この「お坊さん便」について、先日あるテレビで、肯定派と否定派のお坊さんが出て意見を言い合っていました。
「否定派」のお坊さんの意見としては、「お布施はお経や法要のサービスの対価ではないのだから、定額制はおかしい」というのです。
お坊さん便に猛反対してした仏教会も、
「お布施とは慈悲の心を持って他人に財施などを施すことで『六波羅蜜』と言われる修行の一つ。なぜ修行なのかというと、見返りを求めない、そういうものを持たないものであるから。そこに自利利他円満の功徳が成就される。宅配僧侶サービスは、まさしく宗教行為をサービスとして商品にしているものであり、諸外国の宗教自事情を見ても、このようなことを許している国はない」
というわかりづらい堅苦しい理屈で反対しています。
反対派の意見をまとめると、このような宅配僧侶を容認してしまうと、仏教が壊れ、宗教行為の価値の基準が、内容ではなく価格で競う事になり、商業科されてしまうのを危惧しているようです。
しかし、そもそも日本は「葬式仏教」と言われる、普段は馴染みがなく、葬儀の時だけ付き合うような形態が主流です。
さらに「葬儀」自体もビジネス化していますので、彼らの言う仏教はほとんどないと思うのですが…。
対して肯定派の意見は、怠慢になっているお寺が世間に出て、お布施をいただく厳しさを学んだり、また仏教を広めるためにもとても良いのではないかというのです。
事実、寺と付き合いがない人が増え、さらにお布施の金額もよくわからないため、例えば49日法要の場合、通常かかるお布施は3~20万円と幅があるようですが、宅配便では35,000円で全て込みという明朗会計のため、利用者としては安心できるというのです。
また、先も書いた通り日本は葬式仏教であり、葬式自体がビジネス化しています。
「お布施は支払うものではなく、納めてもらうものである。」といいながらも、その割には価格表があったり、「相場はこのぐらいだよ」と言ってくる人もいるそうですし、実際にお布施が少ないと、短いお経で終わってしまうということもよくあるそうなので、すでに商業化しています。
なにより、その「お布施」が大きな収入源であり、そのお金で生活しているわけですから、反対の理由が「定額制にされると、こちらの実入りが少なくなるから絶対に反対だ!」という風にしか聞こえてこないのは、私だけでしょうか。
結局、それが透けて見えるから、若い人はどんどん敬遠していくのではないかなと思います。
星椎水精先生のホームページ:先祖供養
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「お布施とは慈悲の心を持って他人に財施などを施すことで『六波羅蜜』と言われる修行の一つ。なぜ修行なのかというと、見返りを求めない、そういうものを持たないものであるから。そこに自利利他円満の功徳が成就される。宅配僧侶サービスは、まさしく宗教行為をサービスとして商品にしているものであり、諸外国の宗教自事情を見ても、このようなことを許している国はない」
というわかりづらい堅苦しい理屈で反対しています。
反対派の意見をまとめると、このような宅配僧侶を容認してしまうと、仏教が壊れ、宗教行為の価値の基準が、内容ではなく価格で競う事になり、商業科されてしまうのを危惧しているようです。
しかし、そもそも日本は「葬式仏教」と言われる、普段は馴染みがなく、葬儀の時だけ付き合うような形態が主流です。
さらに「葬儀」自体もビジネス化していますので、彼らの言う仏教はほとんどないと思うのですが…。
対して肯定派の意見は、怠慢になっているお寺が世間に出て、お布施をいただく厳しさを学んだり、また仏教を広めるためにもとても良いのではないかというのです。
事実、寺と付き合いがない人が増え、さらにお布施の金額もよくわからないため、例えば49日法要の場合、通常かかるお布施は3~20万円と幅があるようですが、宅配便では35,000円で全て込みという明朗会計のため、利用者としては安心できるというのです。
また、先も書いた通り日本は葬式仏教であり、葬式自体がビジネス化しています。
「お布施は支払うものではなく、納めてもらうものである。」といいながらも、その割には価格表があったり、「相場はこのぐらいだよ」と言ってくる人もいるそうですし、実際にお布施が少ないと、短いお経で終わってしまうということもよくあるそうなので、すでに商業化しています。
なにより、その「お布施」が大きな収入源であり、そのお金で生活しているわけですから、反対の理由が「定額制にされると、こちらの実入りが少なくなるから絶対に反対だ!」という風にしか聞こえてこないのは、私だけでしょうか。
結局、それが透けて見えるから、若い人はどんどん敬遠していくのではないかなと思います。
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