四季おりおり

自然散策そして音楽のことなど・・・ 
2010年秋より里山・谷戸歩きで見た風景や蝶・花の紹介が増えてきました。

晩秋の蝶と花

2007-11-05 13:41:00 | 
11月4日、相模原公園を散策しました。ブルーサルビアやメキシカンブッシュセージには、ヤマトシジミやキチョウが吸蜜。温室近くの花壇では、ヒメアカタテハ、キタテハ、ツマグロヒョウモン、ヤマトシジミ、ベニシジミ、ウラナミシジミ、モンシロチョウ、モンキチョウが舞う。
<モンキチョウ>
メガネをかけた小学2年生くらいの賢そうな男の子が、花に止まっている白い蝶を見て、
「あれはモンキチョウかもしれない、お父さん捕って!」
といいました。モンキチョウの雄♂は黄色ですが、雌♀は黄色型と白色型の色彩2型があることが知られています。お父さんが捕虫網で捕まえると
「やっぱりそうだ、モンキチョウだ。モンシロチョウじゃない。モンキチョウは翅の縁が赤いから区別できる」
と嬉しそうに語りました。
「好きこそものの上手なれ」といいますが、興味を持つことにはっめっぽう詳しくなる昆虫少年が今の世の中にもいることを知り、内心ほほえましく思いました。
モンキチョウの黄色(雄♂)と白(雌♀)が空中でお互いの周りをひらひらと回転しながら戯れる様は何度見ても楽しそうでいいものです。
<ウラギンシジミ>
先日初めて見たウラギンシジミを相模原公園で2度見かける。この蝶は、速いスピードで落ちるように照葉樹の上に止まります。枯れた木の葉が斜めに落下するように見えます。一度、この飛び方の特徴を覚えると、目に付くようになりました。昨日も2匹とも褐色地に白模様の雌でした。
今朝、朝日の当たるツバキの葉に、何かが止まったので見ると、褐色地に朱色模様のウラギンシジミの雄でした。
<近所で咲く花>


ランタナ

花が咲くと初め薄い燈黄色で、時間と共に段々と燈色、朱色、赤紫へと変化していくのでさまざまな色を束ねたようになるようです。


アブチロン

アブチロンは、ブラジル原産のアオイ科植物。アブチロンとは、家畜の下痢止めに効果があるという意味だそうです。


マルバルコウ

マルバルコウは熱帯アメリカ原産のヒルガオ科植物で、嘉永年間から栽培され、本州中部以南に帰化しているそうですが、今まで気が付きませんでした。
下の2つの花の名前はえむりさんに教えていただきました。
ぽかぽかと日の当たる植え込みの前に座っていると、ヤマトシジミが多数乱舞しています。しかも、その辺で一番暖かな場所を選んで。残りわずかな晩秋の日の光を思い切り浴びようと集まっている様子です。
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