本日は、町田市消防団の出初式に参加をさせていただきました。
東日本大震災は、私たちに大きな問いを投げかけました。そして、防災に多くの関心が寄せられ、行政の仕事の中でも最も注目される分野となっています。多くの方が、これまで現実には意識をしなかったことなのでしょう。私自身も、率直に言えば地震によって何が問題になり、何をすべきなのかを深く理解していたとは言えない状況にありました。だからこそ、いま何が必要なのかを議論し、具体的な政策の中に落とし込んでいくことが必要です。
これまでも、地震が起こった後の救急対応をはじめ、防災無線など広報の問題、避難所開設・運営の問題、災害弱者の問題などについて、対応を求めてきました。市役所の仕事においても、事業継続計画「地震編」が公表されました。
同時に、地震による災害を未然に防ぐ対策──予防対策にもっと力を入れることが必要だということも強調したいと思います。
「地震は自然現象であるが、地震による災害の多くは人災であるといえる。したがつて、人間の英知と技術と努力により、地震による災害を未然に防止し、被害を最少限にくいとめることができるはずである」（東京都震災予防条例の前文）。
私は、いまこそこの立場に立つべきであると思います。火災が起こった際にも不燃化がすすんでいる地域であれば、大規模化することは防ぐことができます。
きょうの出初式の演技は、見事なものでした。ですが、今年が穏やかな年となり、消防団が活躍をしなくていい一年になってほしいと願わずにはいられません。
┏┓池川友一（日本共産党町田市議会議員）
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