今日は「京都・五山の送り火(大文字)」の後日談、というか「大文字の消し炭」についてお話しましょう。
京都に住んでいても知らない方が多いのが、この「大文字の消し炭」です。
これは「火床」で燃えた「護摩木」の「消し炭」ですが、古くからお守りとして重宝されるものです。
正式には、写真上の状態の「消し炭」を半紙で包み、紅白の水引きで縛り、玄関の軒先などに吊るしておくと御利益があるとされます。
が、現在の住まいは「吊るす場所がない家屋も多い」ということで、私の場合、多少、アレンジしております。
それが、写真下の状態です。
こうすれば、玄関などにも飾りやすく、炭の粉で周りが汚れる心配もありません。
これを、日々、お世話になっている方々にお分けして、(今年の)私の大文字は終了となります。
毎年、これをお渡ししている人の中には、楽しみに待っていて下さる方もあり、当日の現場での御勤めと共に、これを作ってお渡しするのも、私の楽しみとなっています!