一畑電車に乗る前に早めのお昼ご飯。駅ナカにあった駅弁屋の食堂で出雲そばを食べます。
出雲そばは十割そばを割子と呼ばれる器に入れたもので、そばつゆを割子に入れて食べ、食べ終わると次の段に残った薬味とつゆをかけて食べてゆくものです。割子そばに天ぷらをつけて820円とはお安いものでした。あっという間にお腹に入ってしまいました。美味しゅうございました。 お昼を食べてから一畑電車の電鉄出雲市駅へ。ここで切符を買います。
今回買ったのはこちらの縁結びパーフェクトチケット。一畑電車のほか、松江・出雲の一畑バス、松江市営バス、出雲縁結び空港と米子鬼太郎空港へのバスに3日間乗り放題で3000円というお得なきっぷ。帰りは米子鬼太郎空港から飛行機で帰るので、ちょうどいいきっぷです。
12時25分発の松江しんじ湖温泉行きの電車は元南海の3000系電車。一畑カラーですが、車体裾に地元テレビ局の広告の入ったラッピング電車でした。ワンマン運転ですが、アテンダントも乗車して案内放送などもしていました。川跡で出雲大社方面に乗り換えです。
川跡駅に着くと乗ってきた電車の他に電鉄出雲市行き、さらに乗り換える出雲大社前行きの電車が並んでいました。ワンマンカー用のミラーに3本の電車が映っていました。「笑神様は突然に」という番組で鉄道ビック4が興奮して写真を撮っていたなあと思いパチリ。出雲大社前行きの電車に乗り換えます。
出雲大社前まで乗ったのは元京王5000系の5000系電車。もともと3扉車だったものを急行用に2扉車にし、クロスシートに改造したもので、主に急行や特急に使われていましたが、5009編成は昨年、島根の木を使って車内を改装しています。
車内はこのような感じです。もともと扉間に小田急3100形ロマンスカーから発生した座席を使い2列ー1列のクロスシートになっていましたが、そのクロスシート部分に木でパーテションを作り、個室のようなボックスシートになっています。座席間には折りたたみ式のテーブルが備え付けられており、グループ旅行に適した内装となっています。床やロングシートの仕切りも木で作られ、温もりを感じさせるものとなっています。普通の電車と共通運用となっており、この日は午前中に川跡と出雲大社前の間を往復していました。出雲大社前まで乗ります。
本日は成人の日です。そこで毎年恒例ですが、新成人が生まれた年と同じ年に運転を開始した車両をご紹介いたしましょう。この年は本格的な海上空港である関西国際空港がオープンし、空港連絡鉄道として南海電車とJR西日本が乗り入れを始めた年でもあります。
南海電気鉄道 50000系電車「ラピート」 B
JR北海道 キハ281系 L
JR北海道 キハ143形気動車
JR東日本 E1系新幹線電車
JR東日本 E217系電車
JR西日本 281系電車「はるか」
JR西日本 223系電車
JR九州 813系電車
JR貨物 タキ1000形貨車
JR貨物 クム1000形貨車
西武鉄道 9000系電車
京浜急行電鉄 600形電車
近畿日本鉄道 23000系電車「伊勢志摩ライナー」
関東鉄道 キハ2100形気動車
京福電気鉄道 モボ21形電車
神戸電鉄 5000系電車
智頭急行 HOT7000形気動車
智頭急行 HOT3500形気動車
広島高速交通 6000系電車
島原鉄道 キハ2500形電車
Bは1995年ブルーリボン賞受賞車、Lはローレル賞受賞車
目立つのはやはり関西空港アクセス特急の両者で、斬新なデザインで登場したラピートに分があったようです。またオール2階建て新幹線Maxも登場し、この年に30周年を迎えた新幹線に新たな車両が登場した年でもありました。
本日成人を迎えられた皆様、おめでとうございます。
再就職が決まりのんびり旅もできる時間もないだろうと思い、1月6日の寝台特急サンライズ出雲号を予約して、島根県へと旅に出ました。東京駅を22時に出発。B寝台のシングルにくつろぎ、夜の東海道線を下ります。23時23着の熱海までは夜の景色を眺めていますが、眠たくなってきたので丹那トンネルに列車が入ったのを潮に横になって寝ます。気がつくと寝てしまっていました。
翌1月7日早朝、目を開けてカーテンを開けると列車は神戸の街に差し掛かっていました。まだ岡山まで時間があるのでもうひと眠り。姫路を発車すると岡山まで止まらないはずですが、列車は減速してやがて止まってしまいました。iPhoneで場所を確認すると三石駅に停車している様子。しばらくすると車掌からおはよう放送と運転見合わせのお知らせ。どうやら貨物列車と鹿が接触し、安全を確認しているらしいです。20分ほど停車して動き出しますが、このあと岡山は朝の通勤時間帯に差し掛かります。岡山が近づくにつれどんどん列車は遅れ、岡山に30分ほど遅れて6時50分ごろ到着。このあと高松行きのサンライズ瀬戸と切り離して運転するのですが、伯備線内のダイヤの関係で7時5分発の特急やくも1号の後に走る様子。車掌さんもやってきてお急ぎならやくも号に乗り換えを、と言われますが、急ぐ旅でもないのでそのままサンライズ出雲号に乗車。7時15分頃に岡山駅を発車。岡山を出てから昨夜東京駅で買っておいたおにぎりで朝ごはん。
伯備線の景色を見ながら朝食をとってから列車の揺れに身を任せて横になっていると、窓を水滴が叩くようになってきました。起き上がって窓の外を見てみるとなんと雪景色。しかも雪が降っているようです。窓にも雪が当たりバラバラと音を立てていました。先行きが不安になりますが、伯備線を通り抜けて米子に停車すると、雪は止んでいました。
伯備線内での行き違いなどもあり、終点出雲市駅には1時間7分遅れの11時5分に到着しました。降り立った乗客も数える程度と寂しいもの。さしもの出雲大社効果も年初の平日とあってはかたなしです。もっとも岡山でやくも号に乗り換えた人もいるので、残っていたのは物好きといったところでしょうか。
出雲市駅に降り立ってとりあえずコインロッカーに荷物を預けて、一畑電車で出雲大社へ行くのですが、時間があったので町歩きをします。歩いているうちに雪ともあられともつかないものが降ったり止んだり。早々に切り上げて電鉄出雲市駅へ向かいます。
島根の旅を終えて、米子鬼太郎空港からANAで羽田へフライトします。
最終日になり晴れ間も見える天気になりましたが、朝に松江城を見学するにとどまりました。
境港は水木しげる先生の故郷なので、代表作のゲゲゲの鬼太郎で町おこしをして成功しています。駅から水木しげる記念館までの道は、水木ロードと名付けられ、妖怪の銅像が建っています。
電話ボックスや、地元銀行のATMコーナーも妖怪村仕様になるほどの徹底ぶり。そんな町をぶらりと歩いてから、バスで松江に出ます。バスは途中、ベタ踏み坂としてCMで有名になった江島大橋を通りました。そして昨日乗り残したバタデンを乗り通しました。今日は松江しんじ湖温泉に一泊です。