いつもながら連泊の出張から帰ってきたらその夜は爆睡で熟睡するパターン。仕事は最前線!心も気も緩められない知恵との勝負なのだ。歳には勝てないのだろう身体のあちこちに蓄積疲労が残るようになった。仕事から離れ何となく書棚を眺めていたらイソップ童話の「出来ない事を約束する男」という話しを見つけた。
「貧乏な男が病気になって苦しんでいた。医者は、「もう、治る見込みはない」と言っていた。そこで、男は神様に助けてもらおうとして、「わたくしを元気にして下さったら、百匹の獲物とその他のお供え物をたくさん差し上げますから、どうか治して下さい」と祈った。その時、すぐそばにいた神様はびっくりして、「いったいあんたはそんな事をするお金をどこで見つけてくるつもりなのか?」と訊ねた。すると男は、「何言っているんだ。おれは病気が治りさえすればいいんだ。神様がお供え物を取り立てに来るかどうかなんて、知った事じゃない。」と答えた。人間という生き物は果たすつもりのない約束を口先だけならいくらでも言う。こんなこと事を教えている話しらしい!?」(おしまい)
長年この仕事をやっているといろんな経営者が居る。窮状に際し有り得ないことだが成功報酬を提案してくるのだ。資金繰り診る限り指導料払う余裕もなし、されど手を打たねば経営破たん?悩んだ挙句に嘆願に応じたが万端尽くすものの結局は手遅れだった。今となれば苦笑いの話しだが、追い詰められると「藁をも掴む」!誰もそうだろう。<追伸>忘れた頃に僅かだが報酬料が送られてきたのだった。