霊能者達の偽り

一般的に、「霊能者」と呼ばれる人は世間に多くいます。

ただ霊が見える人から、除霊や自称「浄霊」をする人まで、多岐にわたります。

彼らはよく除霊をして、「成仏しました」と簡単に言うけれど、「成仏の難しさや本当の成仏とは何か」を知っている私にとって、なぜこのようなウソを平気で言うのか、今まで本当に理解できませんでした。

ですが最近、ある事に気付いたのです。

以前、星椎水精先生が著書で、「霊能者が成仏したと言っていたが、実際は少し高い所で浮いていた」と言うような事が書かれてありました。

このお言葉の意味が、霊能者たちが言っている成仏の意味を物語っていたのです。

霊能者達がどのように見えているのかわかりませんが、もしかしたら彼らが行うお祓い（除霊）などによって、彼らに見えている、依頼者にとり憑いていた霊体が上に上がって行ったのを見ただけで、もしくはフっと消えたのが確認できただけで、それらを全て「成仏した」と言っているのではないか？と私は思ったのです。

要するに、「本当に成仏する」ことがどういう事か知らないから、何でもかんでも成仏したと言っているのだ！と理解できたのです。

だから、例えばＡという霊能者に除霊をしてもらい、Ａは成仏したと言い張るけれども何も改善せず、もしくは一時的に良くなるだけで、また具合が悪くなるなどの症状が出てきてしまう。

不安になり、今度は別のＢという霊能者を訪ねると、「成仏していませんよ」という答えが返ってくる。そしてそこでまた、お祓いや除霊をしなければいけなくなる・・。

このようなやり取りが延々と続き、最終的に依頼者は何を信じていいのかわからなくなり、お金だけがドンドン無くなっていってしまう・・。


このように、ニセモノを掴まされてしまうから、負のスパイラルに巻き込まれていってしまうのだと、簡単に理解できます。

良く言えば勘違いとも言えますが、実際には成仏していないにもかかわらず多額の金銭を請求するのだから、それは詐欺だろう！という事になりますよね！

私は今まで、霊能者たちが本当の成仏を理解していない事を、わかっていなかったのです。

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