四季おりおり

自然散策そして音楽のことなど・・・ 
2010年秋より里山・谷戸歩きで見た風景や蝶・花の紹介が増えてきました。

コツバメ・ミヤマセセリ初見

2016-04-02 13:17:00 | 南多摩
3月22日 コツバメを初見。

3月31日

草地に行き少し待つとコツバメが登場し、テリ張りを始めました。


コツバメ 11:03


同一個体 


同一個体

さらに小さいコツバメが来て並ぶシーンもありましたが、撮りそこなう。


コツバメの幻光

低い位置の杉枝先に止まるコツバメを3枚撮影。そのうちの1枚の前翅の縁毛に、青色の幻光が少し見られました。

今まで食草のアセビ近くでコツバメ撮影が果せないでいましたが、アセビ周辺で待機していると、1頭現れ、葉の上で止まりました。


コツバメ 12:07撮影

行動がゆっくり、前翅先端に丸みがあることから、♀ではないかと思います。しばらくして、近くで♂同士によると思われる小競り合いが見られました。

テングチョウもやってきました。


テングチョウ

そのテングチョウですが、ちょうど産卵の時期を迎えたようで、エノキの高所で枝先にまとわるように舞っていました。隣のエノキでは、枝が3m位の低い位置に張り出し、1頭の好みの高さだったようで、産卵行動を繰り返していました。
以下、すべて同一個体です。


テングチョウ♀ 産卵行動



この個体は、枝の伸びる方向と逆向きに新芽の上付近に止まっています。


テングチョウ♀

途中、下の地面に降りて小休止。さらに観察を続ける。





いったん飛び立ち、別の枝に止まると、少し歩いて枝の先端の新芽を確認、
そこで向きを逆転し、頭を枝先と反対の向きになり、新芽に腹端を接触させていました。別の個体でも同じようにして産卵行動するのか、確認したいところです。

ようやくミヤマセセリを初見。いきなり♀を目撃したところを見ると、♂は1週間以上前に出現していたのでは。


ミヤマセセリ♀


ミヤマセセリ♂

しばらくして♂も撮影できました。



タチツボスミレ

林内の小径の脇に、一際大きいタチツボスミレが咲いていました。適度な日照と林床の栄養のなせる業でしょうか。
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