上がる。
そうすると、実体が維持しにくくなり、実績や評価としての影が崩れるリスクができる。

かねてから、PRをしたくなかったのは、そこの見極めができていなかったからだと思う。
それだけではないけど、PRしたくない方の理由の三本柱の一つにはなっていた。

一人でやっているお店という段階から、いかに、パートさんと形だけの雇用関係以上にお店をよくしていこうという関係に持っていけるか、近所の人などと良好な関係を築けるかなど、人的な力を高めて、実体が大きくなったときに、前線に食料や武器を送れないということにならないようにする必要があると思う。

今、一日200玉で自分の能力のいっぱいいっぱいなので、ここらへんを基準に考えていくことになりそう。