お会いしたかった人に、会うことができました。
その人は、村瀬幸浩先生。
性教育に関しては、「レジェンド」(坂爪慎吾氏)と呼ばれる人です。
お会いしたかったのには大きく2つの理由があります。
一つは、村瀬先生の性教育に関する著書を読ませていただき、勉強を積み重ねてきた一人だからです。
様々なせめぎ合いの中でも「幸せになるため」の性のあり方を提起し続けてきたことから学ぶことは本当に大きなものがあります。
特筆すべきは、村瀬先生が男子の性教育について深い考察をされていることではないでしょうか。
『男子の性教育 柔らかな関係づくりのために』(大修館書店)はその一つですが、男性がいかに性教育を受けていないのか、不安と孤独の中であるのか、どうすれば豊かな性について学ぶことができるのかについて記されています。
NPO法人ピルコン代表の染矢明日香さん著『マンガでわかる オトコの子の「性」──思春期男子へ13のレッスン』(合同出版)も、村瀬先生か監修しています。
今年3月の都議会文教委員会で、自民党の古賀議員が性教育について不当な教育介入を行って以来、改めて都議団のメンバーとともに様々な視点から学んできました。その際にも、村瀬先生の著作は一つの導きの糸であったことは間違いありません。
もう一つは、私の母の恩師であるということです。母は、村瀬先生が高校の保健体育の教師として務めていた頃の教え子の一人です。
実は、お会いしたその日も、学習会終了後に私の方から声をかけに行こうと思っていたら、すでに村瀬先生の方から私を見つけ声をかけてくださいました。
この日の学習会で村瀬先生が話していた言葉を最後に紹介します。
第一線から身をを引いて、自分が何を話すのか。戦後70年が過ぎ、戦争体験を語る人が減ってきているのと同じように、その時代に何があったのか、実感を込めて語ることが役割ではないかと思ってここにきた。「性教育バッシング」が行われた時に、何があったのかを文字ではなく言葉で語る。残していくことが必要。体験をもとに話すことができのではないかと。
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