No.1テニス上達道場日記

テニスを通して感じたこと、学んだことなどを書いていきます。全然関係ないことも書くかも・・・

真に立つということ

2005年08月17日 | Weblog
松井浩さんの「打撃の神髄 榎本喜八伝」という本を読んでいます。
僕はこの榎本という野球選手を知らなかったのですが、
王、長嶋などに並ぶ昔の大選手でした。

彼は合気道の稽古を野球に取り入れて成功した選手で、
藤平光一先生を師事していたようです。
ちなみにこの先生は王選手に一本足打法を教えたことで有名です。

榎本選手もまず「立つ」ということから練習させられます。
脱力し重心を丹田に置かないと、押されたりするとすぐに倒れてしまいます。
倒れないようにするために力んでしまうのもまたNG。
真に立つということは、ガチガチに固まるのではなく、
ユラユラとゆらいでいるということなのだそうです。
そしてこの状態というのは、すぐに動き出すことも可能にします。

この本には他にもテニスに役立つこともたくさんあり、
結構おもしろいろいので、マニアのみなさんは是非読んでみて下さいね。
それではおやすみなさい。

自分の現実を直視する勇気を持つ

2005年08月15日 | Weblog
最近また自分のビデオをよく見てます。
こう書くと、ナルシストだと思われがちですが、
実際は全く逆で、自分のビデオを見るのは結構痛いものです。
だって、自分の頭の中の理想とは全然違う動きをしているんですから。
でもやっぱり勉強になるんです。
イメージと現実をつなげて行くためにはやっぱり必須ですね。

ビデオをうまく活用するポイントは、
誰か理想となる人と自分の映像を比べることだと思います。
自分の打ってるのをずっと見てるだけだと、
何が悪いのかがわかりづらい。

それから誰かと一緒に見るというのも良いですね。
自分とは全く違う視点で見てたりしますから、
言われて初めて気付くことも結構あったりします。
自分の心の余裕がないときは、人から指摘されると嫌な気分になるんですけどね。(笑)

わけもわからず、ただやみくもにボールを打っても上達はしません。
痛いかも知れませんが現実を直視し、
目指す方向性をはっきりさせて練習していきましょうね。

それでは

PS 誰かと写ってる写真をもらっても、
  ほとんど自分の写りしかチェックしていない、
  そんな自分が悲しく、愛おしい。  

サービスダッシュの謎がひとつ解けました

2005年08月13日 | Weblog
今日の道場では元インカレチャンピオンの山下大介君が来てくれました。
やはり彼のサーブ&ボレーは絶品ですね。
力感もなく滑らかにダッシュし、
普通の人よりやたらと前でファーストボレーしてしまいます。
前でボレーできるということは、それだけ決めれる確率が上がるわけですから、
相手にとってはとても脅威です。

今まで彼のプレーを見ても、ただ「すごいなー」と思うだけで、
動きが速過ぎて、何が起こっているのか良くわからなかったのですが、
今日は直接話を聞きながら、目の前で何度もダッシュの動作をして見せてくれたので、
かなり謎が解けました。

知っても体現できないことも確かにありますが、
今日のダッシュの知識は、知らなかっただけで、
練習すればある程度体現できることだと思います。
今日参加した方はラッキーでしたね。

それではまたがんばっていきましょう。

PS お金を稼ぎながら自分が勉強できるという、この美しきビジネスモデル。

他のスポーツに学ぶ

2005年08月13日 | Weblog
今日もワールドウィングに行ってきました。
そこでたまたま鳥取の合宿中に知り合った
アメフトの社会人選手と会ったので、
「どうですか、最近?」って話かけると、
「まだまだですけど、結構いい感じですよ。」って
彼が習得したいろいろな動きを説明してくれました。

彼の動きを見ていると、一般テニス選手(僕?!)の動きって無駄が多くて遅いんですよね。
愕然!
テニス界で当たり前とされてることって何なんだろう?
って思ってしまいました。
またいろいろ試してレッスンにも反映させていきますね。

それでは楽しい夏休みをお過ごしください。

達人の身体

2005年08月11日 | Weblog
高岡英夫さんのビデオ、「武術系 動的脱力法入門 手腕編」が届きました。
ユルんでいる人は、どういう動きをするのか見てみたくて注文しました。
またまたすごく勉強になりましたよ。
本で読むだけでなく、目で見ると理解度が何倍も違います。

達人の身体というのは、本当にユルんでいて、
神経も行き届いているものなのですね。
骨の一本一本まで。
こう言ったトレーニングを抜きにして、
いくらボールをたくさん打っても上達するわけないなと改めて思いました。

達人への道は本当に長い道のりですが、
一歩でも近づけるようにがんばっていきましょうね。

それでは。

PS このビデオを電話で注文したとき、担当のオバサンが
  「これ値段高いけど、いいの?」
  と何でこんなビデオ買うの?みたいな対応をしてました。
  確かにマニアしか買わないでしょうね。(笑)

場の力を借りる

2005年08月10日 | Weblog
鳥取のワールドウィングから帰って来て以来、
週に4,5回は町田に通っています。
さすがにこれぐらい通うと身体がどんどん変わっていくのがわかって
とてもうれしいです。
まだ試合ではそれほど生かせてないのですが・・・

とは言え、町田までは片道で1時間弱かかり通うのが大変です。
家でできる種目も多少あるので、トレーニングベンチなどを買って、
通う回数を減らそうと思ったけど、家ではどうもやる気にならない・・・
やったとしても、ワールドウィングで行っているのと
同じ種目数、そして同じセット数をやろうとすると
よっぽど固い意志が必要です。
今更ですけど、僕は意思の強いほうではないみたい・・・
やっぱり僕の場合はちゃんとその場所に行って、
トレーニングを行うほうが良いみたいです。

