新・空と鷹と鉄の間に

ヒコーキ、ホークス、鉄道好きのブログです。

新潟佐渡の旅〜3

2018-07-18 21:04:58 | 旅行

7/15、早朝というには早い夜明け前の2時半ごろに起きだして支度をします。ようやく外も明るくなり始めた4時ごろにチェックアウト。車を止めてあるCoCoLo駐車場へゆき、車に乗り込んで佐渡汽船フェリーターミナルへと向かいます。早朝ともあり車はほとんど走っていなく、タクシーが時折走るだけ。そんな新潟市内を走って10分ほどで新潟港フェリーターミナルへ到着。早速きっぷ売り場へゆき、予約してあった航送乗船券を購入します。

乗船を待つ間、暇なのでそのあたりをぶらぶら。乗船するおけさ丸が出港の準備を整えています。フェリーターミナルに4時半ごろの到着でしたが、すでに待っている先客もいました。その後も続々と佐渡へ向かう車が到着してきます。

日の出を港で迎え、5時過ぎに航送車の乗船開始。車列に従い車両甲板へと入り、係員の指示したがって車を止めて客室へと上がります。今回は1等ジュータン席を予約していたので指定されたところへ入ると、マットレスが引いてあり毛布も用意されていました。荷物を置いて貴重品と携帯を持って船内探索に出かけます。

この航路は国道350号線の海上区間に指定されており、その旨も掲示されています。海上区間を作って佐渡に国道を指定させたのが、新潟県のあの政治家です。

まだ6時前ですが朝ごはんを食べてしまいます。朝ごはんは佐渡汽船のカレーライス。カレーの海の中に佐渡島の形をしたご飯が浮いています。今風に言えばインスタ映えするカレーでしょうか。あまり辛くもなく美味しくいただきました。

朝食をとってから甲板に出てみると乗船客のかっぱえびせんを目当てにウミネコが船の周りを飛び交っています。そして人に慣れているのか手すりに止まっているものもおります。すぐそばに止まったウミネコくんを。

出港前のフェリーの横を通る船は浚渫船の白山。信濃川河口に位置する新潟港は、信濃川が運んでくる土砂が常に堆積するので24時間体制で浚渫をしています。ブラタモリ新潟編でも紹介された船です。

6時にフェリーは新潟港を出港。出航の様子を甲板デッキから眺めます。岸壁に繋がれた船首と船尾のロープを外して少し前進をすると、船尾のロープが再び岸壁に繋がれてバウスラスターでゆっくりを向きを変えてゆきます。向きが変わってゆくと船尾のロープが外されて船は回転しながらゆっくりと動き始めました。そして港口に船首が向き、佐渡へ向けての航海が始まります。

次第に離れてゆく新潟の街並み。信濃川は大雨の影響で濁っていますが、スクリューでかき混ぜられた所の色が分かっているのが面白いです。出航風景を見た後は船室へ戻り、自分の場所でしばし寝ることにします。穏やかな日本海を船は滑るように航行してゆき、ほとんど揺れもないので気持ちよく寝ることができます。

1時間半ほど気持ちよく寝てふと窓の外を見るとすでに佐渡の近くまで船は来ていました。そこで起きて甲板デッキへと出て近づいてくる佐渡の景色を見ます。海の青と空の青に挟まれた緑の島影。いよいよ佐渡にやって来たと思いを新たにしました。

前方には両津港のある国仲平野の姿が。大佐渡山地と小佐渡山地に囲まれた平野がよくわかる景色です。

こちらでもウミネコくんの歓迎を受けます。次第に近づいてくる佐渡の景色を見ていると間もなく両津港に入港のアナウンス。一度自分の席に戻って荷物をまとめて車両甲板へと降ります。車に戻って入港を待ちますが暑いのでエンジンをかけてクーラーをかけて待機。0830定刻に両津港に接岸したらしく、しばらくすると船首の扉が開いて下船となります。船から出るといよいよ佐渡の旅が始まります。


新潟佐渡の旅〜2

2018-07-18 19:54:58 | 旅行

鼠ヶ関駅から5分ほど歩くと山形県と新潟県の県境に着きます。

何の変哲もない住宅地の旧国道7号線の道にそれはあります。県境を示す石碑と、道路に書かれた県境の線。線は消えかかっていますが、ここが県境であることを示しています。かつては新潟県と山形県の文字が道路に書かれていたようですが、消えてしまっています。そして県境であるということは、


マンホールも県境を境に変わっています。こちらは山形県鶴岡市側。平成の大合併前の温海町のご当地マンホールです。

新潟県村上市側です。こちらも平成の大合併以前の山北町のマンホールです。

県境からすぐそばには古代の関所である念珠関のあった場所があります。この鼠ケ関地区は義経伝説の残る場所で京から奥州平泉へ逃れる義経・弁慶一行が上陸した土地と言われています。

その古代関所跡の前には羽越本線の線路が通っています。踏切の音がしたので待っていると特急いなほ号が通過してゆきました。駅まで戻って車の中でお昼ご飯を食べてから出発。道の駅あつみまで行ってから新潟へ戻ります。帰りは国道7号線を通り、朝日まほろばインターから日本海東北自動車道に入り一路新潟へ。新潟中央インターで高速を降りて、標識を見ながら新潟駅へ。新潟駅南口のCoCoLo新潟の駐車場に車を止めて本日のお宿のホテルメッツ新潟にチェックインします。
しばらく休憩してから夕食を買いに行きがてら萬代橋まで行ってみます。夕方になっているのですが、まだまだ暑くなるべく日陰を歩きます。

流作場五差路付近の歩道にはかつての萬代橋を再現したコーナーがありました。かつては信濃川の川幅がここまであったようで、萬代橋もかなり長かったと想像されます。


そしてこちらが現在の萬代橋。御影石を貼り付けた6連アーチの鉄筋コンクリート造りの橋で、新潟を象徴する橋ともなっています。

そのデザインは新潟市のご当地マンホールにも。そんな萬代橋を眺めてしばらくあたりを散策します。萬代橋周辺を歩いてから万代シティのラブラ万代でお買い物。本屋さんで佐渡の本と帰りの新幹線で読む本を買い、暑さに備えてユニクロでポロシャツを買っておきます。新潟駅への帰りはさすがに暑いので、バスに乗って戻ります。新潟のバスでもSuicaが使えるので、タッチしてバスに乗ります。
新潟駅へ戻ってから駅ビルの中で夕ご飯を買ってホテルへ戻ります。明日はいよいよ佐渡へ渡るのですが、翌日は4時ごろにチェックアウトをしなければならないので、買ってきた佐渡の本を見るのもそこそこに、早々に寝ることにしました。