高崎駅ビル、イーサイトで早めのお昼ごはんを食べて、上信電鉄乗り歩きに戻ります。高崎1213発の電車に乗って上州一ノ宮駅へ。ところがお腹も満たされ、心地よい電車の揺れについついウトウト。気がつくと上州一ノ宮駅を電車が発車するところでした。慌てて時刻表を広げてプランを立て直します。プランを立て直して電車を降りると、
と、聞かれました…。
降りたのは珍駅名の南蛇井駅です。富岡市にあるこの駅は時折珍駅名として出て来る駅ですが、難読駅名でもあります。アイヌ語語源説や、井戸から大蛇が出てきた説など、いわれには諸説あるようです。
南蛇井駅ではわずか10分程度の滞在。木造駅舎を観察する程度の滞在時間でした。駅近くの小学校では運動会が開催されていたようです。南蛇井1315発の上り電車に乗って上州一ノ宮駅へ。
上州一ノ宮駅はその名の通り、上野一宮の一之宮貫前神社の門前駅で、戦前には昭和天皇も行幸された駅です。次の上り電車まで30分ほどあったので、一之宮貫前神社まで行ってみることにします。
徒歩15分程度との案内でしたが、日差し照りつける中坂道を登って行くのはかなり厳しく、急な坂道と石段を上がりようやく到着した総門から境内を見ると、かなり下の方に本殿が見えたのでお参りはやめにして、総門からのお参りにとどめて駅へと戻りました。機会があればきちんとお参りをしたいと思います。
ちなみに表参道に当たる坂道は群馬県道に指定されているようで、県道標識もちゃんとありました。赤い鳥居と青い県道標識の対比が面白いので写真を撮ってみました。
高崎駅の上信電鉄乗り場で一日フリーきっぷを買います。高崎ー下仁田間片道1110円なので往復運賃ぶんで一日乗り放題になります。時刻表をもらって電車に乗ります。
高崎0821発の下仁田行きに乗って、時刻表を見ながらプランを立てることに。とりあえず終点下仁田まで乗ってから折り返すことにします。下仁田までは車窓を見ながら電車に揺られ、ガタンゴトンとレールを刻む音と揺れを楽しみます。
ネギの町下仁田には0923に到着。下仁田町では当日イベントが開かれており、駅前は人通りもあり賑わっていました。
上信電鉄の前身の上野鉄道施設の下仁田倉庫。赤煉瓦の倉庫で荒船風穴で保管された繭を富岡製糸場へ運ぶ時に使われた倉庫ですが、この前にもイベントの露店が出ていたので近寄ることができませんでした。ちょっと遠くから見るだけにとどめます。下仁田駅前をぐるっと一周して0942発の電車で戻ります。1012着の上州福島駅で下車。
上州福島駅は甘楽郡甘楽町の駅で、蒟蒻畑の商品名で有名なマンナンライフの工場が駅のすぐそばにあります。次の電車までしばらく時間があったので、駅周辺を散策。
そのマンナンライフの工場の線路を挟んだ反対側には、古い建物が。上信電鉄の変電所で今も現役で使われています。ローカル線の乗り歩きはこんな建物を見るのも楽しみです。
上州福島1027発の上州富岡ゆきに乗って上州富岡へ。群馬日野自動車の広告塗装の6000形でした。上州富岡には1034着。言わずと知れた世界遺産富岡製糸場と絹産業遺産群の構成資産富岡製糸場の最寄駅で、電車からは観光客が降りて富岡製糸場を目指して行きます。富岡製糸場は世界遺産指定前に行っているので1043発の電車で折り返します。
高崎行きは群馬サファリパークの広告塗装の150形電車。元西武800系です。シマウマのように見えますが、ホワイトタイガーを模しているそうです。この電車に乗っていったん高崎へ戻ります。朝から電車に乗って揺られていたら急にお腹が減ってきたので、高崎へ出て早めのお昼ごはんにします。高崎到着は1119でした。
9/9に思い立って上信電鉄に乗りに行ってきました。舞浜を京葉線の一番電車で出発し、東京駅で山手線に乗り換えて上野駅へ。高崎線の電車は上野東京ラインで東京駅からも乗れますが、東海道線からの直通で混んでいそうなので上野始発の電車で行くことに。
上野0615発の高崎行きに乗るのですが、山手線で上野駅に着いたところで、発車案内表示機が高崎線運転見合わせの報を流していました。始発電車なのでなんとかなるだろうと思い朝ごはんを買い、Suicaにグリーン券情報を入れてから回送で到着したE231系電車の2階建グリーン車の階下席に座ります。発車時刻の0615には運転再開になっており、電車は定刻に上野駅を発車します。
かつてはブルートレインがひしめき合っていた尾久車両センターは今は閑散としていましたが、洗浄線で一泊二日ツアーへの出発準備をしている四季島の姿が見えました。
普通電車で高崎まではおよそ2時間の旅。最近は新幹線ばかりで普通電車で高崎へ向かうのは久しぶりです。音楽を聴きながら本を読んだりウトウトしたりして過ごします。空いていると皆さん2階席に行ってしまい、階下席へ来る人はほとんどいないので静かな車内です。
神流川、烏川と比較的大きな川を渡ると高崎は近くなります。烏川橋梁からは雲の笠をかぶった浅間山が見えました。荷物をまとめて降りる準備。0802に高崎駅に到着。早朝の運転見合わせの影響もなく到着しました。高崎駅に着いてからコインロッカーに荷物を入れ、駅前の銀行で軍資金を調達してから上信電鉄の乗り場へと向かいます。
高崎で一泊をしてゆっくりと過ごし、帰りは上毛電気鉄道に乗って東武特急りょうもう号で帰ろうかと思っていましたが、晴れて暑いので面倒臭くなり、9時47発のSLレトロ碓氷号の発車を見送り、
上信電鉄本社と車庫で開催されていた「頑張るぐんまの中小私鉄フェア」をちょっとのぞいてきました。上州のシーラカンスことデキ1型電気機関車も展示されており、じっくりと見ることができました。
ちょっとだけ見てすぐにフェアを後にして高崎駅へ。高崎1052発の上野東京ライン熱海行きのグリーン車に乗って東京駅まで行き、東京駅でお弁当を買って自宅へと帰りました。
早朝に上野駅から高崎線普通電車に乗り、8時に高崎に到着。
高崎からネギの街下仁田を結ぶ上信電鉄を乗り歩き。一日乗車券を使って主に駅員さんが勤務している駅に乗り降り。
硬券入場券を購入しました。
上下列車を組み合わせる過程で、南蛇井と上州一ノ宮駅に下車。上州一ノ宮駅では歩いて駅名の由来となった上野一宮の一ノ宮貫前神社まで行きました。
登って下りて境内にたどり着く形だったのと次の電車の都合上、本殿に参拝せずに引き返しました。久しぶりの晴れで蒸し暑く歩くと汗が吹き出ますが、日陰に入ると心地よい風を感じられ、季節が秋へと移ろっているのを感じました。