これまで糸通しの必要性を感じていなかった私だが、日本刺繍を始めてから、糸通しが必需品になってしまった。
で、糸通しについている顔って、なぜかベートーベンだと思い込んでいた私。
よく見ると…
ぜんぜんベートーベンじゃないじゃーん!
そりゃそうだ、ベートーベンと針仕事って、なんの接点もないわな。
手持ちの手芸用品の中に埋もれていた糸通しと、
海外のホテルに泊まった時に、アメニティとして置いてあった裁縫道具の中に入っていた糸通しを集めてみたら、その数9個。
みんな同じモノだと思っていたのに、なんと5種類もの顔があるではないか!
説明しやすくするためにネーミングしてみた。
上左 ブルータス :石膏デッサンに使うブルータスに似ている
上中 ガリバー :くるまのガリバーのマークだぁ
上右 モガ :モボ・モガ時代のモガのヘアスタイル?
下左 ヤンキー :こんな頭してるよね
下右 マルセリーノ:映画「汚れなき悪戯」の少年ってこんな感じだったような
ブルータスにはSILKの文字が、ガリバーとモガにはJAPANの文字が入っています。
ヤンキーとマルセリーノは海外ホテルのアメニティ。
一番多かったのがブルータスで、5つもありました。
彫の深いの、浅いのがありますが、生産の金型の違いですね。
糸通しの顔についてはいろいろな説があるようだ。
もともとイギリスやドイツから輸入したもので、輸入品に顔がついていたので日本製のものにも似た顔をつけるようになったとか、糸通しを発明した人の娘の顔とか、いずれにしても特定の有名人の顔ではないというのが通説のようだ。