おそらく意志の強い人って、そんなに多くないものかもしれません。
そんな人は”場”の力を借りれば良いと思います。
同じような意識を持った人たちが集まってたり、
指導してくれる人がいる場所にいくと、自然にやる気が出るものです。
自分が弱いと自覚してる人は、是非”場”の力を借りることも考えてみてくださいね。
多少お金がかかったって、自分ひとりで全てやるのと比べると、
進歩のスピードが何倍も違ってくると思います。

それではまた明日。

PS トレーニングベンチはもう引き払いました・・・

毒には毒を

2005年08月09日 | Weblog
試合が怖くなることはありませんか?
すごく楽しみだけども、同時にすごく怖い。
そのときの精神状態にすごく左右されますが、
僕は逃げ出したくなることもあります。
特に団体戦などの場合、周りから勝利を期待されますから余計に。

この前読んだ、安田隆氏の「波動干渉と波動共鳴」には、
そんなときの対処方法がいろいろと紹介されていました。
とてもおもしろい本だったので、
安田先生のメンタルワークも受けてきました。

そこで教えてもらったのが、「毒には毒を」作戦。
説明しきれないので、やり方を詳しくは書きませんが、
簡単に言うと予防注射みたいなものです。
自分が怖れている言葉を自分にたくさん浴びせて慣れてしまうというような。
普通のメンタルトレーニングは自分の最高の状態をイメージしますから、
全くその逆をやるんですね。
(これはひとつの手法であって、これだけが有効というわけではないです。)

それからもうひとつすごくおもしろい点は、
自分が怖れを身体のどこで感じているかを知るところです。
例えば、ビビってるときは胸が苦しいと感じるとか。
このトレーニングでは、その身体の部分に向かって、
怖れを感じる言葉を浴びせていきます。

不思議なんですが、このワークを続けていくと、
自分が怖れていた言葉があまり気にならなくなるし、
身体に感じていた違和感もなくなってくるんですね。

興味のある人は是非本を読んでみてください。
自分が持てる才能を引き出せるようにがんばりましょうね。

それでは

PS 自分で自分をののしり、喜ぶ姿は、まさに変態。

負けることは不幸じゃない

2005年08月08日 | Weblog
おはようございます。
昨日は先週の続きで横浜市民大会の団体戦に出て優勝しました。
しかも準決勝では別チームで出場していた弟とも対戦。
シングルス2本、ダブルス3本で合計5本で争うのですが、
その対戦は2-2で勝負のかかった最後のダブルスでした。
スコアは6-4でしたが、4-4までもつれていたので、
どっちに転んでもおかしくない試合でした。

勝負の世界は残酷ですよね。
必ず勝者と敗者ができてしまいます。
自分が勝つということは、誰かが負けるということ。
もし負けるということが不幸であれば、
誰かを不幸にするためにがんばっていることになります。
こう考えると恐ろしく醜い世界ですよね。

だから必要以上に勝敗を大げさに考えなくて良いと思います。
テニスなんて所詮ゲーム。
このゲームに参加する人がみんな楽しむものです。
勝てば喜べば良いし、負ければ悔しがれば良し。
その悔しさもまたゲームの楽しさなんですね。

これからもテニスを楽しんでいきましょう。
それでは

PS 弟が試合中終始ユルもうとしている姿を見て、
  僕もユルむことを思い出させてもらうことができました。(笑)
  弟よ、相手にバレない”隠れユル体操”の開発を急ぐべし!

全て好奇心の目で見れば

2005年08月06日 | Weblog
コメントを見てるといろんな人がいておもしろいですね。
タカサキ氏の「いっぱいいっぱいになったことがない」っていうのも
本当におもしろいし、尊敬さえしてしまいます。
根拠はありませんが、このブログの読者のおそらく8割か9割ぐらいの人は、
ちょっとうまく行かないと、「テニスやめようかな」と思う人なんじゃないかな(笑)

彼は確かにレッスン中を見てても、
うまく行くときはオーバーに喜んでるし、
うまく行かないときでも、落ち込むんじゃなくて
何故うまくいかないのかを好奇心を持って探ってる感じなんですね。
悲壮感はなんて全然なくて楽しそうに。

人それぞれで良いと思いますが、学ぶべきところはありますよね。
いつも楽しくできるように工夫していきましょう。

それでは楽しい週末を!

PS うまく行ったときはオーバーぐらいに喜んでくれた方がコーチとしてはうれしいし、
  まわりの人まで巻き込んで調子を良くさせるパワーになります。
  なので大げさに喜んでくださいね。
  僕の顔以上に大げさに。

いっぱいいっぱいにならないために

2005年08月04日 | Weblog
「こんなに一生懸命やってるのに全然うまくならない・・・」
と思うことはありませんか?
「自分ほどがんばってる人っていないのに・・・」
と思うことありませんか?

一生懸命にやっていると人ほど、こういうことを思いがちですが、
自分に押し付けがましくならないというか、
見返りを求めすぎないことも大切だと思います。
見返りを求めない母親の愛が一番美しいように。
押し付けがましい気持ちでプレーしてるときって、
なんか悲哀&悲壮なオーラが漂ってるんですね。
そしてそれは美しくない。

とは言え、見返りを求めないなんて、そんな悟った人間はなかなかいません。
だからうまくプレーできず、ちょっと悲しくなってきたときには、
そんな自分に気付いてあげて、手を抜きましょう。
またやりたくなったらがんばれば良いんじゃないかなと思います。

上達のコツは長く続けること。
いっぱいいっぱいになって勝手に自滅しないようにしましょうね。

それではまた

PS あなたからのLOVELYな見返りを待ってます。