猛暑日予想の6月30日午前中、近くの森の蝶の様子を見に行きました。tef_teffさんによると、朝の気温が32℃に達すると、ゼフィルス類が林床に下りてくるとのこと。到着時にすでに33℃になっていました。
歩き始めてすぐにウラナミアカシジミが次々に見つかり、1時間15分の間にウラナミアカシジミ12頭、ミズイロオナガシジミ が5頭、林床の葉の上で静止していました。
ウラナミアカシジミ
ミズイオロオナガシジミ
この森では平地性ゼフィルス6種のうちアカシジミ、ウラナミアカシジミ、ミズイロオナガシジミ、ウラゴマダラシジミの4種が生息しています。今年は出現時期の遅い2種ウラナミアカシジミとミズイロオナガシジミがまだ残存している6月下旬に猛暑日が訪れ、林床に下りた個体をたくさん観察できた珍しい年になりそうです。
トラフシジミ
帰る直前、この森では初めてトラフシジミが見つかり、暑い中出かけた甲斐がありました。ゼフィルス類は近づくと奥の方へ飛んでいきましたが、トラフシジミは高い位置へと飛び去りました。
この森では6月24日にアキノタムラソウが1輪咲いていましたが、6月30日には至る所で開花しており、スジグロシロチョウが訪れる姿も見られました。
スジグロシロチョウ
ヤマユリは蕾の状態、ヤマホトトギスは1輪さいていました。
6月30日の最高気温は、35.2℃(近隣のアメダス海老名)でした。