4日間、長野の山奥に子どもたちとキャンプへ。
帰ってきたらブラック企業問題が、大変なことになってきたというニュースを見て、世の中の動きの早さを感じています。
一つは、「厚労省 ブラック企業 4000社調査へ」。日本共産党国会議員団ブラック企業・雇用問題対策チームが発足した直後のことで、まさに日本共産党の躍進を実感できるひとつ。
内容も、「集中的な監督指導を実施」して「離職率が高い企業約100社をはじめ、過重労働や法違反の疑いがある約4000社を対象に9月の1カ月間に立ち入り調査」するというもの。
きっちり調査をさせて、ブラック企業根絶に向けたルールを政治の力でつくっていく──ここからが、日本共産党の力の発揮しどころです。
今週の「しんぶん赤旗」日曜版で、山下よしき書記局長代行が対策のポイントとして、▼2つの緊急措置(①政府として離職率調査。離職率の高い企業の公表。②採用募集の情報に離職率の明示を義務づけ)、▼長時間労働などの法的規制、▼労働者派遣法の抜本改正など──をあげ、さらに「効果的に法案として提案する」としています。規制緩和を見直して、総合対策を講じることが必要です。
もう一つは、ブラック企業対大賞にワタミが輝いたこと。
ブラック企業大賞のHPによると、
1.ワタミフードサービス株式会社
居酒屋チェーンや介護事業を全国展開している同社では、2008 年6 月に正社員だった森美菜さん(当時26 歳)が、厚生労働省が定める過労死ライン(月80 時間の残業)をはるかに上回る月141 時間の残業を強いられ、わずか入社2 カ月で精神疾患と過労自殺に追い込まれた。昨年2 月に労災認定されたあとも、同社は責任を認めることなく、創業者である渡辺美樹会長は遺族からの求めに応じず、いまだに面談も謝罪も拒否している。 亡くなった森美菜さんは連続7 日間の深夜労働、午後3 時から午前3 時半の閉店まで12 時間働かされた。閉店後も遠く離れた社宅には始発電車まで帰ることもできず、休憩室のない店舗で待つしかなかった。ほかにも休憩時間が取れない、休日出勤、強制的なボランティア活動、早朝研修、給料から天引きで買わされた渡辺会長らの著書の感想文提出などで疲労は蓄積した。残業に関する労使協定(36 協定)も店長が指名したアルバイトに署名させるという違法行為が労働基準監督署から是正指導を受けた。
遺族と支援する労働組合は、森美菜さんの労働実態と原因の解明のために経営者ら責任ある立場の人との面談を同社に求め続けているが、同社は顧問弁護士のみとの面談を除いて応じる姿勢を見せていない。逆に同社は昨年11 月、遺族を相手取って同社が支払うべき損害賠償金の確定を趣旨とした民事調停を申し立てた。
報道によると、同社が全社員に配布している「理念集」という冊子には「365 日24 時間死ぬまで働け」と書かれているという(『週刊文春』2013 年6 月13 日号)。
とワタミについての記述があります。
そのほかの賞に輝いた企業の内容を見ても、これを根絶させるためのルールが必要です。
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┏┓池川友一|日本共産党町田市議会議員
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