6/28ポケット製作でヌケがありましたので追加しました。
複数の方から、大型のショッピングトートバッグの作り方を教えて
とのご要望をいただきましたので、レシピを作ってみました。
ショッピングバッグはできるだけ軽くしたいので裏はつけません。
が、内側の縫い代の始末を工夫することで、裏もきれいで
完成度の高い仕上がりになります。
できあがり寸法は、たて30cm×よこ50cm×マチ20cm。
レジかご一杯分くらい入るビッグサイズです。
このサイズのバッグにするには、
40cm×50cmの型紙を作っておくと便利。
左右1.5cmずつ、上に1cmの縫い代をとって、生地を裁断。
底のマチ部分は、10cm四方の正方形と対角線、写真の赤線部分を
チャコペーパーで印付けしておくと
後の作業が楽になります。
本体以外に必要なパーツは、
持ち手2枚 10cm×55cmくらい
持ち手芯2枚 2.5cm×55cm
見返し2枚 5cm×53cm
ポケットを付ける場合は、
ポケット台 20cm×44cm
ポケット 20cm×17cm
細かいパーツを先に作っておきましょう。
持ち手は表を外側にして半分に折り、
真ん中の線にあわせて芯を置き、
両側の縫い代を内側に折り、アイロンでおさえる。
端から1~2mmのところをぐるっと一周ミシンがけする。
次にポケットです。
上側を1cm裏に折り、アイロンでおさえる。
あれば3cm幅の接着芯を貼る。(なければ貼らなくてもOK)
口部分をミシンがけする。
底側は、ほつれないようにほつれ止めかジグザグミシンをかけ、
1cm内側に折りアイロンでおさえる。
ポケット台を半分に折り、
おもて側の真ん中の線にポケットの底を合わせ、
周囲3辺(赤線)をミシンがけする。
左右は仮止めとなるので、端から5mmのところを縫い、
底部は端から1~2mmのところを縫う。
中おもてに二つ折りし、
左右とも端から1cmの赤線のところをミシンがけする。
(黄色線は前段階の仮止め線)
おもてに返し、アイロンをかけておく。
写真に変なモアレがかかっていてスミマセン。
次に、持ち手と見返しをつけます。
生地のおもて側の、中心から左右に7cmずつの位置に
持ち手の端がくるように持ち手を置き(つまり持ち手と持ち手の間は14cm)、
端から5mmの赤線部分をミシンがけして仮どめする。
本体と見返しを中おもてに重ね、
端から1cmの赤線部分をミシンがけする。
縫い代はアイロンで割っておく。
外側をおもてにして二つ折りして、
左右の端から5mmの赤線部分をミシンがけする。
このあと、縫い代は袋とじするので、
余計なモニャモニャが出てこないように、縫い代を5mmに切り揃える。
縫い代はアイロンで割っておく。
裏返して、今度は端から1cmのところをミシンがけする。
これで縫い代が袋とじされます。
次にマチを作ります。
マチ部分をあらかじめ付けておいた対角線に従って三角に折り、
マチ線をミシンがけする。
あらかじめ10cmの正方形の印をつけておいたので楽にできるはずです。
ミシンがけしたら、縫い代を3cm残し、三角部分を切り落とす。
縫い代を1cm残るようにコの字型に切り取り、
三つ折りしてミシンがけする。
最後に口部分を仕上げていきます。
見返しを内側に折りミシンがけしますが、
このとき袋とじした左右の縫い代がかなり厚くなっているので、
余分な縫い代を切り落としておくとミシンがけがしやすくなります。
写真のように袋とじしたところにハサミを入れ
(本体側1cmくらいまでOK)、
縫い代を開いて、余分な縫い代を切り落とし、
縫い代を割るために、ミシン線1mm手前までハサミを入れ、
縫い代を開いてアイロンでおさえておきます。
本体の中心にポケット台の中心をあわせて置く。
見返しは端1cmを内側に折りアイロンでおさえ、
内側に倒して口をぐるっと一周ミシンがけする。
このとき、本体側が1mmくらい出るようにすると見栄えがよい。
見返しの下側もぐるっと一周ミシンがけして、完成です。
写真を見て気づいたんですが、持ち手のあき幅とポケットの幅をそろえると
なお美しいかもしれませんね。
マチが20cmもあるので、5個組のBOXティッシュも入りますよー。
あくまでも素人の私流の作り方です。
ミシンは職業用ではなく、家庭用ミシンを使っています。
「もっとこうした方がいいよ」というアドバイスがありましたら、
遠慮なくしてくださいね!