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四季おりおり

自然散策そして音楽のことなど・・・ 
2010年秋より里山・谷戸歩きで見た風景や蝶・花の紹介が増えてきました。

日向薬師の彼岸花

2013-10-02 20:44:00 | 丹沢周辺
9月29日、日向薬師の彼岸花の里を歩きました。


谷戸田の稲刈り作業

多くの市民が力を合わせて稲刈り作業が行なわれていました。
伊勢原市では、荒廃する谷戸田を整備・復元するために、市民が農業体験する制度を設けています(谷戸田オーナー制度)。


高さ5mのかかし

田んぼの中央には、大河ドラマ「八重の桜」ヒロイン・新島八重が戊辰戦争でスペンサー銃を構えるポーズの高さ5mのかかしが立っていました。


彼岸花

彼岸花が斜面に咲き、訪れた人たちの眼を楽しませてくれました。


田園風景

30年程前に住んでいたことがあり、伊勢原はとても懐かしいところです。

<スジグロシロチョウの求愛行動>

コマツナとスジグロシロチョウ

コマツナ畑でスジグロシロチョウ♀が産卵行動を取っていました。そこに♂が現れ、難?を逃れようと♀は葉裏に逃げ込み翅を閉じました。♂は、葉の外で羽ばたきを続けて求愛しています(写真)。その後、♂が♀の場所まで入ってきたので、♀はさらに葉と地面の間に潜り込みましたが、♂は諦めずその後を追って潜り込んでいました。

ダイコン畑でも別の♀が産卵行動中でしたが、そこにも♂が現れ、求愛飛翔となりました。♀は高い樹木の枝葉の中に逃げ込む。それを追う♂は♀を見失い、さらに樹冠の方へと舞い上がって探し求めていました。♀は樹木の葉の中をかい潜り、地面付近に姿を現していました。

スジグロシロチョウの♂の求愛行動は執拗で、♀が迷惑している様子でした。

伊勢原の里山へ(2)

2011-12-04 20:12:00 | 丹沢周辺
.......「伊勢原の里山へ」の続きです.........

総合運動公園に向かう坂道を上って行きます。



左には、間近に大山が均整の取れた山容を見せています。



斜面には、オオバクサフジと思われる花が南斜面に何株か咲いていました。
オオバクサフジ(大葉草藤) マメ科
林縁や野原に生える蔓性の多年草。小葉は互生し、4~10枚。花期は、8~10月
クサフジの仲間には、クサフジ、オオバクサフジ、エビラフジなど何種類もありますが、小葉の形、枚数、生息地の特徴から、オオバクサフジとしました。



暖かな陽だまりでは、空色の鱗粉を発達させたヤマトシジミ♀がコセンダングサの花を次々に訪花していました。低温型と思われます。もっと濃い青や紫がかった色合いの「青雌」にもお目にかかりたいものです。



総合運動公園で昼食にし、その上の見晴らし台へ。大山と麓の山全体が黄葉して褐色に見えます。



帰り道で立寄った龍散寺で咲くサザンカ。



各種のカエデがちょうど紅葉の見頃でした。



畑を縁どるように咲く菊の花。この季節、日が西に傾くのが早いな、と感じながら東海大学病院バス停へ向いました。

伊勢原の里山へ

2011-11-29 19:19:00 | 丹沢周辺
1年ぶりに伊勢原の里山を散策しました(11月25日)。伊勢原駅からひたすら大山の方向へ歩いて行きます。伊勢原は、新婚時代に住んだ懐かしい町です。



街中を通り過ぎ、左右に農家や柿畑を見ながら細い路地を通り抜け、耕雲寺へ。



「一年振りでまた立ち寄らせていただきました」と挨拶し、庭を回らせていただきました。



お寺の住職の方がお好きなのか、たぬきの石像があちこちに置かれています。一つの石像の回りに、明るい草色の葉の植物が一面に広がっているのでお聞きすると、ユリズイセンといい、お願いして分けていただくことになりました。「球根植物で、上手に育てれば自然に増えるわよ」とのこと、早速帰って庭に植えました。



