JR東日本から9月29日に東北・上越・山形新幹線のダイヤ改正の発表がありました。改正点は以下の通りです。
・山形新幹線つばさ全列車の速度向上
現在Maxやまびこ・つばさで運転されている列車を、やまびこ・つばさとし、新幹線区間で275km/h運転を行い、東京ー山形間で2～3分の到達時間の短縮を行います。これは現在E4系+E3系で運転している列車の最高速度が240km/hですが、このカップリングをE2系+E3系に変えることで速度向上をはかることができるようになります。
・E5系はやて増加
E5系はやぶさ型車両増備に伴い、E2系で運転されているはやて号4往復をE5系での運転に切り替えます。これにより東北新幹線ではE5系使用列車が20往復となり、乗車チャンスが広がります。
・上越新幹線輸送力増強
E1系12両編成で運転されているMaxとき、Maxたにがわ計6往復をE4系16両編成に置き換え、輸送力増強をはかります。これにより1994年から運転されてきたE1系Maxは引退となります。
これらの情報を総合すると
E5系をはやてに投入
→浮いたE2系でE4系Maxやまびこを置き換え、やまびこ・つばさとし、つばさの速度向上で到達時間短縮
→ E4系を東北新幹線から上越新幹線に転籍
→E1系MaxをE4系Maxに置き換え、編成両数を増加させる
→E1系Maxを廃車
という流れが見えてきます。
とにもかくにも新幹線通勤時代を支えてきたオール2階建て新幹線電車にいよいよ終点のときが近づいてきているようです。今後もE5系は東北新幹線に増備予定なので、玉突きでE2系が上越新幹線に転属する可能性があるので、E4系も淘汰の対象となるでしょう。