新・空と鷹と鉄の間に

ヒコーキ、ホークス、鉄道好きのブログです。

北の国から2022初秋〜18

2022-11-15 20:09:10 | 旅行
ホテルをチェックアウトしてすぐそばにある網走駅前郵便局へ。

オホーツク振興局管内はカーリングチーム、ロコ・ソラーレの地元なので、あちこちで彼女たちの姿を見ます。どうやら各市町村ごとに顔はめパネルがあるようで、どこに置いてあるのかはわかりませんが、地元の盛り上げに一役買っているようです。

郵便局から駅へと戻ります。網走からは1024発釧路ゆき快速しれとこ摩周号に乗車して釧路へと向かいます。改札口には乗客が並んでいたので、飲み物だけを買って並びます。

並んでいる間に壁に貼られたヘッドマークを。網走駅開業110周年と、石北線全通90周年と何かと周年の多い年です。
発車10分前になり改札が始まります。我先にと列車に向かうのはいい年をした中高年。その領域に差し掛かっていますが、あまり急がずに列車へ向かいます。


車両はキハ54型ですが、ルパン三世ラッピング車両でした。釧網本線と車両が共通運用されている花咲線(根室本線)の走る浜中町は、先ごろお亡くなりになられたモンキー・パンチ先生の出身地で、そこを走る列車に代表作のルパン三世のラッピングがされています。そのため遠く網走の地にもやってくるようです。進行方向とは反対側の向きの座席ですが、なんとかオホーツク海側に座ることができました。
座席がほぼ埋まった状態で網走駅を定刻に発車。ほとんどが釧路まで乗り通すものと思われます。

オホーツク海側の席なので、網走を出るとオホーツク海を見ながら走ります。知床連山の姿も朝から比べるとはっきりしてきたようです。

知床への玄関口、知床斜里に1108に到着。ここで2分停車して釧路からやってきた快速しれとこ摩周号と行き違い。こちらもあちらも快速となっていますが、通過するのは1駅だけのほぼ普通列車のようなものです。1111に知床斜里を発車。

知床斜里を出ると斜里岳が車窓に現れます。駅間はほぼ畑と原野という北海道らしい景色の中を列車は走ってゆきます。さすがに6日目の疲れも出たのか、あるいは昨年も乗っているからか、はたまたディーゼルカーに乗っているのか何かはわかりませんが眠たくなってしまいついついうとうとしてしまいます。摩周までは記憶があるのですが、その先標茶まであまり記憶がありません。

学生時代の旅行でこの先の塘路駅から歩いてこの茅沼駅までやってきて列車に乗った懐かしい駅。タンチョウのくる駅として有名な駅です。この茅沼駅から先、列車は釧路湿原の中を走ってゆきます。

釧路湿原の車窓は釧路行きでは進行方向右側に広がるのですが、茅沼ー塘路間では釧路湿原の中に築堤が通って線路が走っているので一部左側の車窓にも広がります。車窓を見ながら思うに、列車に乗っていても茅沼と塘路の間の距離は結構あり、若いとはいえよく歩いたなあと思います。

そんな若かりし頃に想いを馳せていると、釧路湿原観光の中心地的存在の塘路駅に1303に到着。釧路湿原観光をしてきたと思われる乗客も何人か乗車しました。塘路からは釧路湿原の風景は完全に反対側の車窓となります。

駅から少し行ったところに釧路湿原展望台のある釧路湿原駅を発車しても、列車は釧路湿原の中を走ってゆきますが、この辺りで釧路湿原の眺望がいいのは反対側の車窓。緑の木々を眺めながら過ごし、やがて町が見えてくると終点の釧路。釧路には1334に到着します。