渋田川沿いに上流に向かう農道です。収穫後の柿畑も収穫前の柿畑もありました。



畑の手前の草地で、ウラナミシジミ♀がコセンダングサの花から花へと舞いながら吸蜜していました。翅の表の基部に水色の鱗粉がきれいに輝いていました。翅を浅い角度で撮ると水色が目立ちます。



東名高速を越えて直ぐに広がる畑の風景。後方は大山の稜線です。



ヒメアカタテハが飛んでいるので眼で追うと、庭先の皇帝ダリアの花の外側に止まりました。ヒメアカタテハ君は、吸蜜の対象としてではなく、単に休息場所として選んだように見えますね。

........☆...☆...........☆................

ムラサキツバメの日向ぼっこ姿を初めて目撃したのはちょうど1年前。途中の熊野神社の参道ででした。そこで、今年も寄ってみましたが、出逢えませんでした。相模原公園でも今年はまだ会えずじまいです。台風15号で打撃を受けた可能性もあるのではないかと思います(続く)。

<追記2011.12.04>



ユリズイセンと教わった草叢に、1輪だけ咲き終わりの花が残っていました。アルストロメリア(ユリズイセンとも呼ばれる)の花に似ているように見えます。来年、花が咲いたら品種を絞り込みたいと思います。


日向渓谷の蝶

2011-05-11 16:02:00 | 丹沢周辺
5月9日 薄曇り

久しぶりに日向渓谷を訪れました。
川の北側の南斜面にはオオムラサキツツジや白のツツジが並んで咲き、そこにカラスアゲハが常に5頭ほど吸蜜したり2頭で絡むように飛翔したりしていました。

カラスアゲハ春型♂




どちらも飛び立つところです。

カラスアゲハ春型♀




オナガアゲハ(↓)も1頭混ざっていました。この個体は後翅前縁に白紋があったことから雄です。



川の南側を歩いていたら、モンキアゲハ(↓)が川を越えて悠然と飛んで行くのを見付けました。雄大で白い紋が美しく好きな蝶の一つ。早足で追いかけると、ツツジのところにいる他の蝶たちに合流しました。



あまり吸蜜行動せずにツツジの向こう側に下りて休息したので接近して撮影。赤色弦月紋が鮮やかなので雌ではないかと思います。翅を広げて白い紋を見せた写真が撮れなくて残念です。



川の南側にヤマツツジが咲いており、カラスアゲハが何度も近くを飛翔するのを見たので、吸蜜するところを待ち構えて撮りました。



ヒメウラナミジャノメ♀。後翅の眼状紋は普通2個で5,6個のものもあるそうですが、この個体は4個です。



ニホンカワトンボ♀。縁紋が白いことから雌だと分かります。

昼食を挟んで1時間半近くいる間、アゲハチョウたちは夢中で吸蜜活動を繰り返していました。春型が羽化し数が多い時期に当たったのではないかと思います。図鑑には「カラスアゲハはツツジを好む」とあり、絶好の撮影機会になりました。
また季節を変えて来れば違う蝶たちとの出会いがありそうです。




くずはの家の新緑

2011-04-23 20:26:00 | 丹沢周辺
秦野市の「くずはの家」は、神奈川県のナショナル・トラスト緑地第1号として1987年に指定された「葛葉緑地」の中心にあります。ここは、クヌギやコナラなどの広葉樹林が葛葉川に沿って帯状に残され保全されています。

新緑がとてもきれいでした(4月20日)。



くずはの家付近の風景 



くずはの吊り橋から葛葉川と新緑を見下ろす



けやきの道のクマシデの若葉



金毘羅宮近くから葛葉川の下流方面を見る



斜面の上から見たどんぐり広場。4月22日掲載のカラスの行水はここで観察しました。



どんぐり広場の若葉の中でキタキチョウが花を求めて緩やかに舞っていました。これは越冬個体で、翅が少し傷んでいます。



クヌギの花穂



コナラの花穂